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シリウスBが観測の好機

全天で最も明るい恒星(太陽を除く)であるシリウスは実は連星系で、主星のシリウスAとずっと暗い伴星のシリウスBがある。
このシリウスBは白色矮星で、明るさは8.5等と肉眼での観測は不可能。
シリウスAの周りを50.1年周期で公転していて、今年の10月には見かけ上最も離れることになる。
角度にして11.5秒角まで離れるが、明るさの差が1万倍もあるので、主星の光が邪魔して伴星の観測は難しそう。
それでも空の条件が良い時にでもカメラを出して撮って見ようかな?

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シリウス”B”が見頃?

冬の夜空でひときわ明るく白く輝くのが全天で最も明るい恒星であるおおいぬ座の”シリウス”だ。
光度はマイナス1.5等級で今の時期は南の空でオリオン座の”ベテルギウス”、こいぬ座の”プロキオン”とともに「冬の大三角形」を形成する。
このシリウスは有名な実視連星で、明るい主星であるシリウス”A”とおよそ8等級で肉眼では見えない伴星のシリウス”B”がお互いに相手の周りを公転している。
シリウスBは小学生向けの天文書にも掲載されている有名な天体で、1844年にドイツの天文学者ベッセルによって存在が予言され、18年後の1862年に存在が確認された。
有名なのはシリウスBは”白色矮星”という星で、小質量の恒星が進化した星のため。
今はこのシリウス系がお互いに最も離れて見える時期で、角度にして11秒ほど離れて見えるとのこと。
再来年の2024年頃までが見頃とのことで、この機会を逃すと次は40年以上先となるらしい(汗)。
見頃とはいえ肉眼はもちろん、小口径の望遠鏡でも観測は困難で、20cm以上の口径の望遠鏡が必要とされている。
阿南市の阿南市科学センターでは113cmの望遠鏡と一眼レフカメラ(「EOS kiss X7i」だそうな)で撮影した写真を公開している。
また「シリウスBチャレンジ」と称した観測キャンペーンを実施中とのことで、日本各地での観測結果を募集している。
詳しいことは
「シリウスBチャレンジ」
参照のこと。

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ベテルギウスの形が変わっている

オリオン座のα星であるベテルギウスが昨年の終わりころから暗くなり、現在では1.6等星ほどの明るさになっているという。
もともとベテルギウスは脈動変光星で明るさが変わる星だが、今回の減光はここ数十年では最も大きく、およそ100年ぶりの暗さになっているとも言われている。
また最近になって星自体の形も変わっているという報道もあり、実際に撮影された画像を見ると昨年の頭に撮影された画像に比べて明らかに変形しているように見える。
巷では”超新星爆発の兆候ではないか?”と囁かれているが、天文学者はそうは見ていないそうだ。
ちょうど今はオリオン座を見やすい時期なので、晴れた夜には南の空を見上げてみるのも良いかもしれないな。

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クジラ座の「ミラ」が極大近くで明るくなっている

クジラ座のο(オミクロン)星である「ミラ」の極大が近くなり明るくなっている。
「ミラ」は脈動変光星でwikipediaによるとおよそ2等級から10等級の間で明るさが変化する。
ところが最大光度は一定せず3等級程度のこともあるそうだ。
今回は10/14の時点でおよそ2.7等級まで明るくなっており、極大を迎えると予想されている11/7頃には2.5等級程度になるとの見通しがある。
この程度まで明るくなると札幌のような地上の光が多いところでも見えそうだな。

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レグルス食は見えないだろうなぁ、、、

今日の深夜から明日未明にかけてしし座のレグルスが月に隠される”レグルス食”が起きる。
札幌では本州以南の各地に比べて出現時の高度が高くて条件が良いのだけど、問題は天候。
今日は一日中雨が断続的に降っていて気温も朝から下がる一方。
予報では雨は今夜も降り続き、日が変わる頃には雪に変わる見込みなので、とても月なんか見えるわけが無いorz。
残念ながらレグルス食を観ることは出来無さそうだね。

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2×10^13Kmも離れている連星系

太陽(=地球)からおよそ350光年離れたところにあるHD 240430という恒星は組成中にマグネシウムやアルミニウム・ケイ素といった岩石中に存在する元素の割合が異常に高く、酸素等の揮発性元素の割合が低い。
これを説明するにはこの恒星が岩石質の惑星を呑み込んだとするのが適切だとのこと。
呑み込んだ岩石質の量は地球15個分にも達するとのことで、かなり大食い(と言っても恒星の質量から考えると微々たるものだけど)。
これだけでも面白い発見なんだけど、実はこの恒星は2光年ほど離れたHD 240429という恒星と連星系を構成しているということも発見された。
連星系と言うと互いの恒星の間の距離は天文単位で表現可能な距離であることが多いと思うんだけど、この連星系は文字通り桁違いに離れていることになる。
距離と間隔から計算すると、地球から見て角度にしておよそ0.3度も離れていることになるが、これだけ離れた星同士が連星系を構成しているというのも凄い話だな。
お互いの公転周期は1万年と推定されているので、もしどちらかの恒星に生命が存在する惑星があるとしても、一周するのを見届けられる生命体はいないかな?

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