Windows VISTAがどの程度のPCで動作するのか実験してみた。
Microsoftのサイトによれば最低限の仕様は以下の通り。
CPU:800MHz以上の動作クロックのx86もしくはx64アーキテクチャのCPU
メモリ:512MB
HDD:15GB以上の空きのある20GB以上のHDD
グラフィックス:DirectX9対応でSVGA以上
光学ドライブ:CD-ROMドライブ
自宅にはこの条件ぎりぎりのノートPCがあったので、WindowsVISTA HomeBASICをインストールしてみた。
ところが、インストールメディアがDVD-ROMなので、CD-ROMドライブでは読み込みが出来ず、USB接続のコンボドライブを使おうとしてもBIOSがUSB接続のドライブからの起動をサポートしていないので、光学ドライブはDVD-ROMドライブに交換して実験した。
で、インストールしてみたわけだけど、結果を言えばインストールは出来た。
ただ、非常に時間がかかるようでインストール先のパーティションとかを指定した後は寝てしまった(見ていてもまるで進んでいないようだったので)。
朝になって確認したところインストール自体は完了しており、ユーザー名とかパスワードの入力等最後の手順を実行したが、その度にHDDにアクセスしていて反応が非常に鈍い。
Experience Indexの測定にも時間がかかり、まるでハングアップしたかのようだ。
残念ながらグラフィックチップがチップセット内蔵(Intel 815EM)なので、DirectX9に対応しておらず、しかもVISTAがドライバを持っていないみたいで画面の解像度がVGAから変更できず、狭い画面しか使えないので操作が大変。
これはドライバを探せば良いのかもしれないと思ったが、IntelのサイトではVISTA用のドライバが無く、Windows7は非対応であるとされている。
インストール出来たのはWindows Aero非搭載のHomeBASICだったからなのかな?
というわけでインストールは出来ても画面が狭く動作も非常に重いので、使い物にはならない。
もし画面の解像度を上げることが出来たとしてもCPUは非力だしメモリも少ないので実使用に耐えられないと思う。
やはりVISTAを使うにはかなりハイスペックなPCが必要だということだ。
もっとスペックの高いThinkPad T42(CPU:Pen-M 735、メモリ1.5GB)でもVISTAの動作は重く感じられるので、遥かにスペックの低いこのPCでVISTAを動作させるのは無理ってことか。