来週末は連日の天体ショー

来週後半は連日の天体ショーが観られる。
まずは11/18(木)の未明からはしし座流星群が極大(極大時刻は2時との予想)となる。
残念ながらこの夜は満月が近いためにほぼ一晩中明るい月が空にあるうえ、今年は出現数が低く見積もられているので、条件が良いところでも1時間当たり数個程度と予想されていて多くの流星は観られない模様。
翌11/19(金)には皆既月食に近い部分月食が観られる。
食分が0.97-98とほぼ月全体が地球の影に入る部分月食で、食の開始が16:19、食の最大が18:03と予想されている。
食の始まりの高度は低く、札幌ですら僅か2度、南に行くにしたがって低くなり、山形県から福島県より南では欠けた状態で月が出てくる「月出帯食」となる。
食の最大時でも高度が低い(札幌で20度、仙台で19度、東京では17度、最も南の那覇では5度)ので、東から南東にかけて開けた場所で無いと見るのは大変かも。
反対に高度が低いことで地上の景色と欠けた月を一緒に観たり撮影したりすることもしやすいかと。
また、近くには”すばる(昴)”の呼び名で親しまれている「プレアデス星団」が見えるし、おうし座の一等星である「アルデバラン」もあるので、部分月食で赤っぽい色に見えるであろう月と赤いアルデバランとを一緒に撮影するのも面白いかも?
ちなみに今回の月食は継続時間が208.4分(3時間半弱)にも及び、部分月食としては19世紀から22世紀の間で起こる部分月食中で最長となる。

両日とも晴れてくれると嬉しいな。

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