JR北海道がSLで運行している3列車の運行を、今年度で取りやめる方針を決めたことを島田修社長が昨日(7/9)の記者会見で発表した。
廃止されるのは「函館大沼号」「ニセコ号」「はこだてクリスマスファンタジー号」の3列車で、流氷観光の時期に釧網線で走る「冬の湿原号」はSLの運用技術の継承のために残すとしている。
車両重量が重いSLはレールにかかる負担も大きく、整備にも手間がかかるためで、度重なる事故のために安全運行に向けての取り組みを強化するうえでSLの運行よりも通常運行の安全を優先させるとしている。
安全な運行は最低限の条件であり、そこを疎かには出来ないという姿勢を示す意味合いもあるように見受けられる。
この決定により函館本線を走るSLは年末の「はこだてクリスマスファンタジー号」を最後に姿を消すことになるので、夏休み期間中の「函館大沼号」、紅葉時期の「ニセコ号」の運行時も含め今まで以上に人(乗り鉄や撮り鉄、録り鉄等)が集まると思われる。
SLの運行が減るのは残念だが、JR北海道には事故等の無い安全な運行を最優先にして貰いたい。
それを達成した上で余裕が出来れば再度SLの運行を再開して貰えれば嬉しいと思う。
2 comments to this article
ちょろ
on 2014 年 7 月 10 日 at 11:58 AM -
SL自体の整備が大変なのは致し方無い物の、SL運用しても問題の無いレベルの軌道整備を行った上で念のため走行中止ならば良いのですが・・・
なんとなーくSL運用しないからこれで大丈夫って方向に行きそうな気がするのは心配しすぎでしょうか?
tan
on 2014 年 7 月 10 日 at 4:54 PM -
>ちょろさん
少々考えすぎのような気もしますが・・・そうでないことを祈ります。