ホンダと日産が経営統合に向けた協議を正式に打ち切ると発表した。
これにより両社の合併を含む経営改革は水泡に帰した。
ホンダ側が日産を子会社化する案も含めて複数の案を提示したものの、日産側がこれに反発したのが原因と言われている。
そもそも経営不振の日産を救済するのが目的だったと言われているが、日産側が認めようとしなかったのだろう。
破談の噂が流れてからホンダの株価が上昇、日産の株価が下落したのがなにかを物語っている。
まぁそんなに単純な話では無いだろうけど、ホンダはお荷物を抱えなくて良くなったのでは?
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ホンダが日産を引き受ける?!
自動車メーカーのホンダが日産と経営統合するというニュースが駆け巡っている。
昔はトヨタに次いで国内2番手の大手メーカーだった日産だが、しばらく前に経営破綻寸前まで落ち込み、フランスのルノーの傘下に入りゴーン社長(当時)を受け入れてV字回復を果たしたものの、そのゴーンを追い出してからはまたしても売り上げが低迷している。
現在同社の登録車で最も売れているのがミニバンの「セレナ」で、次がコンパクトカーの「ノート」「ノートオーラ」(両車を合計すると「セレナ」を上回る)。
一時はミニバンでトップの売り上げを誇っていた「セレナ」も今ではトヨタの「ノア」に抜かれ(10月の販売台数は「ノア」が6,789台、「セレナ」は6,347台)、さらにはLサイズミニバンの「アルファード」(6,591台)にも抜かれる始末。
コンパクトカーでも「ノート」(4,245台)はトヨタの「ヤリス」(6,900台)の足元にも及ばない(「ノートオーラ」(3,373台)を加えると「ヤリス」を抜くが、「ヤリス」も「ヤリスクロス」(9,650台)を加えると圧倒的に多くなる)。
軽自動車では「ルークス」「デイズ」が売れていて、「ルークス」は「セレナ」よりも売れている(EVの「サクラ」も月間4桁売れている)が、こちらも他車の軽に比べるとかなり少ない。
その他の殆どは月間販売台数が1,000台に満たない(常に超えているのは「エクストレイル」くらい)。
特に利幅の大きい高級車は全くと言って良いほど売れておらず、利益につながっていない。
ところが販売店の数は多いので、そちらに出すインセンティブ等の費用は嵩んでしまっているようだ。
”e-Power”や”プロパイロット”を発表した頃は勢いがあったが、それも下火になりつつあるようで、新車開発に資金をかけても売れないようではおいそれと開発も出来ないのかも?
#新型の開発は止まっているわけではないようだけど、主力となる車が売れていない状況ではそれどころではないのだろう。
こんな日産をホンダが引き受けて(今回の統合は日産を潰さないためなので)大丈夫なのだろうか?
株式の51%を集めて持ち株会社に持たせることになるのだろうが、報道が出た今日の株式市場では日産株が高騰するのは必然で少なくとも今日はストップ高となる417円60銭から取引が始まっている。
日産の大株主には複数の海外の投資ファンドがいて、それらは株価が上がったところで売り抜けようとするだろうから、ホンダ(が作る持ち株会社)が買い取ろうとすると昨日まで(6,500億円強)よりも何割も多い資金が必要となる。
この騒動をいったんおさめて株価が戻るか、いっそのこと経営破綻したところでホンダが手を差し伸べるのが良いのでは?
インディカーがハイブリッドに
北米で最大のオープンホイールカーによるシリーズ「インディカー・シリーズ」は今季のRound 9「Honda Indy 200 at Mid-Ohio」から遂にハイブリッドパワーユニットを導入すると発表した。
これは2022年シーズンから導入予定だったが、新型コロナウィルス感染症の感染拡大とそれに伴うサプライチェーンの問題で3度に渡って延期されていたもの。
当初予定より2年半遅れとなったが、インディカーシリーズ・ホンダ・シボレーの協力でようやくレースに導入可能となった。
ホンダ・シボレー共にパワーユニットの出力はモーターの分の120馬力が加わり800馬力程度になるとか。
F1は2009年にハイブリッドシステムを導入(当時は任意、現在は義務化)していたが、インディカーでは初導入で全チームが一斉に導入する。
これでレースが今より面白くなるのかな?
HONDAが新型「フリード」を先行公開
HONDAが8年ぶりにフルモデルチェンジするコンパクトミニバン「フリード」をWEB上で先行公開した。
今モデルからは「AIR」「CROSSTAR」と明確に分けている。
2列シートモデル(旧「フリード+」)は「CROSSTAR」のみに設定され、「AIR」は6人乗りと7人乗り、「CROSSTAR」は2列シートの5人乗りと3列シートの6人乗りから選べる(7人乗りは設定されない)。
パワープラントはNAとe:HEVの2種なのは現行モデルと同じで両方とも2WD(FF)と4WDが設定される。
登録車としてはHONDAで一番の売れ筋モデル、次第モデルに昨年まで乗っていた私としては今回の新型も売れてくれる(旧型となる現行モデルの中古車の流通が増える)と良いな。
日本ではSUPER GT最終戦
BrazilではF1 GPのRound 21 São Paulo Grand Prixが始まっているが、日本でも今週末は大きなレースがある。
日本で最も人気のあるレースの一つ、SUPER GTが今週末に最終戦Rd.8が行われる。
舞台となるのは栃木県のモビリティリゾートもてぎで、HONDAのホームコースのようなこのコースではここのところNSX-GT勢が5連勝中。
タイトルの可能性がある16号車 ARTA MUGEN NSX-GTに期待かな。
ホンダ「プレリュード」復活?
ホンダがジャパンモビリティショー2023で「PRELUDE Concept」を世界初公開した。
ホンダ”プレリュード”というと、1978年11月に初代が発売されたモデル。
4年後の1982年11月にフルモデルチェンジした2代目がバブル経済にも乗って”デートカー”として大ヒット。
1987年4月に出た3代目はデザインはキープコンセプトながら新しく機械式の四輪操舵システム(4WS)を搭載して話題になるも2台目ほどはヒットしなかったがそれでも結構売れた。
そして路線転換を図りスポーティモデルとしてデザインもメカニズムも大きく変更されてエンジンが2.2Lになりワイドボディ化もあって3ナンバーとなった4代目が出たのが1991年9月。
このモデルは狙い通り(?)一部のスポーツモデルファンには受けたものの、それまでのデートカーの雰囲気が薄まったことで販売面では苦戦した。
そして1996年11月に発売された5代目があまり売れずに2001年で販売を終了しモデルチェンジも無く23年の歴史を閉じた。
私は初代から4代目までは乗ったことがあり(初代と3代目は他人に乗せて貰い、2代目と4代目は自己所有)、個人的には4代目が気に入っていて”プレリュード”という車名には思い入れが強い。
今回公開された「PRELUDE Concept」は電動車ということで、ホンダにとって電動化に向けての”前奏曲”になるモデルとなるのだろうか?
個人的にはNSXやS660の時のように「またこんな売れそうもない車を発表して・・・」と思ってしまうんだよなぁ(汗)。
”ホンダ”が色鉛筆を発売
自動車メーカー”ホンダ”が今日10/17からHondaウェルカムプラザ青山及びオンラインショップで色鉛筆の販売を開始する。
既に12色セットは販売されているが、今回は赤一色のみ!
この赤は”Honda Red”というホンダのコーポレートカラーに指定されている特別に決められた色。
1本120円、3本セットは350円ということで、私も欲しくなってきたよ(汗)。
ホンダが新型「N-BOX」を公開
ホンダがこの秋に発売予定の新型「N-BOX」を初公開した。
今モデルで三代目となるが見た目は大きくは変化しておらず、これまでキープコンセプトは長くても二代限りだったホンダとしては珍しいことだ。
流石にデザインコンセプトを変更したら売れなくなる(例:フィット)というのが身に染みて判ったのかな?(汗)
というか、サイズが限定されている軽自動車枠のスーパーハイトワゴンだと思い切って変えることの方が難しいかな?
HONDAが2026年からのF1復帰を発表
HONDAが2026年シーズンからのF1復帰を発表した。
2021年シーズンにRed Bullと組んで世界チャンピオンを獲得したが、その年限りで撤退(現在はHRC経由でサポート継続中)。
HONDAはパワーユニット(PU)に関するレギュレーションが大幅に変更になる2026年からのPUサプライヤー登録をしていたので復帰は噂にはなっていて、どのチームと組むのかが注目されていた。
ワークスのメルセデス/フェラーリ/アルピーヌ、手を組んでいたRed Bull(アルファタウリ含む)は2026年以降フォードと組むことを発表していたのでこれらのチームは除外。
残るは、マクラーレン/アストンマーチン/ハース/ウィリアムズ/アルファロメオの5チーム。
この中でマクラーレンとアストンマーチン(ジョーダン時代)は過去に組んでいたことがあり、可能性があるのはこの2チームかと言われていた。
ただしマクラーレンは前回の参戦時にPUのパフォーマンスを理由に半ば喧嘩別れのように契約を解除しているので可能性は低いと見られていた。
他の3チームに関しては接点が無く、それぞれフェラーリとメルセデスからPU(ギアボックス含む)の供給を受けていて、2026年以降もその関係が継続すると見られている。
残るはアストンマーチンということになるが、今日発表になったのはまさにそのアストンマーチンとのPU供給に関するワークス契約だった。
2026年シーズン開始まで2年半以上あるが、どんな結果をもたらしてくれるか今から楽しみだ。
”マクラーレン/ウィリアムズ・ホンダ”が復活か?
自動車レースのF1では2026年からパワーユニット(PU)の規格が一新される。
PU供給を担うサプライヤーは6つが登録済みで、その中には昨年一昨年とRedBullと組んでチャンピオンをとったホンダが名を連ねている。
ところがホンダがRedBullへのPU供給を行うのは2025年までで、RedBullは2026年からアメリカのFordと手を組むことが発表されている。
現時点で2026年以降ホンダのPUを採用するチームは無いが、ワークス(メルセデス、フェラーリ、アルピーヌ)以外のチーム(Fordを積むRedBull、AlphaTauriを除く)と手を組む可能性はある。
となると残る5チーム(アストンマーティン、アルファロメオ、ウィリアムズ、ハース、マクラーレン)の内、フェラーリとつながるアルファロメオおよびハース、市販車部門がメルセデスから出資を受けているアストンマーティンは可能性が低く、多少なりと可能性がも高いのはマクラーレンとウィリアムズとなる。
この2チームとも過去にホンダと手を組んでチャンピオンを獲得したことがあり、ホンダとしてもどちらかもしくは両方と契約出来れば良いことだろう。
往年の「マクラーレンホンダ」「ウィリアムズホンダ」が復活してくれると嬉しいね。