FAXの受信障害

先日FAXの受信でエラーが多発するようになったのだが、なんとかならないか?という問い合わせがあった。
特定の相手からだけでは無いとのことだが、特にコンビニFAXや家庭用FAXからはほぼ100%届かないとのこと。
リモートで問題のFAX機の通信レポートを見てみると、前日の夕方くらいから当日にかけて徐々に受信エラーの率が高まり、連絡が来た頃には80%ほどがエラーとなっていた。
ただしLAN経由の受信には問題が無かったので、電話回線絡みの障害と判断した。

FAX機そのものや電話回線に関しては守備範囲から外れるのでよく判らないが、とりあえずFAX機のメーカーと回線業者(NTT)に問い合わせてみると答えた。
で、まずはFAX機のメーカーのサポート部門に問い合わせてみると、受信障害の原因はいくつか考えられるとのこと。
・電話回線にノイズがのっている。
・相手の送出レベルが低すぎる。
・電話線の端子のサビ等で受信の信号レベルが下がっている。
・FAX機の受信部分の基盤の故障。
等々・・・・・・実際には実機を診てみないと判断できないとのことだが、それは有償になってしまうとのこと。

次にNTTに問い合わせてみて遠隔で回線のチェックをして貰ったところ、TA(ターミナルアダプタ)までの間には特に異常は認められないとの事。
これ以上のチェック(訪問してのTAのチェック等)は有償になるということなので、自分達で手に負えなくなった場合にお願いしますということにした。

これらの状況から自分達で出来るのはFAX機とTAの間の電話線を状態をチェックすることと、交換してみること程度しか無いと判断。
早速予備の電話線(黄ひも)を持って現地に行き、配線の状態をチェックしてみて、場合によっては交換してみることにした。
現地で配線をチェックすると、FAX機側のほうから
FAX機-MJ-(壁内配線)-MJ-TA→局線
という接続になっていた。
流石に壁内配線の交換は出来ないので、とりあえずFAX機とMJの間の線を確認すると、特に痛んだ様子も無く、端子部分にもサビがある様子は無い。
それでも電話線を持っていった予備の線(新品)に交換して、エラーになるというところから試しにFAXを送信して貰ったところ、無事に受信することが出来た。
直ったかな?と思いFAX機に溜まっていた送受信レポート等を印刷していたところ、定着ユニット付近で紙が詰まってしまい、それを取り除いているうちに新たなFAXが着信してしまった。
このFAXがまたもや受信エラーとなってしまった(それも2通)のは、障害が解消していない為と思われたので、今度はTA側の電話線も交換することにした。
複数の電話回線やADSL回線があるので、主装置付近はかなりの数の配線でごちゃごちゃしていたが、なんとかお目当てのFAXの配線を特定して交換してみた。
その後少々見ていたが特に受信エラーが起きることも無かったので、再発したら連絡を頂ける様にお願いして引き揚げてきた。

それから数日が経過したが、特定の相手先からの受信でエラーが2件あった(それもその2時間後には受信できていたので、送り側の問題と思われる)以外は問題無く受信できているので、解決したと見て良さそうだ。
うーん、交換で直るとは電話線は結構大事なんだなぁ、、、、、、
他の線(PCの電源ケーブルやLANケーブル)と絡み合っていたのもノイズの原因だったのかもしれないな。
で、送出レベルの低いFAX信号がノイズに埋もれてエラーになっていたのかも?
はっきりとした原因は判明しなかったが、一応症状は改善されたので良しとしよう。
また似たようなことがあれば、まずは電話線の交換と配線の整理をしてみることにしよう。

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Phenom II X6が値下がり?

秋葉のショップでAMDの6コアCPU「Phenom II X6 1090T Black Edition」の価格が下がっているとの事。
特に値下げの理由は見当たらなさそうだが、何故か3,000円近い値下がりの店もあって、最安値で2万円切り目前となっている。
同じ6コアの「Phenom II X6 1075T」との価格差が無くなっているようで、6コアの最下位モデルの「Phenom II X6 1055T」との価格差も小さくなっている。
1090T BEと1075Tのスペック上の違いは動作クロックと倍率固定の有無で、TDPは同じなので同じ価格なら1090T BEを買う人が多いと思う。
1055TはTDPが低いので存在価値はあるけど、1075Tは立場が無いような気がするので、タイミングをずらした値下げが始まるのか?

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3TBのHDDが出たけれども

昨日の記事に書いた3TBのHDDについてもう少々書いてみよう。
昨日の記事には今まで2TBを越える製品が無かった理由と、今回出た3TB(と2.5TB)の製品に採用された技術について少々書いてみた(正確性は保証しない。実際LBAのビット数は規格上28bitまたは48bit(BigDriveの場合)だったとか、間違いがいろいろあった)。
その中で2TBを越える容量を実現するにはLBAのビット数を増やすか、1セクターあたりの容量を増やすかのどちらかが必要だと書いた。
今回は1セクターあたりの容量を増やして今まで以上の大容量を実現したが、ではLBAのビット数を増やすほうはどうなのだろうか?
実はLBAのビット数はすでに48bitなので、そのままでも128PiB(ペビバイト:2の50乗バイト、TBの1024倍)の容量を扱える”規格”になっている。
なので、LBAのビット数は特に増やさなくても良いことになる。
では何故2TBまでのHDDしか使えなかったのだろうか?
Xp以前のWindows系OSではHDD等のストレージへの命令発効を10バイトCDBで行っていて、指定できるLBAの最大値が32ビットであるために、最大でも2TBのHDDまでしか扱えない。
64bitLBAが使える16バイトCDBはWindowsVISTA(SP1以降)、7、server2008のみが対応なので、Xp以前のOSでは32ビット以上のセクターアドレスを指定することが出来ず、512BセクターのHDDでは最大容量が2TBとなる。
またパーティションテーブルによる制限もあり、MBRを使用するパーティションテーブルでは1パーティションあたり最大で2TBまでしか扱えない。
この制限はGUIDパーティションテーブルを使用することで対応可能だが、2010/11/13現在Windows系OSでこれに対応しているのはWindowsVISTA及び7の64ビット版のみとなる(2008serverも対応)。

以上のことからWindows系のOSで2TBを超えるHDDを扱えるのは、少なくともWindowsVISTA(SP1)以降ということになるし、ブートデバイスとして使用するにはUEFIに対応したマザーボードが必要になる等導入にはハードルが高めだ。
さらにSATAのコントローラチップやドライバによってはHDDを正しく認識できないこともあるということなので、こちらにも注意が必要だ。

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ついに2TBを超えたか

秋葉原では一部の店舗で3TBのHDDの販売が始まっているとの事。
製品は先だって発表されているWesternDigitalの「WD30EZRS」で、実売価格は24,000円~25,000円前後。
#同じプラッタを採用して容量が2.5TBの製品「WD25EZRS」も発表されている。→こちらも販売されているとの事(実売価格は2万円弱)。

今まで2TBを越えるHDDが出なかったのは、セクタアドレスを計算するLBAの最大値が2の32乗で約42億、1セクターあたり512Bなのでトータルでちょうど2TB(=2048GB=2097152MB=2147483648KB)という制限があったため。
2010/11/13訂正:LBAのビット数は48bit(BigDriveの場合)、ただしXp以前のWindows系OSの場合有効となるのは32bitまでなので、上記の計算の通りとなる。
今回出たHDDのように2TBを超えるにはLBAのビット数を増やすか、1セクタあたりの容量を増やすかのどちらかの仕様拡張が必要。
今回のHDDは1セクタあたりの容量を従来の512Bから8倍の4096Bに拡張した「AFT(Advanced Format Technology)」を採用し、LBAの最大値はそのままでも理論上の総容量を8倍に出来るようにしたもの。
このAFTを採用したHDDは少し以前から販売されていて、そのまま使用するにはOS側の対応が必要でWindows系ではVISTAor7でないと使えなかった(Xp以前のOSで使用するにはメーカー提供のユーティリティで再物理フォーマットをしてセクタあたりの容量を512Bにする必要がある)。
今回の製品も同様でXp以前のOSでは使用できない(もし再フォーマットが出来ても容量が2TBとなってしまう?ので無駄)。
また、内蔵HDDとして使用するにはWindowsVISTAor7がサポートしている「GUIDパーティションテーブル」でのパーティション設定が必要なので、VISTAor7でないと内蔵HDDとして使用できない。
さらにOSのブートHDDとして使用するにはマザーボードのBIOSがUEFIをサポートしていて、なおかつOSがWindowsVISTAor7の64ビット版であることが必要との事(MacOS XやLinuxも対応との事だが、特定のバージョンorディストリビューション以降の場合、というかカーネル及びドライバに依存)。

以上のように導入までの敷居は少々高いし、容量単価は2TBのものに比べるとまだまだ高価だが、大容量のデータを扱っていて複数本のHDDに分散していて、多少なりとも本数を減らしたい人や、誰よりも先に新アイテムを試したい人には必要なアイテムかも?

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OutlookとOutlookExpress6のデータ移行

職場で不調になったPCが一台ある。
コールドスタート時にHDDを認識し難くなるようで、何度か電源SWを押してようやくWindowsが起動するというもの。
しかもその際に”コツン、コツン”というような音が出るとの事。
一度起動するとその後は問題なく動くし、再起動もOK、電源を切ってから再度電源を入れても問題なく起動する。
恐らく長時間電源を切っておくとHDDの温度が下がり、電源投入時にモーターの回転が上がりきらないのでは無いのだろうか?(軸受けのオイルの劣化or固体化か?)

まぁ、そんなPCがあるので、壊れる前に中のデータを新しい(と言っても中古の同型機)に移すことにした。
大半のデータは使用者自らが外付けのHDDにコピーしてくれていたし、メールの内容も同様にバックアップしてくれていた。
Outlookのデータはデフォルトのデータファイル(outlook.pst)をコピーし、OutlookExpress6(以降はOE6と表記)のデータもデータの保存フォルダの中にあるファイルを全てコピーしておいてくれた。
メールの内容が一番大事なデータだということで、それを新しいPCに移せるかが気にかかるとの事だった。

新しいPCを設置してOE6のアカウント設定と、データの保存フォルダの設定を行った後に一度OE6を終了させ、バックアップしてあったファイルをデータの保存フォルダに全て書き戻すと、無事に元の状態に戻った。
OE6のデータ保存フォルダの確認&変更方法は
・メニューバーの「ツール」→「オプション」を選択
・「メンテナンス」タブをクリックし、その中の「保存フォルダ(F)」のボタンを押すと保存場所が表示される。
ここで「変更」のボタンを押すと保存フォルダの場所の変更が出来るので、Cドライブの容量が少ない等でデフォルトの場所(C:\Documents and Settings\ユーザー名\Local Settings\Application Data\Identities\{XXXXXXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX}\Microsoft\Outlook Express:WindowsXpの場合)では容量的に不安がある場合は他のドライブへ変更をしたほうが良いかも。
データファイル(*.dbx)のコピー中に”folders.dbx”ファイルの上書き確認が出るが、このファイルを上書きしないと自分で作成したフォルダが見えなくなるので注意。

Outlookのほうはメニューバーから
「ファイル」→「インポートとエクスポート」を選択して「インポート/エクスポートウィザード」を起動してインポートを行なった。
・「ほかのアプリケーションまたはファイルからのインポート」を選択して「次へ」
・「個人用フォルダファイル(pst)」を選択して「次へ」
・「インポートするファイル」を先のバックアップファイルを指定して、オプションは「重複してもインポートする」選んで「次へ」
・「インポートするフォルダの選択」では「個人用フォルダ」全体を選択し、「サブフォルダを含む」にチェックを入れ、「以下のフォルダにインポートする」を選択してフォルダに「個人用フォルダ」を指定して「完了」
と以上の手順でインポートして元の状態に戻すことが出来た。

両方ともアカウント情報はバックアップしていなかったので、それだけは手動で再設定した。

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ちょっと和んだ(笑)

某大手ソフトウェア会社の事務所ソフトのユーザーレビューを読んでいたら、
「パワポポイント」
という単語が出現。
いやぁ~、なんか可愛い語感でちょっとだけ気持ちが和んだなぁ。

そこ以外は辛口の文章ばかりだったからかもしれないけどね。

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うわ!みぞれになってきた。

今朝の札幌は昨日に続いて雨の朝だったけど、つい今しがたみぞれに変わった模様。
気温が4度前後なので積もることは無いだろうが、冷たいことには変わりが無い。
予想最高気温も7度と平年より低めなので、今日は寒い一日になりそうだ。

今TVで見たら十勝川温泉はきれいな晴天だったなぁ。

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delegatedが起動しなくて悩んだ

職場のサーバの一台が非常に重くてクライアントから接続できないとの連絡があり、試しに自席のPCからログインしようとしたところ、タイムアウトでログインできない。
仕方が無いので現場に行ってみるとディスプレイに一瞬だけログイン画面が表示されたが、すぐにブラックアウトしてしまい状態の確認が出来ない。
かといって放っておく訳にも行かないので、電源SWを押して自動でシャットダウンをさせたが電源が落ちない。
最後の手段で電源SWを長押しして電源を切り、すぐに電源を入れなおしたところ無事に起動したが、やはりログイン画面が一瞬で消えてしまう(ディスプレイには信号が行っている)。
とにかく起動自体は出来たので、近くのPCからログインしてみると問題なく入れた。
これでひとまずは安心と思っていたが、午後になってそのサーバ経由での印刷が出来ないとの連絡が入ってきた。
サブネット間のルーターの役目もしているサーバなので、パケットの中継がうまくいっていないのが原因と思い、試しに他のサーバから反対側のサブネットの特定のホストにpingを打ったが返事が無い。
ということで中継に使っていたdelegatedが起動しているかをチェックしたところ全く起動していなかった。
以前このサーバを扱ったのはかなり前だったので、記憶を頼りにdelegated用の起動ファイルを探し、そのファイルを使って起動してみたが、
NG, this executable is not signed
のメッセージが出て起動しない。
これは以前から良く出ていた現象で、makeし直して実行ファイルを/usr/sbinの下にコピーすればとりあえず動くことを覚えていたので、早速その通りにしたがやっぱり動かない(あれ?)。
いろいろ調べて
/usr/sbin/delegated -Fesign -w
を実行してサインをし直したところ、上記のエラーは出なくなったが、今度は
ERROR: NO ACTIVE PORT
とのエラーでやはり起動しない。
うーーーーん、、、、、、、、、困った・・・・・・・・

で、気付いたのは
「要はパケットフォワーディングが出来ればいいんじゃないか!」
ということ。
で、
/proc/sys/net/ipv4/ip_forward
の中身をチェックすると”1”となっていたので、パケットフォワーディングは有効になっていた。
さらに
/etc/sysctl.conf
の中にも
net.ipv4.ip_forward = 1
と記述されている。
だとすると反対側のサブネットまでパケットは到達しているはず。
あれぇ?おかしいなぁ?と思い、それまで試さなかったホストへpingを打つとしっかり返事が来たorz
なんと複数のIPアドレスに向けてpingを打っていたが、全て動いていないホストだったらしい、、、、、、、
不調の連絡をくれた部署に連絡すると、すでに印刷は出来るようになっているということだった(設定を多少変更したとのこと)。
存在しない問題に1時間以上も時間を費やしてしまった、、、、、、

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商品名を間違えていた(汗)

先日(11/6)の記事「ようやくIntelからD525マザーが出た」で書いた商品名が間違っていた(汗)。
正しくは「D525MW」なのだが、それを「D525WM」と書いてしまっていた。
先ほど気付いて訂正しておいたが、間違ったほうで検索してきている人も多いみたいなので、タグは残しておいた。

いやー、気付いたときは誰も見てないのに赤面してしまった(笑)

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