シリウス”B”が見頃?

冬の夜空でひときわ明るく白く輝くのが全天で最も明るい恒星であるおおいぬ座の”シリウス”だ。
光度はマイナス1.5等級で今の時期は南の空でオリオン座の”ベテルギウス”、こいぬ座の”プロキオン”とともに「冬の大三角形」を形成する。
このシリウスは有名な実視連星で、明るい主星であるシリウス”A”とおよそ8等級で肉眼では見えない伴星のシリウス”B”がお互いに相手の周りを公転している。
シリウスBは小学生向けの天文書にも掲載されている有名な天体で、1844年にドイツの天文学者ベッセルによって存在が予言され、18年後の1862年に存在が確認された。
有名なのはシリウスBは”白色矮星”という星で、小質量の恒星が進化した星のため。
今はこのシリウス系がお互いに最も離れて見える時期で、角度にして11秒ほど離れて見えるとのこと。
再来年の2024年頃までが見頃とのことで、この機会を逃すと次は40年以上先となるらしい(汗)。
見頃とはいえ肉眼はもちろん、小口径の望遠鏡でも観測は困難で、20cm以上の口径の望遠鏡が必要とされている。
阿南市の阿南市科学センターでは113cmの望遠鏡と一眼レフカメラ(「EOS kiss X7i」だそうな)で撮影した写真を公開している。
また「シリウスBチャレンジ」と称した観測キャンペーンを実施中とのことで、日本各地での観測結果を募集している。
詳しいことは
「シリウスBチャレンジ」
参照のこと。

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