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「星座線のつなぎ方」を議論中?

天文関係のネタを扱う某サイトにて「星座線のつなぎ方」を巡っての議論がまとまらないという記事があった。
なにをいまさら?と思って記事を読み進めると、議論をしているのが「国際天文学連盟(International Astronomical League; IAL)」のワーキンググループの一つで議長の名が”ホークス・エイプリルさん”というので”エイプリルフールネタ”だと判った(笑)。
”国際天文学連盟”の元ネタは”国際天文学連合(International Astronomical Union:IAU)”だよなぁ、やっぱり(笑)。
今年も危うく騙されるところだったよ(汗)。

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5000個を超えていた

NASAが現地時間の3/21に太陽系外惑星アーカイブ(NASA Exoplanet Archive)に登録されている確認済み系外惑星の数が5,005個であることを発表した。
その昔(と言っても僅か30年前まで)は太陽系以外に惑星は発見されていなかったが、1992年にパルサーを公転する2個の惑星が発見され、その2年後に3個目(同じパルサーを公転する惑星)が発見された。
この3個の惑星はパルサーが発する電波の周期が僅かに”ブレる”ことを利用して発見された。
その後1995年に初めて”恒星を公転する惑星”である4個目(「ペガスス座51番星b」)が発見されると次第に発見される数が増え、2000年には30個を超えた。
21世紀に入ってからは格段に発見数が増えて今年入って遂に5,000個を超えたということだ。
中には地球と同様に”ハビタブルゾーン”(温度的に液体の水が存在する範囲)にあるとみられる系外惑星も複数発見されている。
もしかするとそれらの惑星上で生命の素となる物質(分子や化合物)が発見されるのもそう遠いことでは無いのかも?

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今朝は金星と火星が接近・・・なれど

現在日の出前の東の空に見えていて3/20に西方最大離角となる金星と火星が接近中。
今日3/16には最も接近する筈だったのだけど、札幌は一面の曇り空で金星とか火星どころか日の出を過ぎても太陽すら見えなかった。
まだ少しの間は近くに見える筈なので天候さえ好くなってくれれば見れると思うな。

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3/20に金星が西方最大離角

日の出前の南東の空に見えている金星が3/20に西方最大離角を迎える。
太陽から西に最も離れて見えるので観測の好機となる。
さらに近くには火星もあるし東に少しだけ離れた地平線近くには土星もあるので、条件が良ければこの3惑星を同時に観ることが出来るかも。
当日の札幌の日の出は5:39、金星が3:38、火星が3:47、土星が4:16。
加えて水星が5:23、木星が5:22なので、数字上は5惑星が東から南東の空に集合することになるが、水星と木星は太陽に近いので難しいな。
それでも南東の空が開けた場所で早朝にカメラを設置出来れば撮って見たいな。

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間もなく合体するブラックホール連星を発見

殆どの銀河の中心部に存在すると推測されている超大質量ブラックホールの中には稀に2つがお互いに相手の周りを公転する連星系を作っているものもあり、今までに活動銀河核OJ 287の1つだけが発見されている。
この「OJ 287」は公転周期が約9年。
ところが最近の観測と研究で「PKS 2131-021」は公転周期が僅か2年で、お互いの距離は僅か2000天文単位(3,000億Km)ほどしかなく、これは「OJ 287」の1/10-1/100ほどの近さだという。
この二つの超大質量ブラックホールは重力波を放出しながら接近し、1万年ほどで衝突合体すると考えられている。
この合体でどのような現象が起きるか楽しみでもあるが、さすがに1万年は生きていられないよなぁ(笑)。

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月にクレーターが増えたかも・・・増えた筈

米SpaceX社がNASAの深宇宙気候観測衛星「DSCOVR」の打ち上げに使用したロケットの2段目が3/4に月の裏側に衝突したと推測されている。
衝突自体は一月に予測され発表されていたが、実際に衝突したかは場所が月の裏側で地球からは見えないので未確認。
NASAが月周回探査衛星「Lunar Reconnaissance Orbiter」を使って写真撮影で新たに出来たと思われるクレーターの捜索を行うかもしれないが、発見には数ヶ月かかる見通しとのこと。

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”アストロトレーサー Type3”は凄いらしい

リコーが同社のデジタル一眼レフ「K-3 Mark III」用の新ファームウェア(Ver.1.41)を公開した。
このファームにアップデートすることで簡易赤道儀機能「アストロトレーサー Type3」が追加される。
同社のサイトでは作例が掲載されていて、それを見て驚いた。
作例は「D FA150-450mmF4.5-5.6」のテレ端側を使用し、35mm換算で625mmにもなる長焦点で60秒の長時間露光の撮影にもかかわらず星が点像として写っている。
追尾精度の高さもそうだけど、センサーをそこまで動かせるということにも驚かされてしまったよ。
SRの機能の制限もあるだろうけど、「K-3 Mark III」以外の機種(具体的には私の所有する「K-50」)にもこの機能を追加してくれないかなぁ、、、

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シリウス”B”が見頃?

冬の夜空でひときわ明るく白く輝くのが全天で最も明るい恒星であるおおいぬ座の”シリウス”だ。
光度はマイナス1.5等級で今の時期は南の空でオリオン座の”ベテルギウス”、こいぬ座の”プロキオン”とともに「冬の大三角形」を形成する。
このシリウスは有名な実視連星で、明るい主星であるシリウス”A”とおよそ8等級で肉眼では見えない伴星のシリウス”B”がお互いに相手の周りを公転している。
シリウスBは小学生向けの天文書にも掲載されている有名な天体で、1844年にドイツの天文学者ベッセルによって存在が予言され、18年後の1862年に存在が確認された。
有名なのはシリウスBは”白色矮星”という星で、小質量の恒星が進化した星のため。
今はこのシリウス系がお互いに最も離れて見える時期で、角度にして11秒ほど離れて見えるとのこと。
再来年の2024年頃までが見頃とのことで、この機会を逃すと次は40年以上先となるらしい(汗)。
見頃とはいえ肉眼はもちろん、小口径の望遠鏡でも観測は困難で、20cm以上の口径の望遠鏡が必要とされている。
阿南市の阿南市科学センターでは113cmの望遠鏡と一眼レフカメラ(「EOS kiss X7i」だそうな)で撮影した写真を公開している。
また「シリウスBチャレンジ」と称した観測キャンペーンを実施中とのことで、日本各地での観測結果を募集している。
詳しいことは
「シリウスBチャレンジ」
参照のこと。

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今年は11/8に皆既月食が観られる

今年(2022年)は11/8に皆既月食があり、日本全国で観られる(もちろん天候次第だが)。
さらにこの時は天王星が月食中の月に隠される天王星食も起こるので、是非とも観たいと思っている。
札幌では皆既食の終了前後に潜入となるが、地球照で赤く見える月の縁に見えると良いなぁ・・・

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面白そうな本だ

天文系のサイトで書評が公開されていた本に「物理学者、SF映画にハマる」という本があった。
書評を読んでみると結構面白そうで、SF映画として有名どころからちょっとマイナーな作品まであって、その選び方も面白い。
電子版があるから読んでみるかな?

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