先週末のニュースの中で
「国土交通省は、立ち乗り電動二輪車セグウェイなどの「移動支援ロボット」を公道で走らせる実験を今年7月にも全国で実施すると発表。」
というのがあった。
セグウェイはその発表当時は話題になったが、日本では公道での走行が認められなかったのでほとんど普及しておらず、イベント会場等の私有地内でデモンストレーションや体験会が行われている程度。
一部地域（構造改革特区の認定を受けたつくば市等）では実証試験を行っていたが、特に大きな問題は発生していないという結果を受け、特区認定が無くても利用が行えるようにするとのことだ。

と、ここまで読むと公道走行が解禁されるように思えるが、実はそんなに簡単には乗ることが出来ないようになるようだ。
まず車両として公道で走行するため
・幅７０センチ以内、最高時速１０キロ以下など
という条件があり、これを満たせば小型特殊自動車か原動機付き自転車として認定されるとのこと。
これが本当なら市町村に登録してナンバープレートの交付を受ける必要があり、運転には当然ながら小型特殊か原付の運転免許の所持が必要となる。
まぁここまでは良いとしてもだ、次の条件は結構ハードルが高い。
その条件とは、
・通行は道路幅が３メートル以上の歩道などに限り、地元の警察署で道路使用許可を受ける。
・危険防止のため誘導員の配置も必要。
の二つ。
この二つの条件は実証実験を行っていたつくば市等で課せられていた条件で、これを全国でも適用するとのこと。
つまり自分で好きなところに行くために使用することは出来ず、個人での使用には殆ど使えないと言うことだ。
せいぜい観光地等で決められたルートを回るとか、メーカーが多様な道路条件で試験を行うといったような用途に限られることになりそうだ。

この時期としては異常なほど暖かくなったこの週末と今日だけど、道北の旭川でも桜が開花した。
これは平年よりも8日も早く、4月に開花宣言が出るのは2008年の4/23以来7年ぶり。
先に開花した函館と札幌では開花から3-4日で満開となっているので、旭川も（昨日開花宣言の出た帯広も）週末までには満開となる可能性が高い。
こりゃ大型連休後半の休みには花見が出来るところは少なくなってしまうかも？

今日は北海道の十勝地方で気温が上がり、帯広では最高気温が30.6度と4月としては観測史上2回目の真夏日となった。
同時にこれは1892年の観測開始以来2番目に高い気温となる。
他にも同じ十勝地方の大津では道内で最も高い31.9度、釧路地方の中徹別（ナカテツベツ）では31.0度をそれぞれ記録し、どちらも4月としては観測史上最高で初めての真夏日となった。
今日の最高気温のランキングで上位10地点の内6地点が北海道となり、福島県が3地点、兵庫県が1地点となっている。

札幌でも気温が上がり、昼過ぎには最高気温24.6度を記録した。
夏日にはならなかったけど、これは4月としては観測史上9番目に高い記録となり、平年を10.4度も上回っていて7月中旬並みの気温。
一気に三か月も季節が進んだ感じで、今日から薄着にしたにもかかわらず外を歩いていると汗ばんでくるほどだった。

明日は気温は下がる見込みだけど、それでも予想最高気温が20度で平年よりはかなり高い状態。
その後も今週末までは軒並み20度前後と6月上旬並みの気温になる見込み。
暖かいの良いけど、急に気温が上がったら体調を崩してしまいそうだな（汗）。