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土星の”環”が消失

昔から環のある惑星として特異な星と思われていた土星。
近年になって木星や天王星にも環があることが発見されているが、小型の天体望遠鏡でも観測できるのは幅の広い環である土星の環だけだ。
ところが、その環が今日3/24に”消失”することになっている。
と言っても本当に無くなってしまうわけでは無く、地球からは観測できなくなるだけ。
これは土星の環の厚みが数百メートル程度と非常に薄く、しかも傾いているため周期的(公転周期のおよそ半分の約15年毎)に地球から見て真横となるために起こる現象だ。
地球と土星の間は現在およそ15億Kmも離れているため、この非常に薄い環を観測するのは不可能なので消えたように見えることになる。
明日以降は段々と見た目の厚さが増加するものの、太陽光は地球から見て環の裏側を照らし地球からは裏側しか見えないのでやはり環が消えたように見える。
この現象は5/7まで続くが、その5/7には太陽から見て土星の環が真横を向くために反射光が非常に弱くなりやはり環は見えない。
その後は段々と厚みを増すように見えるようになるが、1年少々の間は環が非常に細く見える状態が続くことになる。

こういう記事を書いていると天体望遠鏡が欲しくなるよなぁ(汗)。

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スターリンクトレイン?

昨日の18:33頃に札幌で空を見ていた。
火星やカストル・ポルックスとベテルギウスが見えている中で、気付くと光る線が見えていた。
あれ?と思ってよく見ると、光の線では無く多数の光点が連なって動いていた。
火星の南側から東に向かって動いていた光る点の行列はおそらく「スターリンクトレイン」ではないかと思う。
慌てて手元にあったコンデジを取り出して空に向けたが撮影は出来なかった。
これまでネット記事等では見たことはあったけれど、実際にこの眼で見たのは初めて。
ちょっと異様な光景だったなぁ(汗)。

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「2024 YR4」の衝突確率がほぼ0に

NASAとESAは小惑星「2024 YR4」が2032年に地球に衝突する確率がほぼ0%になったと発表した。
NASAによると0.0017%、ESAの推計では0.002%ということで、地球に衝突する可能性はほぼ無くなり、トリノスケールも最低の0となった。
先だっては3.1%まで上がっていたので質の悪いマスゴミ達は不安を煽る記事を発表していたが、今後はどう報道する(無視する?)のだろうね(笑)。

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小惑星「2024 YR4」の衝突確率が大幅に低下

先日から一部で報道されている小惑星「2024 YR4」が2032年に地球に衝突する”かもしれない”というニュース。
マス”ゴミ”は危機感を煽るような報道をしているが、そんなものに躍らされるわけにはいかない(笑)。
一時は衝突確率が3.1%まで上がり、トリノスケール(小惑星が地球に衝突する確率や被害の規模を11段階で示す指標)も一時は3となっていたが、その後の観測で2/21の時点では確率は1/10以下の0.28%まで低下しトリノスケールも1に修正されている。
次回の地球接近はまだ先の話だが、その前に木星に接近するので、その際にどれくらい軌道が変わるのかでその後の予測も変化する筈。
NASA等は今後も観測して随時予測を発表するので、冷静に見て行く必要があるな。

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米民間企業の月着陸船が月周回軌道投入に成功

米Firefly Aerospace社は同社の月着陸機「Blue Ghost」を月周回軌道の投入成功したと発表した。
2/8に地球周回軌道から月遷移軌道への投入に成功した後に4分間の噴射を行ない月周回軌道に入ったとのことで、現在は楕円軌道で月を周回している。
この後は着陸に備え軌道を真円に近づけていき、3/2に着陸の予定となっている。

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晴れたな

先ほども書いたが、札幌市内中心部では雪は小康状態・・・というか、南側の空は晴れてしまった。
空を見ると西には明るく光る金星が、南には木星が、東の方には赤っぽく光る火星が見えている。
18時半頃には木星の少し下を西から東に通過していく光点(ISSかな?)も見えた。
日中の激しい雪を思うと嘘みたいだな(汗)。

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”Hakuto-R”ミッション2は今日打ち上げ予定

日本の民間企業初の月面軟着陸を目指す”Hakuto-R”ミッション2は今日打ち上げの予定。
打ち上げはアメリカのスペースX社のファルコン9を使い日本時間の今日15:11。
ミッション1では目標地点への降下の最終段階で通信が途絶し失敗とされたが、その原因と考えられるソフトウェアの更新を行う等の対策を施された着陸機が難関に挑むことになる。
燃料を節約するために一度月を大きく離れる低エネルギー遷移軌道を取り、着陸は五月末から六月初めとなる見通し。

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「アトラス彗星」が明るくなる・・・とはいえ・・・

つい昨日近日点を通過した「アトラス彗星(C/2024 G3)」が日没後の西の空で明るくなると予想されている。
昨年話題になり私も撮影に成功した「紫金山アトラス彗星(C/2023 A3)」とは全く関係ないが、同じアトラスプロジェクトで発見された彗星。
これから明るくなると言っても、見えるのが日没後の西の超低空ということなので、観測するのはかなり難しそうだなぁ・・・

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今週末に火星が地球に接近

今度の日曜日1/12に地球と火星がおよそ2年2ヶ月ぶりに接近する。
今でも18時過ぎころから未明にかけて特徴的な赤色に光る火星を見ることが出来る。
今回の最接近時の距離はおよそ9600万Kmで前々回の接近時に比べると3800万Km近くも遠く、前回に比べても1500万Kmほど遠い。
それでも明るさはマイナス1.4等級と全天で最も明るい恒星であるシリウス並みの明るさ。
年末頃でも既に明るく見えていたので、最接近の時にはもう少し明るく見えそう。
ただ、この時季の札幌は天気が悪いことが多いので、当日は曇らないと良いなぁ・・・

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