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D510+次世代ION搭載のファンレス自作キット登場

7/28の記事「ATOM D510搭載のファンレスベアボーン」で取り上げた、Shuttle 超薄型ベアボーン XS35
の新型が発売された。
「XS35GT」がそれで、本モデルは新たに次世代IONを搭載してグラフィック性能を高めているのが前モデルとの違いとなる(VRAMはDDR3 512MB搭載)。
基本的な仕様はXS35と同じだが、ION搭載によりディスプレイ出力用にHDMI端子が追加され、著作権保護に対応したと思われる。
完全ファンレスの冷却機構や超小型の筐体は前モデルと同様で、電源がACアダプタという点も同じ。
D510+NM10の弱点とも言えるグラフィック性能の低さを次世代IONで補完するというこの製品は、前モデルのXS35に対して不満を感じていたユーザーにとって福音と言える製品だと思う。
個人的にはHDMI端子の装備が嬉しいな、アナログVGAではBlu-rayビデオを本来の画質で再生出来ないが、HDMIポートからなら本来の画質での出力が可能だし、ION搭載で再生パワーにも不足は無いと思う。
うーん、ちょっと欲しくなってきたなぁ。
残念ながらION搭載により価格が少々高くなってしまったけど、これは仕方の無いところだなー。

#現在は両モデルとも在庫無しで取り扱い無し。

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ATOM搭載小型ファンレスベアボーンが店頭に並んだらしい。

7/28の記事「ATOM D510搭載のファンレスベアボーン」で取り上げたShuttleの超薄型ベアボーン「XS35」がようやく秋葉原の店頭に並んだとの事。
amazonでの通販はあったようだが、今回ようやく店頭に並んだらしい。
先の記事でも書いたが、とにかく小さくて静かなのでCPUパワーやGPUパワーを必要としないことであれば、いろいろな使い途があると思う。
病院(診察室やナースセンター)とかで使用する端末としても良いかも。

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今度は完全ファンレスのCore i5搭載PCが発売

モバイルCore i5搭載のベアボーンキットとして以前「モバイルCore i5搭載の小型省電力ベアボーン」「Aopen XC Mini MP57-D(J)/i5-520M」を紹介したことがある(XC Mini MP57-D(CPU非搭載のベアシステムのみ)もある)。
#両製品とも2011/12現在では品切れで扱い無しとなっている。
このベアボーンは内部に冷却ファンを装備していたが、今度は同じモバイルCore i5を搭載しながらも完全ファンレスのPCが発売になった。
発売されたのはオリオスペックのブランド製品である「DT654-Mobile Core i5 Fanless Silent」(以降「DT654」と表記)
モバイル用とはいえCPUのTDPが35Wなので冷却が気になるところだが、マザー(iBASE MI953F)上のCPUソケットとチップセット上には大きなアルミ製の冷却ヘッドが載っており、それから2本のヒートパイプがケース側面に延びていてケース側面から放熱すると同時に、冷却ヘッドの上面がケースの天板に接触する構造でケースの天板からも放熱する仕組みとなっている。
そのためケース天板と側面はまるでヒートシンクのフィンのように成型されていて、まるで巨大なヒートシンクのようにも見える(実際にヒートシンクだが)。
電源は90WのACアダプタ、搭載ストレージも標準構成ではSSD(Intel X25-V 40GB)なので、完全な0スピンドル構成となっている(光学ドライブは搭載不可でUSB接続の外付けのみ)。
価格は標準構成(CPU:Core i5-520M、メモリ:DDR3 1066 SO-DIMM 1GB×2、OS無し)で149,100円(税込み)となっている。
CPUやメモリ、ストレージ(SSDのみだが無しも選択可)等のカスタマイズやOSのプリインストール(Windows7の32bit版のみ)も可能なので、静かでしかも高性能なPCが欲しい人には良い選択肢になるのでは(ちょっと高いけど)?
さらに1本だけではあるがPCIスロット(なんとマザーの裏面に配置)もあるので、オプションでサウンドカード(ONKYOやAUDIOTRAK PRODIGY HD2 ADVANCE等)が選択できるのは、静音PCである「DT654」の特徴を活かしていると言える。
完全ファンレスと言うと7/28の記事「ATOM D510搭載のファンレスベアボーン」で紹介した「Shuttle 超薄型ベアボーン XS35」(2011/12現在は品切れで扱い無し)もあるが、性能は段違いに「DT654」のほうが高いから高負荷をかけるような処理(ゲーム等)には向いているんだろうな(値段も文字通り桁違いだけど「DT654」はメモリやSSDを搭載済み)。

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ATOM D510搭載のファンレスベアボーン

Shuttleからファンレスのベアボーン「XS35」が発売されるらしい。
CPUにはATOMのD510を採用し、チップセットはNM10で、ベアボーンと言ってもATOM採用でCPUは搭載済みなので、メモリとストレージを組み込みOSをインストールすればPCとして使用できる。
価格は19,000円前後か?
ストレージとして組み込み可能なのは2.5インチのHDDまたはSSDで、3.5インチHDDは組み込めない。
光学ドライブはスリムタイプの組み込みが可能なので、この点は2月に発売になったディラックの「DIR-3310W(B)/D510」よりも有利か。
メモリはDDR2-SDRAMのSODIMMが1枚のみ搭載可能で、ディラックのは2スロットあるのでそれに比べると劣ることになる。
まぁ2Gのモジュールを1枚組み込んでおけば用は足りるだろうから、あまり気にすることも無いかも。
#そもそも大量にメモリを必要とする処理をこのようなPCにさせること自体ちょっと無理かと。実際自宅で運用しているD510MOベースのPCは、2GのメモリでWindows7が充分動いている。
電源は40WのACアダプタで、ケース内には全くファンが無いためHDDではなくSSDを組み込めば回転部分が全く無いことになり、静粛性の高いPCとすることが出来る。
気になるサイズだが製品の写真を見る限り、スリムタイプ光学ドライブの外付けケースの奥行きを長くした程度の大きさで、大き目のルーターに見えないことも無いくらいの大きさだ。
ヒートシンクの形状からすると、ケース側面を放熱板として利用するようなので、設置時に側面を壁等につけてしまうと充分な冷却が出来ない可能性も考えられるので注意が必要だと思う。
このサイズと静粛性、更には無線LAN(11n)を搭載していてLANケーブルを引き回す必要が無いのを活かしてリビングに置くPCとするのも良いかもしれない。
残念ながら有線LANがGbit対応では無いので、大量のデータ転送を伴うファイルサーバー的な利用には向かないと思う。
反対にクライアントとしてWindows Media Playerを利用して他のPCからメディアファイルの配信を受けて再生するくらいなら出来るかもしれない(ただしあまり解像度の高い(1280×720等)動画ファイルの再生は苦しいかと)。
あとは所謂「ネットとメール」を主な用途とするPCにするのが適しているか?どちらにしてもいろんなことをするメイン機的な用途には向かないだろう。

※現在はamazonでも販売中


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