米メジャーリーグ、ロスアンゼルスドジャースの大谷翔平投手が今日発表の「エドガー・マルティネス賞」に選ばれた。
年間で最も活躍した指名打者(DH)に贈られる賞で、大谷はエンゼルス時代の2021年から4年連続4回目の受賞で、ドジャースでは初受賞。
ドジャースの所属するナショナル・リーグでDH制が導入されたのは2年前の2022年(新型コロナウィルスの感染拡大対策として2020年に1年限りで導入も2021年には廃止)で、ナ・リーグの選手としては2020年のマーセル・オズナ(アトランタ・ブレーブス)に次ぐ二人目。
大谷の4年連続は”ビッグ・パピ”ことデヴィッド・オルティーズ(ボストン・レッドソックス)の5年連続(2003-2007)に次ぐ歴代2位、通算4度目の受賞はオルティーズの8回、賞の名前の由来となっているエドガー・マルティネスの5回に次ぐ歴代3位となった。
リーグをまたいでの2年連続はMLB史上初となる。
#別々のチームで2年連続はドン・ベイラー(1985-1986、レッドソックス->ニューヨーク・ヤンキース)、デーブ・パーカー(1989-1990、オークランド・アスレチックス->ミルウォーキー・ブリュワーズ)の2例がある。
「エドガー・マルティネス賞」はリーグ関係なしに1選手が選ばれるので現在は全30球団から選ばれるが、2019年以前と2021年はアメリカン・リーグの球団からしか選ばれておらず、受賞者を輩出したのはア・リーグのヒューストン・アストロズとタンパベイ・レイズを除く13球団と1990年のブリュワーズ(当時はア・リーグ所属)、前述のオズナが所属するブレーブスと今回のドジャースで合計16球団。
最多受賞のチームはオルティーズが所属していたレッドソックス(11回)、2番目はマルティネスのいたマリナーズ(7回)で、以下カンザスシティ・ロイヤルズ(5回)、シカゴ・ホワイトソックス(4回)と続き、それ以外の12球団は大谷個人の回数よりも少ない(エンゼルスは3回で全て大谷が受賞)。
大谷はこれで先日の「シルバースラッガー賞」に続く受賞となった。