先だって函館港に「E2系新幹線車両」が陸揚げされたとの報道があった。
その時は運んだ理由についてJR北海道は”お答えできない”と答えたと報道されていたが、陸揚げ時の所有者である鉄道・運輸機構(JRTT)によると青函トンネル(前後の明かり区間を含む約82Km)区間での高速走行試験のためとのことだ。
現在は最高速度がトンネル区間(約52Km)は160Km/h、前後の”明かり区間”は140Kmに制限されているが、これは貨物列車とのすれ違い時に悪影響を与えないため。
過去には貨物列車の運行が減る特定の期間(春の大型連休やお盆時期)にトンネル区間を260Km/hで走行する試験を営業車両(H5系、E5系)を用いて行ってきた。
今後は前後の区間も含めて他の区間と同じ260Km/hでの営業運転を目指すため、先ずは今年度から前後の区間も含めて他の区間と同じ260Km/hでの走行試験を行うため走行試験用の車両とシステム改修を行うことになる。
そのためにJR東日本が所有していた「E2系」の内、東北上越新幹線向けの中の一編成(200系復刻カラーなので新潟新幹線車両センターに回送されていたJ66編成と思われる)10両の譲渡を受け新潟から函館まで船で運んだとのこと。
青函トンネルとその前後の区間を260Km/hで走行出来れば所要時間が現在よりも最大で14分短縮になるというので、ぜひ実現して欲しいな。
現場サイドは営業用車両を試験に使うと点検のスケジュール調整等が面倒になるので出来れば使いたくないのだろうな。
特にJR北海道所有のH5系は地震で1編成が廃車となって3編成しか無いのだから、営業用車両を試験に回す余裕は無い。
元々最高速度が260Km/hの区間だから最高速度が275Km/hのE2系で十分でわざわざ新規にH5系もしくはE5系を増備する必要は無いということなのだろう。
起動加速度が少々異なる(E2:1.6Km/h/s、H5:1.71Km/h/s)が、営業運転に充てるわけでは無いので大きな問題は無いのだろう。
