More from: ファンレス

Core M搭載で4K出力可能な小型ベアボーン発売

ECSから小型PC「LIVA Core 4G」が発売になった。
搭載されるCPUは「Core M-5Y10c」(Skylake)で、通常時800Mhz・ターボ時2.0Ghz動作、TDP4.5Wの省電力CPU。
内蔵GPUは「インテルHD Graphics 5300」で、ベンチ結果を見る限り3Dゲームにはあまり向かないみたいだが、2Dメインの使用であれば特に支障は無さそう。
この低TDPプロセッサーを搭載することでファンレス構造を実現しており、内蔵ストレージもM2 2242/2280のSSDなので”無音”PCを作ることが出来る。
今までもこのような無音PCはあったけど、この製品はHDMIポートを二つ備えていてデュアルディスプレイ出力が可能なのと、タイトルにも書いたように3,840×2,160の所謂4K出力も可能な点が新しい。
価格は5万円台半ばと少々高いけど、小型静音PCで大画面出力を楽しみたい人には良さそうだ。
Elitegroup Computer Systems LIVA PC Windowsベース Core M搭載の高性能小型ベアボーンPC ECS LIVA Core 4G
B016B6BBR2

←クリックしてくれると嬉しいです。

クァッドコアのBay Trail Celeronを搭載したファンレスマザー

GIGABYTEからクァッドコアのBay Trail Celeron(J1900)を搭載したmini-ITXマザー「GA-J1900N-D3V」が発売されたとのこと。
デュアルコアのBay Trail Celeron(J1800)を搭載したマザーは過去に同じGIGABYTEから発売されている。
GIGABYTE マザーボード Intel Bay Trail Celeron J1800搭載 Mini ITX GA-J1800N-D2H
B00I39OWHC

今回発売になったのはその上位版とも言うべき製品で、CPUは4コア4スレッドのCeleron J1900(通常時2GHz、MAX Turbo時2.42GHz動作)を搭載した製品。
動作クロックはJ1800のほうが通常時2.41GHz、MAX Turbo時2.58GHzと高いが、やはり4コアのほうが処理的になにかと有利なので、出来ればこちらをチョイスしたい。
TDPはどちらのCPUも10Wと低く、そのためマザー自体にはファンが搭載されないファンレス仕様となっている。
4コア版J1900を搭載する「GA-J1900N-D3V」の実売価格は1万2千円前後とのこと。
この価格なら自宅のD510MOで組んだPCの入れ替え用に考えても良いかな。
対応メモリがDDR3/DDR3LのSODIMM(最大8GB)と言うことなのでメモリも買い換えなくてはならないのがちょっとネックだけど、とりあえず余っている1GBモジュール2本を挿すという手もあるなぁ。

←クリックしてくれると嬉しいです。

FUSION搭載の超小型ファンレスPCが登場

CPU(APU)に組み込み用のFUSIONを搭載した超小型のPCが登場した。
CompuLabの「fit-PC3」がそれで、AMD G-T40N(1GHz動作)を搭載した「Basic」と、AMD G-T56N(1.65GHz動作)を搭載した「Pro」の2種類。
どちらのCPUもデュアルコアでTDPはG-T40Nが9WでG-T56Nのほうは18Wとどちらも低い。
両モデルの違いはCPUの違いによる消費電力(8W-17Wまたは9W-24W)と内蔵GPU(Radeon HD 6290またはRadeon HD 6320)で、GPUの違いでディスプレイ出力に若干の違いがある。
ディスプレイ出力はBasicがHDMI1.3aなのに対し、ProのほうはHDMI1.4aとなっている他、DisplayPortもBasicは1920×1200までなのに対しProは2560×1600までの対応となっている。
見た目もBasicは滑らかな表面の筐体に収まっているが、Proは表面に溝のある筐体となっていて、サイズもProのほうが少々大きい(それでも19cmx16cmx4cmと超小型)。

その他のインターフェース等はほぼ同一で、USB3.0が2ポート(リア)、USB2.0が6ポート(リア2、フロント4)、オーディオは7.1ch、有線LANがGbit対応ポートが1、無線LANが802.11b/g/n対応のカードがPCI Express Mini Cardスロットに装着されている。
電源はACアダプタ供給で、対応電圧は10-16Vとなっている。

搭載できるストレージはSATAの2.5インチHDD(orSSD)が1本だが、eSATAポートが2つあるので、外付けケースに入れたHDDをeSATAポートに接続して使うことも出来る。

過去に同社から発売されたATOM搭載の同シリーズPCに比べるとGPU内蔵のFUSIONを搭載している分グラフィック性能ではアドバンテージがあると思われ、SSDを搭載すれば無音PCとなるのでかなり魅力的だと思う。
気になる価格は5万円台半ば(Basic)から6万円前後(Pro)となっていて、ちょっと高いのがネックかなぁ?

販売代理店(イーテック)による製品紹介ページ

写真を見るとフロントにはUSB2.0ポートが4つあるのみなので、大き目のUSBハブに見えないことも無いし、昔のモデムに似ている感じもするな(笑)。

←クリックしてくれると嬉しいです。

ファンレスの500W電源ユニットが出た

SilverStoneからファンレスでは最大出力となる500Wの電源ユニット「ST50NF」が発売になった。
しかも単なる500W電源と言うわけではなく、きちんと80 PLUS Bronzeの認証を受けている製品だ。
日本での販売は代理店であるマスタードシードが行うことになっていて、既にショップの店頭や通販(アマゾン等)も始まっている。
代理店であるマスタードシードによると室温45度でも最大出力が可能という高信頼性を謳っているとのこと。
まぁ室温45度なら人間の方が先に参ってしまうだろうな(笑)。

このユニットを使えば騒音の元となるファンを減らすことが出来て少しは静音化が可能だろうけど、実売価格が22,980円と少々高価なのが痛いところだ。
あと、ケース内の排気を電源ファンに頼っている構成だと別途ケースファンを追加する必要があるので、結局ファンを減らすことは出来ないなぁ(汗)。

製品ページ:http://www.silverstonetek.com/product.php?pid=308&area=

SilverStone PC電源ユニット SST-ST50NF
B005F3SYMS

←クリックしてくれると嬉しいです。

Fusion搭載でファンレスのMini-ITXマザーがASUSから出た

AMDの「Fusion」を搭載したファンレスマザーがASUSから発売になった。
先月も同じASUSからファンレスマザーは出ているが、そちらはMicro-ATXだった。
今回発売になったのはMini-ITXの「E35M1-I DELUXE」で、実はファンレスのMini-ITXマザーはこの製品が初となる。
ASUSTek AMD Zacate APU搭載 Mini-ITXマザーボード E35M1-I DELUXE
B004N3B4M8
写真を見ると巨大なヒートシンクが装着されており、マザー全体の半分近くを覆っているようにも見える。
基本的にはファンレスだけど、マザー上にはCPUファン用のコネクタが用意されていて、ここにファンを接続すればファンの制御が可能との事。
他の仕様は他社から発売されているものとそう違いは無く、過不足無しといったところか。
ディスプレイ出力はDVI-IとHDMIが用意され、アナログ出力は付いていない。
メモリはDDR3 DIMMスロットが2本で、拡張スロットはPCI-e16レーン(4レーン動作)1本のみ。

ATOMと比べるとTDPが高い(ATOM D525:13W,E-350:18W)ので、ヒートシンクが巨大になるのも仕方が無いのかなぁ?
なんにせよファンレスマザーが出たことで選択肢がさらに広がったと言えると思う。

←クリックしてくれると嬉しいです。

ATOM搭載小型ファンレスベアボーンが店頭に並んだらしい。

7/28の記事「ATOM D510搭載のファンレスベアボーン」で取り上げたShuttleの超薄型ベアボーン「XS35」がようやく秋葉原の店頭に並んだとの事。
amazonでの通販はあったようだが、今回ようやく店頭に並んだらしい。
先の記事でも書いたが、とにかく小さくて静かなのでCPUパワーやGPUパワーを必要としないことであれば、いろいろな使い途があると思う。
病院(診察室やナースセンター)とかで使用する端末としても良いかも。

←クリックしてくれると嬉しいです。

ATOM D510搭載のファンレスベアボーン

Shuttleからファンレスのベアボーン「XS35」が発売されるらしい。
CPUにはATOMのD510を採用し、チップセットはNM10で、ベアボーンと言ってもATOM採用でCPUは搭載済みなので、メモリとストレージを組み込みOSをインストールすればPCとして使用できる。
価格は19,000円前後か?
ストレージとして組み込み可能なのは2.5インチのHDDまたはSSDで、3.5インチHDDは組み込めない。
光学ドライブはスリムタイプの組み込みが可能なので、この点は2月に発売になったディラックの「DIR-3310W(B)/D510」よりも有利か。
メモリはDDR2-SDRAMのSODIMMが1枚のみ搭載可能で、ディラックのは2スロットあるのでそれに比べると劣ることになる。
まぁ2Gのモジュールを1枚組み込んでおけば用は足りるだろうから、あまり気にすることも無いかも。
#そもそも大量にメモリを必要とする処理をこのようなPCにさせること自体ちょっと無理かと。実際自宅で運用しているD510MOベースのPCは、2GのメモリでWindows7が充分動いている。
電源は40WのACアダプタで、ケース内には全くファンが無いためHDDではなくSSDを組み込めば回転部分が全く無いことになり、静粛性の高いPCとすることが出来る。
気になるサイズだが製品の写真を見る限り、スリムタイプ光学ドライブの外付けケースの奥行きを長くした程度の大きさで、大き目のルーターに見えないことも無いくらいの大きさだ。
ヒートシンクの形状からすると、ケース側面を放熱板として利用するようなので、設置時に側面を壁等につけてしまうと充分な冷却が出来ない可能性も考えられるので注意が必要だと思う。
このサイズと静粛性、更には無線LAN(11n)を搭載していてLANケーブルを引き回す必要が無いのを活かしてリビングに置くPCとするのも良いかもしれない。
残念ながら有線LANがGbit対応では無いので、大量のデータ転送を伴うファイルサーバー的な利用には向かないと思う。
反対にクライアントとしてWindows Media Playerを利用して他のPCからメディアファイルの配信を受けて再生するくらいなら出来るかもしれない(ただしあまり解像度の高い(1280×720等)動画ファイルの再生は苦しいかと)。
あとは所謂「ネットとメール」を主な用途とするPCにするのが適しているか?どちらにしてもいろんなことをするメイン機的な用途には向かないだろう。

※現在はamazonでも販売中


←クリックしてくれると嬉しいです。

そろそろ半年

IntelのマザーIntel BOX D510MOと小さいケース(サイズ SCY-402-ITX-BK)で省電力PCを組んでから半年が経った。
電源も途中でACアダプタタイプに交換してあり、PC内には一切ファンが無い構成になっているので、CPUやHDDから出た熱は自然な対流でケース外に出すしかないが、この半年の間ほぼ休み無しに稼動させていても、今のところトラブルらしいトラブルは発生していない。
組んだのが冬なので屋外の気温は低かったが、室内は暖房で暖かくなっていた状態でも熱的には問題が無かった。
これから暑くなり、冬よりも室温は高くなるのでどうなるか少々心配ではあるが、マザーよりもどちらかと言えばHDDのほうが心配。
HDDは縦置きにしているケースの最上部という放熱には有利な場所にあり、実際にケースの天板の温度は結構高くなるが、SSDに載せ替えればそんな心配も不要になるのかな?

←クリックしてくれると嬉しいです。

やはり新製品に関する関心は高いらしい

先日GIGABYTEの「GA-D510UD」に関する記事を書いたところ、そのページへのアクセスが一番多くなっている。
不思議なのは最初に書いた記事ではなく、その後に書いた電源コネクタについての記事へのアクセスが多いこと。
どうも検索エンジンでそちらの記事のほうが上位になってるかららしいけど、どうして上位に来ているのだろう?

先々月IntelのD510MOに関しての記事をいくつか書いたが、その時もアクセスが非常に多くなった。
やはり新製品に対する関心は高いのだなぁと実感。
ちなみにD510MOで組んだPCはファンレスの状態で24時間稼動を続けているが、今のところ(外付けHDDを除けば)目立った障害も無く動いている。

←クリックしてくれると嬉しいです。