More from: 天体

ベテルギウスの変光が止まった?

オリオン座の一等星ベテルギウス(向かって左の肩の星)が2020年の2月に1.6等級まで暗くなり話題になった。
もともと400日周期で0.0等級から1.3等級の間で変光する変光星ではあるが、ここまで暗くなるのは珍しく当時は超新星爆発の前触れではないか?なんていう話も出ていたほど。
後にこの大減光は大量の塵を放出し、その塵で本体の光が遮られたのではないかという説が出ている。
その後は200日周期で変光をくりかえしつつ明るくなってきており、一時は0.2等級まで明るくなったものの、観測不能な期間(6-8月)以降は0.5等級ほどで安定しているとのこと。
これが何を意味しているのか、またその理由は何かは判っていないので、今後の光度変化に注目かな。
今朝5過ぎにオリオン座を観た時は0.2等級のリゲルに比べて結構暗かったように見えたな。

←クリックしてくれると嬉しいです。

←クリックしてくれると嬉しいです。

11/14に天王星がおひつじ座で衝

日没後の東の空で明るく光っている木星は11/3に衝を迎えたばかり。
さらに11/14には太陽系で外側から2番目を公転する天王星がおひつじ座で衝となる。
明るさは約6等級で札幌のような空が明るいところでは眼視はまず無理だけど、昨年の11/9の皆既月食&天王星食の時は写真には写ったので撮影は可能。
今度の衝の際は月は無いので木星とプレアデス星団(すばる)を目印に探すことになりそうだな。

←クリックしてくれると嬉しいです。

←クリックしてくれると嬉しいです。

小惑星「Dinkinesh(ディンキネシュ)」は二重小惑星だった

NASAが打ち上げた小惑星探査機「Lucy」が日本時間の一昨日(11/2)未明に最初の探査目標である「Dinkinesh(ディンキネシュ)」をフライバイし、その際に撮影した画像が公開された。
何とビックリ!小惑星「Dinkinesh(ディンキネシュ)」は衛星を持つ二重小惑星だった。
観測スタッフは最接近の前から「Dinkinesh(ディンキネシュ)」の明るさが定期的に変わることからある程度は予想していたということだが、これは実際に接近して観測しないと判らないことだよなぁ・・・
「Lucy」からのデータを全て受信するのはもう少しかかるとのことなので、細かいことはそれらのデータを解析してから別途発表されることだろう。

←クリックしてくれると嬉しいです。

NASAの小惑星探査機「Lucy」が最初の探査目標をフライバイ・・・の筈

NASAが一昨年打ち上げた小惑星探査機「Lucy」が日本時間の今日(11/2)未明に最初の探査目標である小惑星「Dinkinesh(ディンキネシュ)に接近する予定だった。
まだ発表を見ていないのではっきりしたことは書けないが、NASAのことだから無事にフライバイしたのだろう。
今回のフライバイでは観測機器類の動作確認も行う予定なので、その結果も併せて発表されることだろう。
どんなものが発表されるか楽しみだ。

←クリックしてくれると嬉しいです。

板垣さんが続け様に超新星を発見

山形県の板垣 公一さんが先日に続いて昨夜(UTC 2023-10-31 19:04:49.000、JST 2023-11-01 04:04:49.000)超新星を発見した。
今度はりゅう座の銀河NGC4346で発見時の等級は16.0等級。
2023wcと名付けられ、Ⅱ型超新星とのこと。
板垣さんの超新星発見は今年4個目で通算174個目。

←クリックしてくれると嬉しいです。

板垣さんが超新星を発見、今年3個目

山形県の天文家である板垣公一さんが10/26日にきりん座の銀河UGC 3717で超新星2023vvlを発見した。
発見時の光度は16.5等級。

板垣さんの超新星発見は今年3個目で通算173個目。
発見後の中国・雲南天文台での分光観測ではII型超新星(太陽の8倍から40-50倍ほどの質量を持つ恒星が重力崩壊を起こし爆縮して、その反動で爆発するタイプの超新星)とのこと。

←クリックしてくれると嬉しいです。

間もなく木星が衝

太陽系の惑星で最も大きく、今は日の入り後に東の空に昇ってきて明るく光っている木星が11/2に衝を迎える。
今朝の記事にも書いたようにかなり明るく光っているので肉眼でも見つけやすい。
衝になると一晩中空に見えることになり、望遠レンズではガリレオ衛星の姿も写すことが出来る。
ただし、まだ月が近くにあって離れる数日後までは他の星は見ずらいな。

←クリックしてくれると嬉しいです。

今夜は恒星食

今夜(10/25)の21時前頃から22時過ぎ頃にかけて月がみずがめ座ψ1星を隠す恒星食が起きる。
食の始まりと終わりの時刻は各地で異なり、札幌では食の始まり(潜入)が21:20頃、終わり(出現)が22:21頃となっている。
那覇ではそれぞれ20:43と21:41、東京では21:18と22:07となっている。
みずがめ座ψ1星の光度が4.2等級と月のほうが圧倒的に明るいので、肉眼での観測は非常に困難。
望遠鏡か無ければ双眼鏡があれば比較的観やすいかも。
カメラで撮るにしても出現時は明るさの差が大きいので、潜入時を狙うほうが撮影しやすいのではないのかな?

←クリックしてくれると嬉しいです。