AMDのデスクトップ向けAPUの最新モデルである「Richland」ことAシリーズAPUの6000番台が発表された。
「Richland」はアーキテクチャとしては先代の「Trinity」と同じPiledriverを採用しているが、内蔵するGPUを「Trinity」のRADEON HD7000シリーズから同8000シリーズに変更している。
発表されたモデルは以下の通り。
モデル名 GPUコア 動作クロック TDP GPUクロック DDR3クロック
A10-6800K HD8670D 4.1GHz/4.4GHz 100W 844MHz 2133
A10-6700 HD8670D 3.7GHz/4.3GHz 65W 844MHz 1866
A8-6600K HD8570D 3.9GHz/4.2GHz 100W 844MHz 1866
A8-6500 HD8570D 3.5GHz/4.1GHz 65W 800MHz 1866
A6-6400K HD8470D 3.9GHz/4.1GHz 65W 800MHz 1866
CPUコア数はA6-6400Kだけが2コアで他は4コアというのは「Trinity」の時と同じだ。
最上位に位置するA10-6800Kは通常時クロックが4.1GHzとAMDのCPUでは初めて4GHzを超えている。
またGPUコアが「Trinity」の時は最上位のA10-5800KでもHD7660と下三けたが660だったのだが、今回はHD8670とグレードが上がっているように見える。
これはGPUの性能もそれなり以上に向上していると期待できるか?
またA10-6800Kでは正式にDDR3-2133に対応となっているので、DDR3-2133のメモリを使えばさらに性能が上がることも期待できる。
個人的には最上位のA10-6800Kよりも同じGPUコアを採用しつつもTDPが65Wに抑えられているA10-6700が気になるな。
ソケット形状が「Trinity」と同じFM2ということで、BIOSが対応していれば現在使用中のマザーで使うことも出来そうなので、後でメーカーサイトで確認してみよう。
使えるようならA10-6700を試してみたいなぁ(汗)。
今使っているのがA10-5800Kなので、動作クロックが通常時で-100MHz、ターボコア時で+100MHz、GPUクロックが+44MHzと僅かな差しか無いが、GPUコアの違いでどこまで性能が変わって来るか興味深い。
通常使う分には殆ど差なんて感じないだろうけどね(汗)。
そもそも「Llano」から「Trinity」に変わった時はモデルNo.の頭一桁の数字が2つ増えたけど、今回は一つなので前回の時ほどの変化は無いと考えることもできそうだ。
でも、やっぱり試してみたいな(爆)