iSpaceが6/6に月への軟着陸に失敗した同社の月着陸探査機”RESILIENCE(レジリエンス)”に関しての報告会を行い、失敗の原因は搭載されていたレーザーレンジファインダーによる高度(月面との距離)の取得が出来ず着陸のための減速が間に合わなかったためと発表した。
前回挑戦時は高度の取得は出来ていたが、ソフトウェアの不具合で取得した高度データをエラーと判定し適切な減速噴射を行なえず推進剤の不足を招いたとしていたが、今回はなんらかの原因で高度の取得自体が出来ていなかったとした。
計画では高度3Km付近で減速噴射を開始する予定だったが、実際に高度を取得できたのは893mのところだった。
そのため降下速度が想定の1.5倍にも達していて減速が間に合わなかったとしている。
前回はソフトウェア、今回はハードウェアが原因ということで同じ失敗では無いものの、なかなかうまく行かないものだねぇ、、、
そう考えると、JAXAの「SLIM」が曲がりなりにも着陸に成功したのは凄かったんだな(汗)。