「四式中戦車」が見つかる・・・かも?

旧日本陸軍の「四式中戦車(チト)」が沈んでいるのではないかと言われている静岡県浜松市の浜名湖付近で磁気探査調査が実施された。
調査を行ったのは地元の住民グループ「スマッペ」で、全国の有志から集まった450万円ほどの資金で建設コンサルタント会社「フジヤマ」に探査を依頼。
12/16-17の二日間にわたって湖面上の船から磁気探査を行い、今後探査結果のデータを解析するとのこと。

第二次世界大戦中に僅か二両のみが製造されたと言われる「四式中戦車」は戦後一両がアメリカ軍に接収されアメリカ本土に送られた後に消息不明になっているが、残った一両はアメリカ軍により接収を恐れて浜名湖付近に沈めたことが当時の操縦手により証言されている。
今回磁気探査の目標となったのはその一両で、一号車なのか二号車なのかはちょっと判らないが、発見されたら貴重な資料となるだろうな。

「四式中戦車」と言えば昔「戦場まんがシリーズ」(松本零士作)の「鉄の墓標」(コミック第二巻に収録)に登場し、劇中では実用化試験のため極秘裏に南方に送られた「四式中戦車」と一緒に送り込まれた土方という戦車兵がアメリカ軍のM4を相手に戦うというシーンが描かれている。
その中では主砲は90mm砲となっていて、M4を(たしか)800m程の距離から撃破していたが(砲手が現地徴用の歩兵で素人だったので2発外しているが)、実際に装備された主砲は57mm(試作一号車)もしくは75mm(同二号車)。
なんか思い出したらもう一回読みたくなってきたな。
戦場まんがシリーズ〈2〉鉄の墓標 (少年サンデーコミックス)
松本 零士
4091200524
1/35 ミリタリーシリーズ 四式中戦車[チト] 試作型 FM32
B007UM7GOY


沈んでいるのは概ねこの辺り?

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