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新型の高性能版ATOM搭載のマザーが出た・・・けど(汗)

Inlelの省電力CPU「ATOM」の新型を搭載したmini-ITXマザーが発売になった。
注目のCPUは「ATOM C2750」というCPUで、8コア8スレッドで動作クロックは2.4GHz(ターボブースト時2.6GHz)で最大TDPは20W。
Intelの発表によると従来のサーバー向けATOMである「Atom S1260」と比較した場合性能は1.4~1.9倍に上がり、電力効率は最大で10倍にも達するとのこと。
対応メモリはDDR3、DDR3LでECCにも対応し最大容量は64GB(デュアルチャネル対応)。
今回発売になったマザーは「A1SAi-2750F」でメーカーは・・・Super Micro、、、
メーカーから判るとおりサーバー用のマザーで実売価格は56,980円と高価。
前述の通りフォームファクタはmini-ITXでファンレス構成となっている。
メモリスロットは4本装備で最大容量は32GB、対応メモリモジュールはDDR3-1600 SODIMM(ECC)となっている。
サーバー向けらしくGbE LANポートが4つ装備されストレージ用にSATA3ポートが2つとSATA2ポートが4つ用意されている。
拡張スロットはPCIe x8スロットが1本となっている。

省電力低発熱のATOMは少し前までデスクトップ向けのD510(2コア4スレッド、TDP13W)を搭載したマザー(IntelのD510MO)を使っていて、ファンレス構成による静かさと消費電力の少なさは気に入っていたんだけど、パフォーマンスが低かったのが難点だった。
今回この新製品の概略を見て「お!?」と思ったんだけど、サーバー向けで高価なのがネックだなぁ、、、
デスクトップ向けの高性能ATOMとそれを搭載したファンレス構成のmini-ITXマザーが出ないかなぁ?

製品情報
http://www.supermicro.com/products/motherboard/Atom/X10/A1SAi-2750F.cfm(Super Micro)

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新型ATOM?

新型で高性能なATOMを搭載したタブレットがASUSから登場したというので詳細を見てみた。
気になったのはタブレットそのものより搭載された省電力CPUであるATOMのほう。
調べてみると搭載されているATOMは(Intelの分類上)タブレットやスマートフォン向けの「Bay Trail-T」である「Atom Z3740(1.33GHz動作4コア)」。
ATOMとしては初めて命令実行の順序を入れ替えて実行するアウトオブオーダー方式を採用し、従来よりはるかに高い性能とIntelは謳っている。
早速ベンチマークをとった記事を見ると従来のATOMよりずっと高性能とのことだが、デスクトップ用ATOMでは無いので私の選択肢からは外さざるを得ない。
今後同じような仕様のデスクトップ用ATOMとそれを搭載したMini-ITXマザーが出たらD510MOの入れ替え用として考えてみることにしよう。

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ATOM D2700搭載ながら64bit版OSに対応したベアボーンが出た

Intelの省電力プロセッサであるATOMシリーズ中でデスクトップ(ネットトップ)向けのD2700は64bit版OSに非対応であるが、この程64bit版OSに対応したベアボーンキットが発売になった。
Shuttle スリム型ベアボーン XS35GS V3
B007V0DLZS
※2013/02/08時点では売り切れで入荷予定なし。
上の商品がそれで本日(2012/05/28)時点での価格は二万二千円前後となっている。
既に5/18にメーカーの日本法人から発表はされていて、1週間後の5/25に発売との予告がされていた。

元々D2700が64bitOSに非対応なのは内蔵グラフィックスのドライバをIntelが提供しないためなので、この製品はCPU内蔵のグラフィックを使わないで済むようにAMDの「Mobility Radeon HD 7410M」を搭載し、D2700搭載製品としては初めて正式にWindows7の64bit版対応となっている。
グラフィックを内蔵ではなく「Mobility Radeon HD 7410M」に変更することで描画性能が大きく向上している点や、電源をACアダプタ(40W)で供給することによる低消費電力・静音性がこの製品の売りだ。
チップセットがNM10なのでストレージ用インターフェースはSATA(3Gbps)が2つである点や、対応メモリがDDR3-1066のSODIMM(2スロットで最大容量4GB)である点も他の製品と同様。
内蔵可能なストレージは2.5インチのHDDorSSDが1本とスリムタイプの光学ドライブが1本で、SSDを搭載すれば実稼動時の可動部分が皆無となるため無音PCの構築が可能となる。

いやぁ、この製品に採用されているマザーだけ別売りしてくれないかなぁ?

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32nmATOMのD2700搭載のMini-ITXマザーがIntelから

1/23の記事「IntelからATOM D2700搭載のマザーは発表されているんだが・・・・・・」で紹介しているATOM D2700搭載のMini-ITXマザーがようやく日本で発売になったようだ。
製品の詳細は
「D2700DC」:http://www.intel.com/content/www/us/en/motherboards/desktop-motherboards/desktop-board-d2700dc.html
「D2700MUD」:http://www.intel.com/content/www/us/en/motherboards/desktop-motherboards/desktop-board-d2700mud.html
にそれぞれ載っている(英語)。
両製品の違いを大雑把に書くと「D2700MUD」のほうはレガシーポート(パラレル、PS/2、シリアル(ピンヘッダのみ))を持つ反面ディスプレイ出力はアナログVGAとDVI-Dのみで、「D2700DC」のほうはレガシーポートが無くディスプレイ出力がDVI-DとHDMIになっている点。

気になる64bitOSへの対応だが、今日(3/8)時点ではLANやオーディオ、AHCIのドライバは提供されているがCPU内蔵のグラフィックのドライバが無い。
やはり64bitOSへの対応は見送られるのだろうか?
なお、以前は無かったWindowsXP用のグラフィックのドライバは提供されている(但し32bit版のみ)。

秋葉原での実売価格は両製品とも7千円前後となっていて、「D2700MUD」のほうが200円程度安くなっているようだ。

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ノート用ATOMを搭載したMini-ITXマザーがまたまた登場

Intelのノート用ATOMプロセッサ「Intel Atom Processor N2800」を搭載したMini-ITXマザーが本家のIntelから登場した。
搭載されているCPUはノート用のATOM N2800で製造プロセスは32nmでTDPは6.5Wという低さ。
同ファミリーには下位のN2600もありこちらのTDPは僅か3.5W。
動作クロックはN2600の1.6GHzに対し少し上の1.86GHzで、内蔵するGPUコアの動作クロックもN2600の400MHzから640MHzと高速化されている上、N2600が2GBだった最大メモリ容量も4GBになっている点が異なる。
その他デュアルコアである点やハイパースレッディング対応であること、L2キャッシュ容量が1MBである点はN2600と同じ。

今回発売になったIntel純正のマザーボード「DN2800MT」はこのN2800を搭載したMini-ITXマザーで、CPUファンの無いファンレスモデル。
チップセットはNM10ExpressでメモリはDDR3-1066/800 MHzのSO-DIMMに対応(シングルチャネルで最大4GB)。
細かい仕様はメーカーサイト
http://www.intel.com/content/www/us/en/motherboards/desktop-motherboards/desktop-board-dn2800mt.html
に出ている(英語)。

このマザーも最近のATOMを搭載した他のマザーと同様に64bitOSには非対応のようなので、そこのところは注意が必要だ。
私もこの点で購入意欲が湧かないなぁ。

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32nm版Atomを搭載したIntel純正マザーが発売

32nm版Atomとしては既に「D2700」を搭載したマザーが一部のメーカー(ASRock等)から発売になっているが、本家のIntelから下位モデルの「D2500」を搭載したMini-ITXマザーボード「D2500HN」が発売になった(筈)。

「D2500」は上位の「D2700」と同様に32nmで製造されていて、動作クロックが1.86GHz(D2700は2.13GHz)、キャッシュ容量は「D2700」と同じ1MBで、コア数は「D2700」と同じ2だがHT非対応の為にスレッド数は半分の2となるのが大きな違いとなる。
グラフィックスコアのクロックも「D2700」の640MHzから400MHzに低下している。

TDPは「D2700」と同じ10Wでファンレス動作が可能なので今回発売になった「D2500HN」もファンレス構成となっている。
気になる価格は5,980円程度とアナウンスされているので、他社から出ている「D2700」搭載のマザーと比較すると非常に安価で、1昨年発売になった「D510MO」よりも低い値付けとなっている。
安価な分(と言うわけではなかろうが)構成もシンプルで画面出力はアナログVGAのみだったり、USBポートが2.0のみ(リアパネル4ポート、マザー上のピンヘッダが4ポート分)だったり、SATAポートが2つのみだったり(これらはチップセットであるNM10の仕様通り)するが、PCIスロットが1本あるので必要ならそこにSATA I/FカードやUSB3.0カードを増設すれば良いかと。
拡張スロットはPCIのほかにPCI Express Mini Cardスロットも用意されているし、そこにライザーカードを取り付けるという手もある。
対応メモリはDDR3-1066のSO-DIMMで最大容量は4GBとなっている(2GBの2枚構成となるがシングルチャネル動作限定)。

この「D2500HN」(というかCPU内蔵のグラフィックスが)は現時点で「D2700」と同様にWindows7の32bitのみが対応OSとされているのでメモリを4GB積んでも全部は使えないことになる。

このマザーを使えば静音動作が可能なPCを組めるのでWindowsHomeServerでもインストールして家庭内メディアサーバーとして使いたいところではあるが、それは出来ないことになる(WHSは64bit版のみとなるため)。
#グラフィックをOSの標準ドライバで済ませばWHSのインストール自体は可能なのかも?

ということはこのマザーを使うとすれば安価で静かなクライアントPC向けということになるが、3D性能は期待できないのでWEBブラウズやメールの送受信程度の軽い作業向けか?。
それでも「D510MO」よりは性能が上だろうから、DVD再生も問題無くこなせると思うがBlu-rayの再生には無理がある(そもそもHDCPには非対応。IntelのラインアップにはDVI-Iポートを持つ「D2500CC」もある。)。

うーん、64bit対応だったら自宅の「D510MO」をこれに替えても良いんだけどなぁ(現在はWindows7HomePremiumの64bit版で運用中なのでOSの流用が出来ない)。

値段は上がるけど上位の「D2700」を搭載し、しかもUSB3.0ポートもある
ASRock Atom D2700搭載 Mini-ITXマザーボード AD2700B-ITX
B0071J6RUU
のほうが用途が広いかな?
どちらにしてもIntelが64bit版のドライバを提供してくれないと乗り換え難いなぁ、、、、、、、

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TDP3.5Wのモバイル用CPUを載せたマザーが登場

JetwayからファンレスMini-ITXマザー「NF9C-2600」が発売された。
CPUオンボードのマザーで搭載されているのはTDPが僅か3.5Wの「Intel ATOM N2600」(以降N2600)で、動作クロックは1.6GHzでL2キャッシュ容量は1MB。
このCPUは製造プロセスが32nmでMobile向けとされている製品。
32nmで製造されているATOMとしてはD2700(動作クロック2.13GHz)とD2500(同1.86GHz)があるが、こちらはデスクトップ用としての位置付けでTDPは共に10Wとなっている。
N2600はTDPが3.5Wと低いがデュアルコアでハイパースレッディングも有効なので計4スレッドの実行が可能(この辺りはクロックも含めD510と同じだ)。
命令セットは64ビットなのだが、最大メモリ容量が2GBと少ないので64ビットOSを入れる意味は無く、先に発表されているN2700と同様に64ビット版のドライバの提供は無いのではないかな?

今回発売になった「NF9C-2600」はボード上に冷却用のファンが一切無いファンレスモデルで、電源もACアダプタに対応しているので、電源ファンも無い構成とすることが可能(というか24ピン電源コネクタが無いのでATXorSFX電源には非対応)。
メモリソケットはDDR3-SODIMM用1本で、拡張スロットはPCIとMini-PCIeが1本ずつ。
変わったところではストレージ用にCFast card socketが1つ装備されている。
その他のストレージ用としてはSATAポートが合計で3ポート(内2つはSATAIII (6Gb/s)に対応とのこと)。
USBポートは2.0/1.1対応ポートがリアパネルに3つとマザー上にピンヘッダが4ポート分用意されていて、USB3.0ポートは無し。

省電力&静音PC用として魅力的な製品だが実売価格が15,800円とATOM+NM10マザーとしては少々高めなのがネックかなぁ?

メーカーサイトを見る限りCPUが上位モデルのN2800になっている製品もありそうだ(メモリソケットが2本になっている)。
N2800は動作クロックが1.86GHzとなり、最大メモリ容量も4GBとなっている(TDPは6.5W)ので、こちらのほうが使い勝手は良さそう。
Windows7の32ビット版のみが対応OSとなっているが、それでもメモリは多いほうが良いのでN2800搭載モデルも是非発売してもらいたいところだ。

メーカーサイト:「http://www.jetway.com.tw/jp/ipcboard_view.asp?productid=936&proname=NF9C-2600」
ショップ(オリオスペック)サイト:「http://www.oliospec.com/item_detail/itemCode,JETWAY-NF9C-2600/」

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インストールすら出来ないとは

昨日の記事で書いたD2700搭載の小型マザーボードではWindows 7の64bit版はインストール出来なかったらしい。
秋葉原のショップで試みたところインストール途中でエラーが発生してインストールが完了しないとのことだ。
昨日の記事にはグラフィックドライバの関係と書いたけど、どうもそれだけでは無くもっと根本的な問題がありそうだ。
最大メモリ容量が4GBなので32bit版で使うのが良いのかも?

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ATOM D2700搭載の安価なマザー

IntelのATOMの新型であるD2700を搭載したマザーがAsRockから発売され、札幌のショップにも入荷したらしい。
入荷した製品は
ASRock Atom D2700搭載 Mini-ITXマザーボード AD2700-ITX
B0071J5TDQ
とその廉価版の
ASRock Atom D2700搭載 Mini-ITXマザーボード AD2700B-ITX
B0071J6RUU
で、両者の違いはディスプレイ出力端子の構成とサウンドデバイス。
上の「AD2700-ITX」のディスプレイ出力はアナログVGAとDVI-DとHDMIだが、下の「AD2700B-ITX」ではアナログVGAのみとなる。
サウンドデバイスも「AD2700-ITX」では「8ch HDオーディオ(Realtek RTL892)※THX TruStudio対応」となっているが、「AD2700B-ITX」では「6ch HDオーディオ(VIA VT1705)」と差別化が図られている。
その他の仕様はほぼ同一と思われ、SATAは3Gbps対応ポートが2つ(チップセット内蔵)、USB3.0が2つ(リアパネル)、USB2.0が6つ(リア2つフロント4つ)となっている。
そんなに高価ではないがUSB3.0ポートがあるのは嬉しいかも(Intel純正のD2700DC/MUDには非搭載)。

不思議なことに1/20時点では先に書いた「ピノー Sizka Folium Type-D」と同様に対応OSがWindos 7の32bit版のみとなっている。
やはりD2700にはなにか事情があるのだろうか?内蔵のグラフィック周りのドライバ関係の問題なのかな?
と思ってIntelのサイトでドライバを探すとその通りで、64bit版のグラフィックスドライバが見当たらない。
チップセットのドライバも出てこなかったがNM10のドライバを探すと出てきた(実際に私は同じNM10搭載のD510MOで64bit版を使っている)。
つまり64bit版のドライバのリリースがされればWindows 7の64ビット版でもこのマザーが使えるようになると考えられるので、そのリリースまで待つのもありかな?

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え?64bitOSには非対応??

先日当ブログで紹介した省電力PCキットの「ピノー Sizka Folium Type-D」が64bitOSに対応していないとのことだ。
「AKIBA PC Hotline!」の記事にそう書かれていたのでメーカーサイトを見ると、たしかに対応OSのところには「Windows 7(32bit)/Windows 8/Linux」となっていてWindows 7のところにはわざわざ32bitと書いてある。
64bitOSにも対応していればわざわざ32bitとは書かないだろうから、やはり64bitOSには非対応と言うことらしい・・・・・・
それにしてもCPU(ATOM D2700)は命令セットが64bitなのに何故64bitOSが使えないのかが不思議だ。
CPU以外の部分で非対応の部分があるのだろうか?
自宅で使っているD510MOベースのPCがWindows 7の64bit版が動作しているので少なくともチップセットであるNM10が対応しているのは確か。
ということはその他の部分ということになりそうだけど、一体どの部分なのだろうか?
それとも搭載デバイスのドライバを32bit版しか提供できずそのために非対応なのだろうか?
うーん、謎だ・・・・・・

ピノー Sizka Folium Type-D 〔AtomD2700搭載ファンレス小型PC〕 PNPC-STD2700-PNR1
B006ZR39GY

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