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865G+ソケット478マザーの新製品     って?

MARSHAL からソケット478対応のマザーボードの新製品が発売された。
チップセットはIntel 865GV+ICH4で、まるで一昔前の構成。
ビデオカード用スロットも当然ながらAGPで、今では対応する製品を探すにも苦労しそうだ。
もちろんこれは新たにPCを組む人をターゲットにしているのではなく、マザーボードが壊れた過去のPCの資産を利用するための製品だろう。
詳しいスペックはメーカーサイトを見て貰うとして、大まかなところは以下の通り。
CPUソケット ソケット478
対応FSB 400MHz / 533MHz / 800MHz
対応メモリ DDR-200/266/333/400
対応CPU Willamette,Northwood,PrescottのPentium4(3.4GHzまで)及びCeleron(Dを含む)

実売価格が7,000前後なので、下手なG31マザーよりも高価だが、G31に乗り換えるにはCPU&メモリも交換せねばならないので、結果的にはこちらのほうが安価で済み、壊れた865Gマザーの交換用としては選択肢の一つになるだろう。
このメーカーはG31+ICH7搭載のソケット478マザーの製品を出す等ちょっと面白い(過去のASRockみたい)。
自宅にもマザーが壊れたままの478機があるので、ちょっと欲しいかも?と思ってしまった(笑)。

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TDP95WのPhenomII x6

AMDの6コアCPUである「PhenomII x6」の省電力タイプが出るらしい。
発売されるのは2タイプある内クロックの低い「Phenom II X6 1055T」のほうで、TDPが125Wから95Wに下がっている他にも細かく仕様が変わっている。
動作電圧が「1.125-1.40V」から「1.075-1.375」へと「0.025V-0.050V」程下がり、最大温度が62度から71度へと向上している。
これにより消費電力や冷却に必要なパワーも削減されていると思われるが、モデル名に他の省電力タイプには付いている”e”は付かない。
「AMD Phenom™ II X6 1055T」(OPN:HDT55TFBK6DGR TDP 125W)
「AMD Phenom™ II X6 1055T」(OPN:HDT55TWFK6DGR TDP 95W)
TDP125W版は価格が2万円を下回るようになったが、TDP95W版は22,000円前後とのこと。
でもこの価格差なら95W版かなぁ?

同時にAthlon II X2にも高クロックの省電力タイプである「245e(動作クロック2.9GHz TDP45W)」も発売されていて、価格は7,680円~約8,000円前後。

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6コアCPUが2万円割れ?

先週末の秋葉原ではAMDのPhenom II X6 1055T(2.8GHz)が特価品とはいえ2万円を切って販売されたらしい。
発売当初から2万円強という安い価格だったけど、2ヶ月も経たない内に大台割れとはねぇ。
もともとAMDのCPUは価格でIntelのCPUをリードしているけど、こと6コアに関しては価格のアドバンテージが大きい。
Intelの6コアCPUと言えばフラッグシップモデルのCore i7-980X Extreme Editionくらいしか無く、価格も約10万円と高価だ。
Intelで2万円前後でL3キャッシュ搭載のCPUと言うとCore i5-750 (4コア、2.66GHz)とかCore i5-661 (2コア、3.33GHz)辺りとなる。
クロックが高い2コアかクロックの低い4コアか選択に悩むところだが、TDPが比較的低いところくらいしか有利な点が見当たらないので、どちらをとってもAMDのCPUには敵わない部分が多い。
まぁCPUの選択は価格だけで行うわけではないから一概にAMDが良いとは言い切れないけど、それにしてもAMDの価格戦略は凄いと思う。
後はTDPの低い6コアとか高クロックの4コアとかをリリースして欲しいなぁ。

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FSB400のPentium4 3.0GHz

先日入手したThinkPad G40はデスクトップ用のソケット478のCPUが搭載されている。
それ自体は特にどうということの無い事だが、ラインアップの中にちょっと珍しいものがあった。
このThinkPad G40というのはデスクトップPCの代わりに使う目的で開発されたためか、高スペックのモデルも存在する。
低価格帯のモデルのCPUはCeleronだが、ハイエンドのモデルにはPentium4が搭載されていて、一番上のモデルはPentium4 3.0GHzが載せられている。
この3GHzのPentium4が曲者、G40のチップセットはノート用に開発された852GMというものだが、このチップセットがサポートするFSBは400MHzのみ。
#上位にあたる852GMEや855GMはFSB533MHzもサポートするが、852GMでは400MHzしかサポートされない。
つまりFSB400MHzのCPUしか載せられないことになるのだが、Intelの「Processor Spec Finder」にはFSBが400MHzのPentium4は2.8GHz(SL7EY)までしか載っておらず、3GHz以上で動作するPentium4はFSB533MHzかFSB800MHzのものしか無い。
つまりG40の上位モデルは公式には存在しないはずのCPUを搭載しているように思える。

以前ヤフオクでそんなCPUが出品されていたような記憶があったので、探してみたところ二人の人が件のCPUを出品していた。
それぞれのオークションに写真があり、その写真を見る限りはクロック:3.0GHz,FSB:400,L2:512Kというスペックで、sSpecは”SL6YH”となっている(L2が512KってことはコアはNorthWood)。
このsSpecをIntelのサイトで検索しても一件もヒットしないので、やはり一般に公表されていないとしか思えない。
やはりこれは特定のPCメーカー向けにだけ出荷されたCPUなのではないだろうか?

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6コアPhenomIIを低電圧で動作させると・・・・・?

Junk.Blogでは発売されたばかりの6コアPhenomII(Phenom II X6 1090T BE)の動作電圧を下げる実験をやっている。
それによると定格の1.3Vより0.175V(約13.5%)低い1.125Vでも定格クロック(3.2GHz)で動作したとか。
またその時の消費電力は定格電圧時よりも実に50Wも少なくなったという結果が出ている。
ハイパワーなCPUだから低電圧化でこのような違いが出ているのかもしれないが、省電力CPUでも同じような傾向を示すのであれば、低電圧化で更なる省電力化が図れるかも?

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6コアPhenomが発売になる

AMDのデスクトップ用としては初めての6コアCPUとなる「Phenom II X6」が4/29から発売になるとのこと。
両CPU共L2キャッシュ合計3M,L3キャッシュ6M、TDP125Wというスペックで、先に発売されている6コアのOpteronと同じダイを採用している。
面白いのはIntel Core i7が持つBoost機能(ターボモード)を持たせていることで、上位の1090Tはクロックが通常時の3.2GHzに対しターボモード時は3.6GHzとなっている。

驚くのは価格が下位の「X6 1055(2.8GHz)」で22,000円前後、上位の「X6 1090T Black Edition(3.2GHz)」で35,000円前後と6コアのCPUとしては激安ということ。
同じ6コアのIntel Core i7 980X等に比べると格段に安い価格を付けている。
これは6コアCPUはあくまで4コアの延長線上にある存在であり、特別高性能(=高価格)ではないということをAMDは言いたいのか?
どちらにしてもこれでAMDファンも6コアCPUを使えるようになった(Opteronは高価過ぎたうえ、マザーも専用で高価だった)。
こうなると次は多少クロックが下がっても良いから6コアの省電力版を待ちたくなる。
TDPが65W~80W程度の製品が出てくれば考えてもいいかな?

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TDPが25WのAthlon II X2発売

AMDからTDPが25WとモバイルCPU並みに低いCPU「Athlon II X2 260u」が発売された。
スペックは、クロック1.8GHz、L2キャッシュ1Mx2、TDP25W、最高動作温度81度等で製造プロセスは45nm。
AM3のCPUでは今まで45Wというのが一番低かったが、今回のはこれを大幅に下回ることになる。
クロックが低めなので、3Dゲームやビデオ編集等の重たい処理には向かないかも知れないが、ライトユーザーが普段使う分には問題無いパフォーマンスを持っているのでは無いだろうか。
少なくともATOMのD510辺りよりはパフォーマンスは良いんだろうなぁ、VTにも対応しているのでWindows7ProのXpモードも動作する筈(ATOM D510は非対応)。
自分で現在使っているCPU(Athlon X2 5050e)のTDPが45Wなので、乗り換えもありかなぁ?

Athlon II X2ということから判るように、対応ソケットはAM3となるが、ZOTACのAM2+のマザー(GF6100-E-E
)でも動作したとショップの店頭には掲示されている。
ただ、これはあくまでもショップ独自の検証結果であり、AMD及びマザーボードメーカーによる公式の対応表明では無いので、必ず動作するという保証は無い。
とはいえ近々マザーボードメーカーからも対応状況が発表されるのではないだろうか。
なお、現在は単品販売は無く、マザーボードとのセット販売のみだが(例えば「ZOTAC Mini-ITXマザーボード AthlonII X2 260U(AD260USCK23GQ)+Zotac GeForce6100-ITX AD260U-GF6100-E-E」←こんなの)、なにせマザーボードメーカーから公式にサポートされているCPUでは無いので、ショップで動作確認が取れているマザーと同時に購入するほうが安心出来ると思う。
特に上記のZOTACのmini-ITXマザーとの組み合わせで小型省電力のPCを作るのも良いかも。

なお、AMDのサイトにはクロックが1.6GHzの「Athlon II X2 250u」も掲載されている。
ちなみにL2キャッシュの容量はAMDのサイトでは512Kとなっているが、ショップが確認したところ1Mの間違いだということらしい。

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6コアのCPU、発売とな

インプレスの「AKIBA PC Hotline!」の記事によると、先日発表になった6コアのi7-980X Extreme Editionと同等のCPUが今日から秋葉原で販売されるとのこと。
このCPUはXeon W3680で32nmプロセスで製造されるサーバー用CPU。
スペックはIntel® Xeon® Processor W3680を参照のこと。
HTにより同時に12スレッドの実行が可能なので、サーバー用途には向くのだろうけど、一般的なデスクトップ用途にははっきり言ってオーバースペック。
それでもクロックが高いのでシングルスレッドのアプリでもそこそこの性能が期待できるけど、そのような用途には勿体無い。
マルチスレッド対応のアプリを恒常的に使用するユーザーには向いているが、価格が10万円を超えるので簡単には手を出せないのでは?。
10万円と言えば、昔PentiumProが出たときもハイエンドCPUは10万円オーバーの価格だったなぁ。
それでも現時点で6コアのCPUで単独で購入可能なのはこれしかないので、6コアのCPUを”一個だけ”欲しい人はこれを買うか、友人等と一緒にXeon X5680を2個セットで買って分けるしか無いよなー。

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TDP30WのXeon

IntelからTDPが30Wと低いXeon(L3406:LGA1156*,デュアルコア,2.26GHz/3次キャッシュ4MB)が先週出た。
実売で2万円程度とXeonとしては安価なほうで、同じデュアルコアのCore i5シリーズと比べると高価。
対応チップセットはサーバー用のIntel 3400/3420/3450で、対応マザーは高価だが、保証外ながらもASUSの一部マザーでも動作したとのこと。
クロック当たりの性能はCore i7/5/3シリーズに比べても引けを取らないと思われるので、低クロックで良いから低TDPで組みたい人は選択肢に入れるのもありかと。

Intelのサイトには同じ32nmプロセスで製造される「L5640(6コア,TDP 60W)」等も載っている。

*IntelのProcessor Spec FinderではLGA1366となっている。

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