米メジャーリーグでは毎年両リーグからシーズン最優秀選手(Most Valuable Player:MVP)を選出している。
1931年からは全米野球記者協会が所属記者の投票で選出して表彰することになっており、毎年二人が受賞するのだけど、全員が1位票を入れる所謂”満票”での受賞はこれまで23回あった。
最初は1935年のハンク・グリーンバーグで、翌1936年にもカール・ハッベルが満票で受賞している。
その後は1953年のアル・ローゼンまで途絶えていて、20世紀での満票受賞は1997年のケン・グリフィー・ジュニアまで14人(14回)となっている。
21世紀に入り最初に満票だったのは2002年のバリー・ボンズで自身5回目の受賞で初の満票となった(前年にはシーズンMLB記録となる73本塁打を放ちながらも満票では無く、MLB最多7度の受賞で満票はこの年のみ)。
その後はアルバート・プホルス(2009)、マイク・トラウト(2014)、ブライス・ハーパー(2015)と続き、15年で4回もあった。
そして2021年には大谷翔平が二刀流で活躍し日本人としては初めて満票で受賞、翌2022年は逃したものの2023年にふたたび満票で受賞しMLB初の満票での複数回受賞という快挙を達成すると、2024年にロスアンゼルスドジャースに移籍すると投手としての登板はしなかったものの、DH専任ながら2年連続満票での受賞(MLB史上初)となった。
また2023年はナ・リーグでもロナルド・アクーニャ・ジュニアが、2024年はア・リーグでアーロン・ジャッジが満票で受賞し2年連続で両リーグとも満票で受賞となった。
大谷は通算3度の受賞が全て満票で、これは過去にどんな選手も記録しておらず、複数回受賞ですら34人しかいないうえ、両リーグでの受賞もフランク・ロビンソン(1961,1966)以来史上二人目の快挙だ(連続した2年での両リーグ受賞は史上初)。
今季は投手として復帰する予定となっているので、怪我さえなければ今年もMVP受賞の可能性が高く、そうなればバリー・ボンズの7回に続く単独2位の記録となるので今季のプレーに期待したいと思う。
