大谷に関する数字はとんでもないなぁ(笑)

米メジャーリーグ、ロスアンゼルスエンゼルスの大谷翔平選手は昨日の試合に登板し、五回を投げて2点を失ったものの五連勝で今季14勝目を挙げた。
この大谷についてエンゼルスのシニア・コミュニケーションズ・マネジャーのマット・バーチ氏が下記のようなtweetをしている。
「この男は、最近26試合のうち24試合で出塁、この間OPS1.023で長打18本(MLB3位タイ)。そしてこの間、防御率(1.13)MLBトップ、勝ち星(4)はア・リーグ1位タイ、WHIPは0.94」
つまり大谷は打率こそ高くは無いが、長打数や打点は多く、防御率も良くて勝ち星も多い。
おい、長打数が多くて防御率が良いってどういうことだ?(笑)
今日9/25(日本時間)の試合だって適時打を打って2打点を稼いでいるけど、これって昨日の先発投手の話だよ(笑)。
さらに14勝目を挙げた試合で今季対戦した打者の数が600に達し、自身の打席数も600を超えているので、近代メジャー史上初の600&600を達成している。
加えて200奪三振&30本塁打以上も史上初。

大谷が今季達成した二桁勝利(14勝)二桁本塁打(34本)に関して引き合いに出される”ベーブ・”ルースですらこんな馬鹿げた数字は記録していない。
そもそもルースが二桁勝利二桁本塁打を達成した1918年には彼は投手から打者への転向途中だったので、今の大谷の様にほぼ毎試合出場していたわけでは無く、登板数は20(13勝)、出場試合数は95試合とそれまでのシーズンよりは増えたものの、打席数は380(打数は317で本塁打11本)と少ない。
その翌年の1919年からは本格的に野手に転向して登板数は減少(と言っても1919年は17試合に登板し9勝)したが、トータルでは130試合に出場し542打席で本塁打は29本と当時のMLB記録を塗り替えている。
さらに翌年の1920年からはヤンキースに移籍して投手としては14年間で5試合しか登板していない(付け加えるならその全試合で勝ち投手になっている)。
とうわけでルースは大谷のような”二刀流”では無く、今とはルールも異なる(当時は指名打者”DH”制度は無かったし、もちろん今季から採用された”大谷ルール”も無かった)ので単純に比較は出来ない。
なので投打両方で一流以上の数字を残している大谷翔平という選手はMLB史上唯一無二の存在だと思うな。

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