トヨタが全世界で600万台以上のリコールを実施へ

トヨタの発表によると、ステアリングコラムやワイヤーハーネス、座席レール等に不具合があり世界総計で600万台以上、最終的には約639万台にのぼるリコールを行う。
対象となる台数が多いのは車種が多いのとそれらの製造期間が長いためで、対象となるのは2005/01-2010/08に製造された欧州向けの「ヤリス(日本名ヴィッツ)」「アーバンクルーザー(日本名ist)」と2004/06-2010/12にかけて製造された「RAV4」「ランドクルーザー」等。

日本で国土交通省に出された届け出は3種類。
一つは「ヴィッツ」(製造期間2005/01-2010/05の553,683台)「ラクティス」(同2005/09-2010/05の256,755台)「ベルタ」(同2005/11-2010/05の81,562台)「ist」(同2007/06-2010/05の27,684台)の計919,684台で、
・「座席レールの破損による座席の固定不良」
・「ワイパーモーター付近の排水不良による雨水の侵入によるワイパー及びブレーキランプの動作不良」
・「ステアリングコラム固定用金具の強度不足による破損でのステアリングコラムの固定不良」
でのリコール(車種や製造時期により上記三つのどれかもしくは全てが該当)。

二つ目は「RAV4」(製造期間2005/10-2010/03)「ヴァンガード」(同2007/07-2010/02)「マークX」(同2004/09-2009/09)の計146,678台に関して「エアバッグの動作不良の恐れ」でのリコール。

もう一つはアイドリングストップ機構付き1NZエンジン搭載の「ポルテ」「スペイド」(製造期間2012/06-2013/06)「カローラアクシオ」「カローラフィールダー」(同2012/03-2013/08)「オーリス」(同2012/06-2013/08)「ラクティス」(同2012/07-2013/08)の計18,574台に関して「スターター用リレーの不具合で最悪発火する恐れ」でのリコール。

現時点では今回のリコールの内容を原因とした事故の報告は受けていないとのことだが、該当する車種に乗っている人は一度ディーラー等で確認したほうが良いと思われる。

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