オーバークロック目的のマザー

AsRockから発売になったLGA1155用の「Z77 OC Formula」で、ユニークなのは型番に「K」の付かない(倍率固定の)CPUもオーバークロックが可能な機能(「No-K OC機能」)を搭載しているという点。
Intelの現行CPUの内、一部のモデルは倍率ロックが解除されているが、それらはハイエンドのモデルで当然ながら高価。
「K」の付かないモデルでもオーバークロックが可能となれば、(比較的)安価なCore i5 3450とかでも高クロックで動作させることが出来るということになる。
ということは(比較的)安価なCPUでも上位モデルと同等かそれ以上のパフォーマンスを発揮することが出来るということで、これだけ見ると嬉しいことだ。
私も昔は安いCPUをオーバークロックさせて使っていたが、その頃は安いCeleronと高価なPentiumII(or III)との価格差がかなりあったので、オーバークロックにも実用的な意味があった。
ところが、今はCore i7 3770KとK無しのCore i7 3770の価格差は僅か2,000円程度、Core i5 3570KとCore i5 3470の価格差も3,000円程度とあまり違いが無く、このマザーボードの価格(実売で25,800円程度)を考慮すると、「安いCPUをオーバークロックして高価なCPUと同等(以上)の性能にして使う」というよりは、純粋にオーバークロックを楽しむほうが目的という感じがする。

さすが「変態マザー」を作らせると一流のAsRockが出して来た製品だなぁ、という感じはするが「実用」と言う点では他の安価なマザーに高クロックのCPUを載せるほうが現実的かもね。

つーか、「実用」を重んじる人はこんな変態マザーなんか選ばないよね(爆)。

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