伝統の自動車レース「ル・マン24時間」が今週末にフランスのル・マン市にあるサルテサーキット(Le circuit des 24 heures du Mans)で行われる。
昨年はTOYOTAが念願の初優勝を遂げたが、ライバル(ポルシェ・アウディ)不在で”勝って当然”という声も聞かれた。
実際にはそんな甘いものではなく、24時間をレーススピードで走り続ける耐久性(マシン、ドライバー共)が必要で、実際に2016年には残り10分を切ったあたりでトップを走っていたTOYOTAのマシンにトラブルが発生し、コントロールラインを僅かに超えたところでストップ。
その脇を同一周回で2位を走行していたポルシェが抜き去り優勝をさらうということもあった。
2017年にもトップを走行していたTOYOTAのマシンが夜半を回った頃にピットアウトの為にピットロード端で赤信号で止まっていたところ、他チームのドライバーが紛らわしい仕草をしたために”通常は行わない”クラッチでのスタートをせざるをえなくなり、それが原因でクラッチトラブルを起こしてリタイアとなってしまった。
このように”ほんのちょっとの出来事”がレースを左右するので、強力なライバルがいないからと言って勝てるというものではない。
とまぁ、言いたいことを書いてしまったけど、今年もTOYOTAには優勝を期待してしまうのは仕方がない(汗)。
今年のTOYOTAは7号車と8号車の2台が出走予定で、それぞれのオンボードカメラの映像をリアルタイムで配信すると発表している。
さすがに24時間連続で観るのは無理だろうけど、面白い試みではあるねぇ。