ここまで汚れるとは・・・

先だって現場のプリンタ(Canon LBP-8610)の調子が悪いというので手元に持ってきてもらってチェックした。
不調の内容は内部で紙詰まりを起こすということだったので、テスト印字をしてみると確かにレーザーユニットの下付近に詰まってしまう。
場所や詰まり方からすると定着ユニットにちゃんと入って行かないようなので、原因は定着ユニットにあると思われた。
たまたま手元には廃棄した同型機から外した定着ユニットがあったので交換してみることにした。
先ずは不調機から定着ユニットを外してみてビックリ。
定着ローラーの表面に汚れがこびり着いていたのだ。

この汚れはトナーが定着ローラーの熱で融けて表面に着いた後で冷えて固まったもの。
しかもこちらのローラーは用紙の印刷面とは反対側に当たるので、このローラーにトナーが着くということは一度トナーの定着した用紙(所謂”裏紙”)を使っているということになる。
今まで結構な台数の定着ユニットを見てきているがここまで酷いのはなかなか無いな(汗)。
さらに外した定着ユニットを軽く叩くと内部からさらにトナーの滓が大量に落ちてきた。

ここまで汚れるなんていったいどういう使い方をしていたのやら・・・(汗)。
印刷枚数自体は16万枚程度で少なくは無いけど特別多いというわけでもないから、普段から恒常的に裏紙をメインに使っていたとしか思えない。
結局、このプリンタは定着ユニットの交換では済まず、駆動用ギアの交換も必要になり、そのパーツが手元に無く業者さんに修理を依頼する必要があり、費用が嵩むので買い替えとなった。

←クリックしてくれると嬉しいです。
【広告】

コメントを残す