More from: 車

今度はダイハツが巻き返し

スズキが「アルトエコ」をマイナーチェンジして燃費を30.2Km/Lから33.0Km/Lまで引き上げたのはつい先日のような気がするが、今度はライバルのダイハツが8月にマイナーチェンジする「ミライース」の燃費が軽自動車最高となる33.4Km/Lとなる見込み。
JC08モードで初の「リッター30Km」を達成したミライースだが、後発のアルトエコ(発売当時30.2Km/L)に抜かれて黙っているとは思えず、近々に逆転するとは思っていたところにアルトエコが驚きの33.0Km/Lとしてきたが、さらにその上を行くとは流石だ。

今回の燃費向上のためにアイドリングストップの動作速度を現状の7~9Km/hから11Km/hに上げエンジンが停止する時間を長くしたり、エンジン内部のタイミングチェーンの形状を見直してチェーンガイドとの接触面積を減らす(=抵抗の軽減)とかの改良を積み重ねている。
それらの改良の中で面白いなと思ったのが空力関係の改良で、サスをローダウン化して車高を10mm下げているということ。
一般的にサスのローダウン化はコーナーリング性能を上げるため(もしくは単なるファッションのため)に行われるが、今回のローダウン化は車体下への空気の流入量を減らして空気抵抗が少なくなるようにするために行われている。

発売は8月の予定だそうだけど、この発表で現行モデルの売り上げに響かないかというのはいらぬ心配かな?(汗)

←クリックしてくれると嬉しいです。

フリードは来年か?

昨日(7/19)ホンダが新型フィットハイブリッドの燃費と写真を公開したが、同じホンダが発売しているミニバン「フリード」も発売から5年が経過し、来年辺りモデルチェンジが予想されている。
現行の「フリード」はエンジンをフィット(の1.5L)と共用していて、ハイブリッドシステムも基本的には同じ(エンジンは1.5LでCR-Zやインサイトエクスクルーシヴと同じ)。
「フリード」のエンジンがフィットと違って1.5Lなのは、300Kg以上も重たくなった車重のためで、1.3tを越える車体には1.3Lのエンジンでは不足と言うのが理由。
昨日発表された新型フィットハイブリッドはエンジンが1.5L(のアトキンソンサイクル)なので、このシステムをそのまま「フリードハイブリッド」に使えないだろうか?と思う。
もちろん全く同じと言うわけには行かずにセッティングの変更は必要だろうけど、それでも現行モデル(21.6Km/L)よりは大幅な燃費の向上が期待できる。
もしかするとミニバンとしては驚異的な30.0Km/L超えも可能かも?

非ハイブリッドのガソリン車も現行の16.0~16.6Km/Lから上がって20.0Km/L以上になってくると思われるが、どこまで伸ばしてくるのかな?(新型フィットの1.3Lガソリン車はガソリン車国内最高の28Km/L程度との予想もあるし、1.5Lでも24Km/L程度と噂されている)。

←クリックしてくれると嬉しいです。

ホンダ、「フィットハイブリッド」の燃費を発表

ホンダは今日7/19に9月に発表予定の新型「フィットハイブリッド」の燃費を発表した。
それによると「フィットハイブリッド」の燃費(JC08モード)は現時点で国内最高のアクア(35.4Km/L)を1Km/L上回る36.4Km/Lとのこと。
現行モデルの「フィットハイブリッド」(26.4Km/L)と比較するとなんと10Km/Lも向上することになる。
これだけ大幅に燃費を向上させることが出来たのは、ハイブリッドシステムを現行モデルのIMAから「SPORT HYBRID Intelligent Dual Clutch Drive(i-DCD)」へと変更し、IMAでは不可能だったモーターのみでの走行を可能にしたことをはじめとする各種改良の結果といえよう。
「i-DCD」はモーターを変速機である7速DCDに内蔵し、IMAでは直結だったエンジンとの間にクラッチを挟むことにより、1モータながらエンジンとモーターを切り離しての走行が可能になっている。

また今回の発表と同時に外観写真も発表になっていて、見たところ雑誌等でスクープされていたデザインとほぼ同じように見受けられ、現行よりもシャープになったような印象がある。
気になる価格等は未発表。

以下はホンダによるリリース
——-引用開始——
Hondaは、今年9月に発表・発売予定の新型「フィット ハイブリッド」において、36.4km/L(JC08モード)という国内最高の低燃費を達成しました。

新型フィット ハイブリッドは、小型車に最適な1モーターの軽量コンパクトなハイブリッドシステム「SPORT HYBRID Intelligent Dual Clutch Drive(i-DCD、スポーツ・ハイブリッド・インテリジェント・デュアル・クラッチ・ドライブ)」を初めて搭載し、1モーターでありながらエンジンとモーターを切り離して走ることでモーターのみのEV走行を実現しました。
SPORT HYBRID i-DCDは、「楽しさ」と「低燃費」を高次元で両立させた新世代パワートレイン技術「EARTH DREAMS TECHNOLOGY(アース・ドリームス・テクノロジー)」の一つです。

新開発エンジンには、直列4気筒1.5Lの燃費に優れたアトキンソンサイクル(高膨張比サイクル)を採用し、高出力モーター内蔵の7速DCTとリチウムイオンバッテリーを内蔵したIPU(インテリジェントパワーユニット)を組み合わせました。さらに、電力回生効率を高める電動サーボブレーキシステムと、エンジン負荷を低減するフル電動コンプレッサーなどを採用し、従来のIMAハイブリッドシステムに比べ、35%以上の燃費性能向上を達成しました。

SPORT HYBRID i-DCDは、走行状況に応じて、エンジンとモーターを接続・切断することで、モーターのみの「EVドライブ」、エンジンとモーターの「ハイブリッドドライブ」、エンジンのみの「エンジンドライブ」という3つの走行モードを自動的に選択します。

ハイブリッドモデルとして国内トップの燃費性能に加え、従来モデルを超える力強い加速Gと、リズミカルで伸びのある加速感により、FUNな走りを実現しました。
——-引用終了——

正直、この時期に発表するとはちょっと驚いたな。

←クリックしてくれると嬉しいです。

「ワゴンR」だけでは無かった

スズキは7/17に登録車「スイフト」のマイナーチェンジを発表した。
今回のマイナーチェンジでは現行の「K12B」エンジンをベースに新開発したエンジン「デュアルジェットエンジン(各気筒にインジェクターを2本配置)」や軽自動車で採用している「エネチャージ」「エコクール」「13Km/hで作動するアイドリングストップ」を採用した新グレード(グレード名に「DJE」が付与される)を追加した。
この新グレードの内FFのCVT車のJC08モード燃費は1.2L以上のガソリン車としては最高の26.4Km/Lとなる(登録車中では三菱の「ミラージュ」(1L)が27.2Km/Lで最高)。
この26.4Km/Lはホンダの「フィットハイブリッド」と同じ値で、スズキはハイブリッドのような飛び道具を使わずにこの数字を達成してきたことになる。
軽自動車だけでなく登録車でも燃費競争のトップに躍り出たスズキに対し、ホンダは今年秋(9月が有力)に投入する新型フィットで対抗することになるが、果たして燃費で上回ってくることが出来るのか?
ますます新型フィットの発表が楽しみになってきたな。

ちなみに「DJE」の付かないFFのCVT車の燃費は20.6Km/Lで、「XG-DJEグレード」(FF、CVTモデル)の税込み価格139万7550円に対し、「XGグレード」は127万9950円となっていて価格差は11万6000円(価格は税込み)。
実燃費をカタログデータの80%と仮定して計算すると、走行1万キロ当たりで必要なガソリンは「XGグレード」が約607L、「XG-DJEグレード」が約474Lで、ガソリン価格を1L当たり150円とすると、1万キロ当たりのガソリン代は「XGグレード」が約9万1千円、「XG-DJEグレード」が約7万1千円と1万キロで約2万円の差が出る。
さらに「XG-DJEグレード」はエコカー減税が100%(免税)で「XGグレード」は50%なので、購入時の負担が「XG-DJEグレード」で0円で「XGグレード」が3万4,900円となる。
また翌年度の自動車税の軽減が「XG-DJEグレード」が50%なのに対し、「XGグレード」は25%なので税額は1万7,500円対2万6千円で8,500円違う。
これらの減税額の違いで購入時の価格差(11万6千円)は単純計算で7万2,600円にまで縮まる(実際の自動車取得税額はオプション等で異なってくるのでこの通りでは無い)。
ということは4万キロ弱で元が取れる計算になるが、実際にはアイドリングストップ搭載の「XG-DJEグレード」は交換用バッテリの価格も高くなると思われるので、4万キロ程度では元は取れないかもしれないが、それでも結構魅力的な価格設定ではないだろうか?
ここまで価格差が小さいとなると、スイフトは今後DJE付きのグレードを中心に売れることになるのかな?

←クリックしてくれると嬉しいです。

「ワゴンR」がマイナーチェンジで燃費アップ

スズキのハイトワゴン「ワゴンR」がマイナーチェンジして燃費がアップした。
今日7/16発表になった「ワゴンR」はエンジン内部の摩擦抵抗や車体の空気抵抗の軽減等で燃費アップを図り、NAのFF車(CVT)でJC08モードの燃費が30.0Km/Lを達成し、同クラスでのトップの座を奪った。
先月発表&発売(ついでに発売前にリコールを発表)した日産の「デイズ」及び三菱の「EKワゴン」の29.2Km/Lがこのクラスでのトップだったが、今回の「ワゴンR」はこの数値を0.8Km/L上回った。
ターボ車も27.0Km/LとなりCVT全車でエコカー免税対象となったのは販売上大きな意味があると思う。

「ワゴンR」が30.0Km/Lを達成したので今年の秋に出るといわれているホンダの「ライフ」後継車は厳しくなったかな?

それにしても軽自動車の燃費競争はどこまで行くんだろう・・・・・・

←クリックしてくれると嬉しいです。

Lightningコネクタ対応のFMトランスミッター

バファローからiPhone5やiPod touch(第5世代)のライトニングコネクタに対応した車載用FMトランスミッターが発売になる。
発売になる製品は「BSFMIP03シリーズ」で「Apple認定済」とのことで安心して使えそうだ。
価格は5,166円(税込み)となっているが、同社の直販サイトでは3,980円となっている(出荷開始は8月中旬で、7/10現在では購入不可)。

現在はドックコネクタ用のトランスミッター(下記)にアップル純正の30ピン→ライトニングコネクタ変換アダプタを付けて使っていたけど、これだとケースに入れたまま使えないのでいちいちケースを外さなくてはならず不便だった。
ようやくライトニングコネクタ装備の製品が出てくれるとのことなので買い換えようかな?
iBUFFALO 【iPhone4S動作確認済】iPod&iPhone専用FMトランスミッタ充電ポート付ブラック BSFM06BK
B005O4XBKI
この製品は充電用のUSBポートがあるのでiPod touchを繋いでいても、もう一台スマホ等の充電も出来たので結構重宝している。
新製品にはUSBポートが無いみたいなので、ちょっと不便になるかな?

←クリックしてくれると嬉しいです。

ケータハムが「究極のセブン」を発表するとか

軽量スポーツカー「セブン」を生産販売しているイギリスの「ケータハム」は7/12-14に開催される「グッドウッド・フェスティバル」において「セブン620R」を出展すると発表した。
「セブン620R」は「セブン」シリーズ中で最強のパワー(310bph)を誇る2リッタースーパーチャージャー付きのフォードDuratec(デュラテック)ユニットを搭載したセブンの誕生40周年を記念するモデルとなり、従来の「スーパーライトR500」に代わるシリーズ最上級モデルとなる。
性能の公称値は0-60mph(96km/h)加速は2.8秒以下、最高速度は155mph(250km/h)。
R500が263bhpで0-60mph(96km/h)加速が2.88秒、最高速が148mph(239Km/h)なのでパワーは大幅にアップして加速も最高速度もアップしているということになる。

発売予定はイギリス本国で今年後半となり、価格は4万9995ポンド(約750万円)に設定されるとのこと。
日本ではR500(本国価格4万2495ポンドから。日本では766万5000円)をストリート仕様にすると846万5000円になるので、これを上回ることが予想される。

あの軽い車体(R500はトラック仕様で僅か506Kg)に310bhpものパワーだと抑え込むのが大変かも?

←クリックしてくれると嬉しいです。

カローラハイブリッドの予約受付

かつてのトヨタの主力車種であるカローラ(アクシオ、フィールダー)にハイブリッドが追加されることは以前から発表されているが、カローラ店では予約の受付が始まっているようだ。
発売は8/6の予定という見かたが濃厚で、価格はベースになるカローラから50万円程度上昇して200万弱程度からとなるらしい。
一部のディーラーでは発表前に予約したユーザーには10万円を値引く等の特典があるらしい(発表後は値引き無し)ので、購入を検討している人はディーラー選びの際に確認するのが良いかも。

ハイブリッドシステムはアクアと同じTHS IIで排気量は1.5L。
気になる燃費はモデルやグレードにもよるだろうが、ディーラーのチラシにはJC08モードで33.0Km/Lとプリウス(32.4Km/L)を上回る数字が記載されている。
車重の関係でアクアには及ばないが、車内の広さや積載量がガソリン車と同程度確保されている(その代わりガソリンタンク容量が減っているらしい)ので、この点はアクアより魅力的かと。
こうなると荷物を積むことを考えている人はプリウスαからカローラフィールダーに行ってしまい、結果的にプリウスシリーズの販売台数にかなり影響が出るような気がするなぁ。

←クリックしてくれると嬉しいです。

スズキの「キザシ」の覆面パトカー

通常の月には一桁の台数しか売れていないスズキの「キザシ」が今年の2月及び3月に大量に売れた。
購入したのは警察庁で各地の警察用の覆面パトカーとして採用されたとのこと。
滅多に見かけない車なので見かけたら覆面パトカーを疑ったほうが良いかも。
標準でフロントの下部グリル左右に装備されているフォグランプが無くて二人乗車ならほぼ間違いなく覆面パトカーだと思われる・・・・・・

先だって見かけたのもそうだったのかなぁ?

←クリックしてくれると嬉しいです。

「シボレーコルヴェット(コーヴェット)」が60周年だそうで

アメリカのゼネラルモータース(GM)の1ブランドである(になってしまった)シボレーが発表したところによると、同ブランドで製造/販売しているスポーツカー「コルヴェット」が6/30で60周年を迎えたとのこと。
単一車種名の車がこれほど長く作られるのはアメリカでも珍しいのではないのかな?

初代のコルヴェットは3.8Lで出力150psの直6エンジンで、ミッションは2速ATということで「スポーツカー」では無かったらしいが、1955年には190psのV8エンジンとマニュアルミッションを搭載するモデルが出ている。
現在は6代目のC6型が生産/販売されているが、60年で6代ということは平均して1モデル10年という比較的長いスパンでモデルが切り替わっていることになる。

日本で最も長命の車名はトヨタの「クラウン」で、最初のモデルが発表されたのが1955年なので今年で58年ということになる。
当初エンジンは出力48psの1.5Lだったので、ここだけ見ても当時の日米の技術力の違いは大きかったと言える。

それにしても60年かぁ、「継続は力なり」というけど、たいしたもんだよなぁ。

←クリックしてくれると嬉しいです。