ATOM D510搭載のファンレスベアボーン

Shuttleからファンレスのベアボーン「XS35」が発売されるらしい。
CPUにはATOMのD510を採用し、チップセットはNM10で、ベアボーンと言ってもATOM採用でCPUは搭載済みなので、メモリとストレージを組み込みOSをインストールすればPCとして使用できる。
価格は19,000円前後か?
ストレージとして組み込み可能なのは2.5インチのHDDまたはSSDで、3.5インチHDDは組み込めない。
光学ドライブはスリムタイプの組み込みが可能なので、この点は2月に発売になったディラックの「DIR-3310W(B)/D510」よりも有利か。
メモリはDDR2-SDRAMのSODIMMが1枚のみ搭載可能で、ディラックのは2スロットあるのでそれに比べると劣ることになる。
まぁ2Gのモジュールを1枚組み込んでおけば用は足りるだろうから、あまり気にすることも無いかも。
#そもそも大量にメモリを必要とする処理をこのようなPCにさせること自体ちょっと無理かと。実際自宅で運用しているD510MOベースのPCは、2GのメモリでWindows7が充分動いている。
電源は40WのACアダプタで、ケース内には全くファンが無いためHDDではなくSSDを組み込めば回転部分が全く無いことになり、静粛性の高いPCとすることが出来る。
気になるサイズだが製品の写真を見る限り、スリムタイプ光学ドライブの外付けケースの奥行きを長くした程度の大きさで、大き目のルーターに見えないことも無いくらいの大きさだ。
ヒートシンクの形状からすると、ケース側面を放熱板として利用するようなので、設置時に側面を壁等につけてしまうと充分な冷却が出来ない可能性も考えられるので注意が必要だと思う。
このサイズと静粛性、更には無線LAN(11n)を搭載していてLANケーブルを引き回す必要が無いのを活かしてリビングに置くPCとするのも良いかもしれない。
残念ながら有線LANがGbit対応では無いので、大量のデータ転送を伴うファイルサーバー的な利用には向かないと思う。
反対にクライアントとしてWindows Media Playerを利用して他のPCからメディアファイルの配信を受けて再生するくらいなら出来るかもしれない(ただしあまり解像度の高い(1280×720等)動画ファイルの再生は苦しいかと)。
あとは所謂「ネットとメール」を主な用途とするPCにするのが適しているか?どちらにしてもいろんなことをするメイン機的な用途には向かないだろう。

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