FMV LIFEBOOK のCPU交換

先日購入したThinkPad R31(2656-1WJ)のCPUを、同じMicro FC-PGAパッケージのCPUを採用しているFMV LIFEBOOK(612NUE/2)に入っていたCeleron1.2GHzに交換した。
ThinkPadのほうは保守マニュアル通りに分解したけど、FMVはマニュアルが無いので、CPUを外した手順をメモ。
このノートはキーボードを外すだけでCPUクーラーにアクセス出来るので結構楽。(正直言ってR31のほうが面倒だった)
基本だけど最初にACアダプタを外し、バッテリーも外し、念のためHDDも外しておく。
LCDを開き電源SWのあるパネルを外す。

電源SWのあるパネル

白線で囲ってあるのが電源SWのあるパネル。最初にこれを外す。単にツメで固定されているので、マイナスドライバ等で丁寧にこじれば外せる。


次に、下の写真で示したキーボード固定用ビスを外す。
キーボード固定用ビスの位置

キーボード固定用ビスの位置


キーボードは手前側を支点にして持ち上げ、マザーボードと接続しているフィルムケーブルを抜くと外せる。
キーボードとマザーボードをつないでいるフィルムケーブル

キーボードとマザーボードをつないでいるフィルムケーブル。下の白いストッパーの両端を持ち上げるとケーブルを抜くことが出来る。差し込むときはケーブルを下まで差込み、ストッパーを降ろせば良い。


LCDのヒンジカバーのうち左側を外す。
LCDのヒンジカバー

LCDのヒンジカバー。矢印で示した2本のネジで固定されているので、ネジを外して取り除く。


ここまでするとCPUクーラーを外すことが出来るようになる。
CPUクーラーは下の写真で示す10本のネジで固定されているので、10本全てを外す。
CPUクーラー固定ネジの場所

CPUクーラー固定ネジの場所。FANの周りの4本とCPUソケット周りの4本とその他の2本はネジの種類が違うので注意。


ここまで外すとCPUが見えるので、ソケットの固定用スクリューを反時計回りに回すとCPUを抜けるようになる。
CPU。

CPU。ソケットの右側にあるのがCPU固定用スクリューで、反時計回りに回すとCPUの固定は解除される。

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2 comments to this article

  1. AFCA

    on 2011 年 3 月 20 日 at 1:05 AM -

    私もこの機種のCPU交換に挑戦しようと思います。写真入りでとてもわかりやすかったですありがとうございました。でもこの機種に対応しているCPUの情報が少ないので・・・

  2. tan

    on 2011 年 3 月 20 日 at 2:12 AM -

    >AFCAさん
     コメントありがとうございます。
     この機種のCPUはFSBが133MHzのMobile Celeronの1.2GHzで、私のに入っていたCPUのS-Specは「SL63Z」でした。
     換装可能なCPUは同じFSBが133MHzのMobile CeleronもしくはMobile Pentium3で、Celeronの場合当初入っている1.2GHzより高いクロックのものは1.33GHzのものしかなく、S-Specは「SL68J」「SL6HA」のどちらかになります(ヤフオクに「SL6HA」が一個出てました)。
     またMobile Pentium3はIntelのサイト(CPUスペックファインダー)によれば1.2GHzより上のクロックは1.26GHzもしくは1.33GHzのものがあります。
     どちらのCPUも昨年頃まででしたらヤフオクで結構見かけたのですが、今日(2011/03/20)現在ではあまり見られなくなっていますね。
     「http://page10.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/m86797449」にMobile Pentium3の1.2GHzが出ていて写真もありますので外見等(特に裏側)の参考になさってください。

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