大谷が遂に大台に乗せた!

米メジャーリーグ、ロスアンゼルスエンゼルスの大谷翔平投手は敵地でのタイガース戦に1番投手で先発出場。
投げては八回を1失点に抑え、打っては八回に今季第40号の本塁打を放った。

大谷は八回に先頭打者として打席に立つと、初球ファールの次の2球目のど真ん中に来た89マイルのスライダーを完璧に捉え、打った瞬間に本塁打を確信。
打球は初速110.1マイルで飛距離およそ131mで右翼席に飛び込んだ。
大谷はこれで今季MLB全体を通じてトップで40本の大台に乗せ、チームの左打者としては以前も記事にした1982年のレジー・ジャクソンの39本を抜いて最多となった。

投げては八回を被安打6の1失点、8奪三振無四球と好投。
最終回は抑えのイグレシアスが3人で締めてエンゼルスが3-1で勝利。
大谷は7連勝で今季8勝目、イグレシアスが27セーブ目をあげている。

この試合で8イニングを投げたので、大谷の今季の投球回数が100回に達し、”トリプル3”(100イニング、100奪三振、100安打)を達成(大谷は100投球回、120奪三振、110安打)。
この記録は近代野球と呼ばれるようになった20世紀以降では初で、メジャーリーグで最後に記録されたのは1890年のこと。
ただし1890年時点では投球板(プレート)と本塁ベース間の距離が現在の18.44m(60フィート6インチ)よりも近い50フィートで、現在より投手有利の状況だった(18.44mになったのは1893年のこと)。
しかも現在では”四球”と言ってボール4つで出塁出来るが、4球になったのは1889年で、それ以前は5球(1887-8年)、7球(1896年)、6球(1884-5年)、7球(1882-3年)、8球(1880-1年)、9球(1879年)という様にルールが変更されている。
当然ながらボールが多くても良いということは三振を取りやすいということにもつながるので、この時代の記録と比較するのは適正とは言えない。
現在のルールでの”トリプル3”達成は大谷が初ということで良さそうだな。

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