先だってイギリスで飛行中のセスナ172のパイロットが体調を崩し、乗っていた操縦経験の”殆ど”無い乗客が操縦して無事着陸させるということがあった。
なんでもインストラクターが管制塔から指示を出して着陸させたとのことだが、よほど的確な指示を出して操縦者もきちんとその指示に従えたのだろう。
この時乗っていたのは二人だけ(機体自体の定員は4人)なので、否が応でも操縦しなければ墜落することになるので、それこそ必死だったであろうことが想像できる。
それにしても全く操縦経験が無いわけではなく、”殆ど無い”ということは”少しはあった”ということで、操縦に必要な基礎知識は持っていたということなんだろうな。
旅客機であれば機長と副操縦士の二人乗務が普通なのでどちらかにトラブルがあってももう一人が操縦できるが、もしなんらかのアクシデントで二人とも操縦不能になった場合にはどうするんだろう?
航空パニック映画の元祖とも言われる「エアポート」シリーズ(「大空港」「エアポート’75」「エアポート’77」「エアポート’80」)の中には似たようなシチュエーションを描いた「エアポート’75」(エクソシストのリンダ・ブレアも出演)もあるが、本当に起こったらどうなるんだろう?
まさか客室乗務員が
「お客様の中にパイロットの方はいらっしゃいませんか?」
とでも言って探すんだろうか?
もしそうなったら操縦者不在を知った乗客はパニックになるだろうなぁ(爆)。
そう言えばエリア88でも除隊した真がパリで女子学生たちと乗った遊覧飛行機のパイロットが突然心停止で操縦できなくなり、代わってシャルル・ド・ゴール空港に着陸させるというエピソードがあったのを思い出した(汗)。
セスナ172ってこんな機体。
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