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「トワイライトエクスプレス」が25時間遅れて運転

札幌と大阪の間を走る日本一の長距離列車「トワイライトエクスプレス」。
先週末の土曜日からの悪天候で青森県内で運転が出来なくなり、およそ25時間遅れで大阪に到着したそうな。
13日の金曜日の定刻(1405時)に札幌を出発した同列車はほぼ予定通りの21時頃に運転停車(機関車付け替え)のために青森駅に到着。
ところが悪天候のために発車することが出来ず、そのまま同駅に停車することになった。
停車時間はおよそ22時間にも達し、青森駅を発車したのは14日の19時前頃。
乗車していたおよそ130人の乗客の内30人ほどが同駅で降車し、新幹線に乗り換える等したとのことで、終着の大阪駅までは90人ほどが乗車していたとのことだ。
大阪に到着したのは15日の1425時で運転時間は48時間20分にもなり、遅れは25時間32分にも達した。

下車後にメディアからのインタビューを受けた人の答えには「長時間乗れて良かった」とか「良い記念になる」とか、中には「遅延証明書は宝物」とかもあり、おおむね肯定的だったようだ(答えた人が関東在住の人ばかりというのが何かを語っている)。
つーか、こんなに遅れた列車に最後まで乗る人って所謂”乗り鉄”だろうから、乗っていられることが幸せだから良いんだろうね。
通常の特急とかなら運転打ち切りになっていてもおかしくないけど、この列車の場合は車両をなんとしても大阪まで持って行かなくてはならないし、乗客だって普通じゃないから最後まで運転することにしたような気がする。
なんにせよ無事に付いて良かったけど、特急料金だけは払い戻しにしなったんだろうな。

ちなみに今年(2015年)に入ってから長時間遅れたのは今回で3回目だとか。

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JR北海道がSL3列車を廃止!

JR北海道がSLで運行している3列車の運行を、今年度で取りやめる方針を決めたことを島田修社長が昨日(7/9)の記者会見で発表した。

廃止されるのは「函館大沼号」「ニセコ号」「はこだてクリスマスファンタジー号」の3列車で、流氷観光の時期に釧網線で走る「冬の湿原号」はSLの運用技術の継承のために残すとしている。

車両重量が重いSLはレールにかかる負担も大きく、整備にも手間がかかるためで、度重なる事故のために安全運行に向けての取り組みを強化するうえでSLの運行よりも通常運行の安全を優先させるとしている。
安全な運行は最低限の条件であり、そこを疎かには出来ないという姿勢を示す意味合いもあるように見受けられる。

この決定により函館本線を走るSLは年末の「はこだてクリスマスファンタジー号」を最後に姿を消すことになるので、夏休み期間中の「函館大沼号」、紅葉時期の「ニセコ号」の運行時も含め今まで以上に人(乗り鉄や撮り鉄、録り鉄等)が集まると思われる。

SLの運行が減るのは残念だが、JR北海道には事故等の無い安全な運行を最優先にして貰いたい。
それを達成した上で余裕が出来れば再度SLの運行を再開して貰えれば嬉しいと思う。

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