リコーの「THETA」が絶好調らしい

コロナ禍で各種産業がダメージを受ける中、カメラ業界も例外では無く各種イベント自粛(中には運動会とかの学校イベントも)のためにカメラの売り上げが激減している。
そんな中でリコーの全天カメラ「THETA(シータ)」が売り上げを伸ばしているとの記事がある。
「THETA」は初代モデルの発売が2013年の11月で、当初からリコーの営業マンが売り込みに来るほどで、不動産関連のユーザーも興味を持って翌年頃には複数台を購入して空き物件の内覧用写真の撮影に使いだした。
近年になって採用する企業が増えたようで、不動産関係のサイトでTHETAで撮影した室内写真を公開するところが多くなっている。
このコロナ禍で実際の物件に足を運ばずとも内覧出来るというのが着目され、売り上げを伸ばしているものと思われる。
カメラ情報のサイトでの反応を見ると、「画質が悪い」等のコメントが散見されるが、そもそも不動産の内覧用の写真を撮るには十分だし、大半の人はWEBブラウザー(に組み込まれたビュワー)を通して見ることになるので解像度の高い写真は不要なので画質云々のコメントは的外れと言えよう。
「THETA」をビジネスに利用しているユーザーは「写真を見せる」ことが目的では無く、その写真を使って顧客に情報を提供することが目的。
なので、無駄に高画素だったり高画質で通信容量を必要としたりするのは却ってマイナスになる。
カメラ情報サイトのユーザーと言うのは二言目には「画質が」「高感度が」という癖が付いている様だな(笑)。
たしかに高画質で高感度に強くなったりすれば”ごく一部の”ユーザーには高評価を受けるかもしれないけど、そのために価格が跳ね上がったらビジネスユーザーの大半が購入しなくなることが判らないのかな?

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