More from: 日産

日産がコンパクトカーにハイブリッドを設定すると発表

日産は昨日(5/12)の社長会見で2016年度中にハイブリッドのコンパクトカーを投入すると発表した。
車種は明らかにされていないようだが、フルモデルチェンジが近い「ノート」であることはほぼ確実。
今回投入されるハイブリッドシステムは以前から噂されているように同社の「リーフ」のモーターを採用したシリーズハイブリッドで、エンジンは発電専用となり走行は全てモーターで行われる。
これによりエンジンは効率の良い回転域のみで使われることになり燃費の向上が見込まれる。
一部の噂ではトヨタの「アクア」の37.0Km/Lをも上回るのではないかとのことで、場合によっては現在日本で最も燃費の良い「プリウス」をも上回るかも?
搭載されるバッテリーは小型軽量のリチウムイオン電池となるだろうが、コストと重量の関係で最低限の容量しか確保せず、バッテリーのみでの走行距離は短くなる模様だ。

←クリックしてくれると嬉しいです。

時速300Kmでのドリフト?!

日産が同社の「GT-R」がドリフトの最高速世界記録を更新したと発表した。
その記録はなんと304.96km/h!

使用した車両は「GT-R」を基にエンジンを3.8Lから4Lにして最高出力を1,380psまでアップし、駆動方式を4WDからフロント側の駆動機構を廃して後輪駆動に変更した”特別な”「GT-R」。
この車両をアラブ首長国連邦のフジャイラ国際空港に持ち込み、同空港の3Kmの滑走路上で記録にチャレンジ。
最初に350Km/hまで加速した後で直線でのドリフト(いわゆる”直ドリ”)状態に移行し、ドリフトアングルを30度に保った状態での速度が先の速度というわけ。

以前の世界記録は217.973km/hだったらしいので、実に80Km/h以上も更新したと言うわけか、、、
動画も見て凄いと思ったけどちょっと想像つかない世界の話だなぁ(汗)。

←クリックしてくれると嬉しいです。

日産「ノート」のハイブリッドはこの秋登場?

日産のコンパクトカー「ノート」は同社の中ではミニバンの「セレナ」SUVの「エクストレイル」と並んで売れている主力車種。
実際この2月の販売台数も9,800台で日産車のなかではトップ。
この「ノート」にこの秋にでもハイブリッドが追加されるということになるらしい。
日産のハイブリッドシステムと言うと、「シーマ」「フーガ」「スカイライン」に搭載された1モーター2クラッチのシステム、及びそれをFF用に改修し「エクストレイル」に搭載したシステム、「セレナ」に搭載したマイルドハイブリッドがある。
この中でFF用は「エクストレイル」のシステムと「セレナ」のシステムがあるが、「ノート」に搭載されるのはこれらとは全く異なるシステムになると言う。
前に挙げたシステムはどれもエンジンの出力とモーターの出力の両方を駆動輪に伝える「パラレル方式」だが、「ノート」に搭載されるのは、駆動はモーターのみでエンジンは発電のためだけに使われる「シリーズ方式」だとのこと。
この方式の利点はエンジンは常に効率の良い回転域で運転させておけることで、車速が変化しても効率の悪い回転域を使う必要が無くなる。
バッテリーの残量に余裕がある場合はエンジンを止めた状態でも走行は可能だが、「ノート」の場合はコストや重量を削減するためにあまり容量の大きなバッテリーは搭載されないということなので、基本的に走行中はエンジンが回っていることになりそうだ。
これと似たようなシステムを採用している車としては三菱の「アウトランダ―PHEV」やホンダの「アコードハイブリッド」がある。
ただこの2車種は高速走行時等の状況に応じてエンジンの出力も駆動に使う「パラレルモード」に移行するので、完全な「シリーズ方式」では無いとも言える。
「ノート」の場合はエンジンと駆動輪を繋ぐ機構のない完全な「シリーズ方式」とのことなので、機械的にも単純化されコストも抑制されるという利点もある。
「ノート」の駆動用モーターは同社のEVである「リーフ」と同じ物をを採用するらしいので、走行性能は十分な筈。
発電用のエンジンは現在搭載されているのと同じ1.2Lの直列3気筒エンジンで、変速機の替わりに発電用のモーター等が組み込まれることになる。
ということは自動車税もガソリンモデルと同じ年額34,500円となるわけだ。
せっかくハイブリッド化してエンジンを発電専用にするなら1L未満のエンジンにすれば自動車税の負担も小さくなって良いのに?と思うのだけど。
現在日産には軽自動車用を除くと1L未満の小型エンジンが無いので、新たに開発する手間と費用を考えると今あるエンジンを流用したほうが得策と言うことなのだろうか。
気になる価格は230-250万円程度ではないかと予想されている。
んー、このクラスの車としてはちょっと高いかなぁ~?

←クリックしてくれると嬉しいです。

日産の「マーチ」は今秋にもフルモデルチェンジ?

「マーチ」は初代がデビューしてから34年も経つ日産のコンパクトカーの主力車種だった。
”だった”と過去形にしたのは四代目となる現行モデルの販売が思わしくなく、昨年一年間で登録者販売台数のベスト30に入ったのは1月の一回だけという低迷ぶり。
しかもその一回もギリギリ30位で、それ以降は1年以上もランク外・・・
本来であれば価格が安く利幅の比較的少ないコンパクトカーは台数を売って稼ぐ必要があるのだけど、「マーチ」は三菱の「ミラージュ」と並びコンパクトカーとしては”失敗作”と言われても仕方の無いほど売れていない。
その「マーチ」がこの秋にでもフルモデルチェンジを受けることになりそうだという。
初代及び二代目がおよそ10年、先代の三代目も8年ほどモデルチェンジ無しで売られていたが、現行モデルのデビューは2010年7月なので6年ちょっとでのフルモデルチェンジということになる。
これはやはり販売不振のモデルに見切りを付けて新型に切り替えるということなのだろうか?
既にヨーロッパでは偽装した新型車の公道テストが目撃されており、そのデザインは今年のジュネーブショーで公開された「スウェイ」が基になっていると思われる。
ということは現行モデルとは大幅に異なるシャープなデザインのヘッドライトを初めとして全体的に男性受けしそうなデザインだ。
過去のモデルのうち二代目から現行の四代目まではどちらかというと女性受けしそうな丸っこいデザインだったが、そこから大幅に変更するのは一種の冒険だろう。
とはいえ三代目のイメージを中途半端に残した現行モデルが売れていないので、この冒険は仕方が無いだろうな。
女性向けのデザインから男性向けにデザインへの変更と言うと、トヨタの「ヴィッツ」の三代目へのフルモデルチェンジで行ったが、これはあまり成功したとは言えない(とはいえ「マーチ」の3倍以上売れているけど)。
「マーチ」が同じ轍を踏まなければ良いけどねぇ・・・

←クリックしてくれると嬉しいです。

日産が「GT-R」2017年モデルを公開

日産はニューヨークオートショーでスポーツカー「GT-R」の2017年モデルを公開した。
変更点はインテリア・エクステリアの一部に加え、ボディ剛性の向上。
目に付く変更点としてはシフト用のパドルをハンドルに固定(ハンドルを切ると一緒に回る)したので、コーナーリング中でもそのまま操作できるようになったとのこと。
パワートレインに関しては変更は無い模様で、米国での販売開始は今年の夏を予定している。

うーん、開発者の水野さんが退社してからは進歩があまり見えないなぁ・・・
そろそろ次のモデルに切り替わる頃だし、日産はいつまで現行の「GT-R」を作る気なのかな?

←クリックしてくれると嬉しいです。

日産の「マーチ」は今秋にもフルモデルチェンジ?

「マーチ」は初代がデビューしてから34年も経つ日産のコンパクトカーの主力車種だった。
”だった”と過去形にしたのは四代目となる現行モデルの販売が思わしくなく、昨年一年間で登録車販売台数のベスト30に入ったのは1月の一回だけという低迷ぶり。
しかもその一回もギリギリ30位で、それ以降は1年以上もランク外。
本来であれば価格が安く利幅の比較的少ないコンパクトカーは台数を売って稼ぐ必要があるのだけど、「マーチ」は三菱の「ミラージュ」と並びコンパクトカーとしては”失敗作”と言われても仕方の無いほど売れていない。
その「マーチ」がこの秋にでもフルモデルチェンジを受けることになりそうだという。
初代及び二代目がおよそ10年、先代の三代目も8年ほどモデルチェンジ無しで売られていたが、四代目となる現行モデルがデビューしたのは2010年7月なので、これまでで最も短い6年少々でのモデルチェンジと言うことになる。
現在日本で販売されている「マーチ」はタイの工場で生産されているが、ヨーロッパ向け(現地名”マイクラ”)はインドのルノー・日産プラントで生産されている。
ところがヨーロッパ向けの次期「マイクラ」はフランスのパリ近くの工場で生産されることが決定しているとのこと。
日本向けがどの国の工場で生産されるかは現状では不明だけど、現モデルの不振の原因がタイ工場製であるということでは無いとは思うが、日産がどう見ているか?
もしタイで生産しているために国内販売が不振であると判断すれば、次期モデルの生産を国内に戻すことも考えられる。
となると生産コストの関係で大幅に値上げされるか、使用パーツの低品質化が懸念される。
私は販売不振の原因はタイ工場製ではなく、先代のデザインを中途半端に踏襲したためではないかと思っている。
初代から二代目、二代目から三代目へのモデルチェンジでは大幅にデザインを変更してきたのに、現行モデルでの変更はまことに中途半端な変更としか思えず、それが販売不振の原因の大きな部分を占めているのではないだろうか?
その程度のことは日産も認識しているようで、既にヨーロッパでの公道走行試験を開始している次期モデルは大幅にデザインが変更され、これまでの女性受けを狙った丸目のデザインからどちらかと言うと男性受けしそうな横長でシャープなヘッドライトを初めとするダイナミックなデザインになっている。
これはこれで良いとも思えるが、これって初代・二代目と女性受けするデザインで成功していたが、三代目で男性受けするデザインに変更して売れ行きが下がった(それでも「マーチ」の3倍くらい売れている)トヨタの「ヴィッツ」の二の舞になりそうな気もするなぁ・・・
まぁ、「ヴィッツ」の場合は似たようなサイズ(少し大きくて価格がかなり高くなるけど)で燃費の良いハイブリッド専用車「アクア」があって、ユーザーがそっちに流れたことも影響しているんだろうけどね。

←クリックしてくれると嬉しいです。

日産の「リーフ」が予定通りにマイナーチェンジ

日産は11/10、同社の100%EV「リーフ」のマイナーチェンジを発表した。
今回のマイナーチェンジでは搭載バッテリーを従来の24Kwhのものから新開発の30Kwhに変更したモデルが追加された。
その他安全装備も「エマージェンシーブレーキ」「LDW(車線逸脱警報)」を全車標準装備とした。
容量30Kwhのバッテリーを搭載したグレードは航続距離が以前記事にした通り従来の224Km(JC08モード:以下同)から280Kmに伸びているのがウリ。
この30Kwhのバッテリーは大きさが従来の24Kwhのものと変わらないので、室内空間等への影響は無く、耐久性を改善したと言うことで保証が5年10万キロから8年16万キロへと拡大している。
価格は24Kwhモデルが従来よりおよそ7-9万円アップ(グレードにより異なる)、新モデルの30Kwhモデルは24Kwhモデルより394,200円(税抜き365,000円)のアップとなっている。
発売は12月24日。

うーん、これでも連休とかでは一日で400Km位の移動はある北海道では厳しいな~。
さらに舗装路よりも表面が荒くなる雪道で実際にどれくらいの距離を走れるのか少々疑問だ。
市内とその近郊でしか乗らない人なら実用になるかもね。

←クリックしてくれると嬉しいです。

日産「リーフ」の航続距離が伸びた・・・

日産は100%電気自動車の「リーフ」を今月中にマイナーチェンジする。
このマイナーチェンジの一番の注目点は航続距離が現在の228Km(JC08モード)から280Km(社内計測値)に伸ばされること。

東京モーターショー2015で公開された新型は一部グレードの航続距離が280Kmに達し、「エマージェンシーブレーキ」及び車線逸脱回避支援の「LDW(車線逸脱警報)」を全車標準装備すると公表されている。
この新型は11月中に正式に発表され、日本では12月に発売される予定。

モーターショーで日産が展示していた内容では一回の充電で280Kmの走行が可能なら、一般的な遠出にはほぼ十分ということだが、私の使い方ではまだまだ不十分。
確かに日常的には一日に走るのはせいぜい数十Kmに過ぎないが、妻の実家のある帯広に行こうとすると片道だけで200Kmを超すうえ、その大半が高速道路で途中の標高が600mを超えるところもありアップダウンがある。
現在の228Kmの航続距離ではチャレンジする気にもなれないし、これがたとえ280Kmに延びたとしても出発前にフル充電が必要となるとイマイチ使い難い。
事実先週末も帯広に行ってきたが、出発は夜だったので昼間車を使っていると充電する時間が取れる様な状態では無かった。
またなんとか無充電で目的地に到着出来ても目的地での充電が不可欠となり、充電スタンドが比較的多くある都会ならまだしも、ガソリンスタンドすらあまり無い田舎では充電も出来ないから車で行くことが出来ない(実家に充電器を設置すれば良いのだろうけど、日常的に使うわけではないので工事する費用が勿体ない)。
これが一回の充電でガソリン車と同程度の500Km程度まで航続距離が延び、さらに充電スタンドが今のガソリンスタンド並みに増えれば北海道の地方部でも使えるようになるかもしれない。
それまではまだまだ都会とその近郊の乗り物だと思うな。

←クリックしてくれると嬉しいです。

スズキ「スイフト」日産「ノート」にHV設定か?

自動車関連のニュースサイトによると、スズキの「スイフト」及び日産の「ノート」にそれぞれハイブリッドシステムの搭載が予想されるとか。
「スイフト」は来年にもフルモデルチェンジが予想されているが、その際にハイブリッドを設定するらしい。
スズキには軽自動車に搭載された「S-エネチャージ」を小型自動車用にしたシステムがあり、今年8月にフルモデルチェンジした「ソリオ」に搭載して「マイルドハイブリッド」と称している。
これを次期「スイフト」に搭載するとのことだけど、これは容易に予想できるものなので意外性は皆無。

それに対して日産が「ノート」にハイブリッドを搭載すると言うのは(EVを推進しているのもあって)ちょっと意外だったかも。
というのは日産のハイブリッドは独自の「1モーター2クラッチ」のシステムで「フーガ」や「スカイライン」という大きなFR用として開発され、今年なってようやく「エクストレイル」にFF用を開発して搭載したばかり(「セレナ」用のマイルドハイブリッドがあるけど、あれをハイブリッドと言うのはちょっと)。
それをそのままコンパクトカーの「ノート」に搭載するのは無理なので、小さなシステムを開発中なのだろう。
これがようやく実用化に向けて目処が立ったというところで、発売から3年少々が経過し同社の「マーチ」よりは売れているけどトヨタ・ホンダのコンパクトカーには販売台数で差を付けられている「ノート」に搭載するのではないかと言うことか。
もし「ノート」にハイブリッドが追加されることになれば、自然吸気・スーパーチャージャー・ハイブリッドの3つのパワートレインが揃うことになり、これはこれで面白いかも。

←クリックしてくれると嬉しいです。

日産の「モコ」がもうじき生産終了?

日産は軽自動車を自社では生産していない。
現在は三菱自動車と共同で起ちあげたNMKVで企画開発した「DAYS」ファミリーを販売しているが、以前は三菱及びスズキからOEM供給を受けて販売していた。
その中で売れ筋だったのが「モコ」でベースはスズキの「MRワゴン」。
この「モコ」はOEM元の「MRワゴン」を上回る売れ行きだったが、「DAYS」と似たような商品ということで販売を終了する予定らしい。
実際「モコ」の販売台数は「DAYS」が発売される以前の2012年度(2012/03~2013/04)は67,513台だったが、発売された2013年度は48,036台、翌2014年度は30,371台とおよそ30%ずつ減少している。
今年(2015年)も4-9月までの半年の販売台数は8,499台で昨年同期の13,368台に比べ63.6%まで落ちこんでいる。
これでは販売コストを掛けてまで売る必要はないという判断なのだろうか?

問題はOEM供給元のスズキの対応だけど、こちらは当面「MRワゴン」を継続販売するとのことだけど、日産への供給が無くなれば生産台数を大幅に縮小しなければならなくなるので、こちらも販売終了は時間の問題か?

←クリックしてくれると嬉しいです。