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三菱「パジェロ」が生産終了か?

バブル期にSUVブームの筆頭とも言える存在だった三菱の「パジェロ」が国内向けの生産及び販売を終了するとの報道があった。
1982年に初代「パジェロ」が誕生し、その後のバブル期にはSUV(当時はRVと呼称)と言えばこの「パジェロ」かトヨタの「ハイラックス・サーフ」のどちらかを指すほど売れた。
その後はモデルチェンジの度に大型化・高級化路線に走り、昨今はその大きさと重さと設計の古さからくる燃費の悪さで販売が苦戦。
月間販売台数は二桁、年間でも1,000台未満しか売れない不人気車種となり果てていた。
この現状にメーカーである三菱自動車も業を煮やしたのかもしれないな。
ただ、海外では相変わらず人気があるので国外向けには生産・販売を続けると報道されているから、国内での人気が復活すれば再販売もあるかも?

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「ギャランΛ」だと?!

今朝方、車に乗っていて交差点で目の前を横切った車を見て驚いた。
左から来て右に走って行ったのは紛れもなく三菱の「ギャランΛ(ラムダ)」(もしかすると姉妹車の「エテルナ」だったかも?)。
デザインからすると1976年発売の初代だったかと・・・
ナンバープレートまでは確認出来なかったので、札幌(もしくは近郊)にいるのか、旅行者なのかは判らなかったが、40年前の車が走っているなんてねぇ・・・

青島からプラモが出てるんだ、、、

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三菱自動車の次期会長に日産の社長が就任予定?

過去の”リコール隠し”や今年になって発覚した”燃費偽装”で経営自体が揺らいでいる三菱自動車の次期会長に日産自動車の社長であるカルロス・ゴーン氏が就任する方向で調整が進んでいると報道された。
”燃費偽装”発覚で自社生産の車(軽自動車含む)の販売を休止せざるを得なくなり、その間は販売できる車はスズキからのOEMである「デリカD2」をはじめとするわずかな車種だけとなっていた三菱自動車に対し、日産自動車が出資を行い筆頭株主になることが報道されたのが少し前。
日産自動車が筆頭株主になるのは出資が完了する今月末の予定だが、12月に開く株主総会でゴーン氏の会長就任を正式に決定するということらしい。
益子現会長兼社長には社長として留任するよう要請するとのことだが、過去の経営陣の尻拭いばかりをさせられてきた益子氏が受けるかどうかは不透明だろうなぁ・・・

燃費偽装の発覚以前から売れる車種が無くて、売れているのは「デリカD:5」と「アウトランダーPHEV」くらいしなかったが、それでも月間販売台数が1,000台に届くか届かないかという状態で、台数を期待して導入したコンパクトカー「ミラージュ」も鳴かず飛ばず。
こんな状態で販売店はどうやって収益を確保しているのだろうと思っていたところに日産自動車と共同開発した軽自動車「EK」シリーズ(日産では「デイズ」シリーズ)が登場し、販売が好調に推移して一息ついたところに(日産での販売分も三菱自動車で生産)燃費偽装が発覚。
またまた売るものが無くなったと思ったら、偽装は他車種でも発覚してしまいもう大変。
そんな中で日産からの救済(出資)を受け入れることになり、経営陣人事がどうなるかと思っていたところに今回の報道。
ある意味予想通りと言えるが、果たしてどんな風に再生させるのだろうか?
日産の時のように容赦のない再建策を進めるのかな?

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トラックメーカーよりも売れていないとは

日本自動車販売協会連合会(自販連)が発表した2013年10月のブランド別新車登録台数によると、乗用車が全くと言って良いほど売れていない三菱自動車の10月の登録台数は3,414台で13ブランド中の10位と低迷している。
内訳は
普通乗用車2,207台、小型乗用車1,094台、小型貨物車113台。
合計3,414台は乗用車を販売しているブランドとしては下から2番目(ちなみに最下位はダイハツの普通乗用車64台、小型乗用車138台の合計202台)で、高額車しか扱いの無いレクサスはもとより、なんと乗用車を販売していない日野やいすゞよりも少ないということになっている。
最下位のダイハツは軽自動車専業のようなものだから、実質的に乗用車を販売しているブランドとしては国内では最下位と言うことになる。
軽自動車でも乗用と貨物を合わせた合計が6,530台(乗用4,102台、貨物2,428台)で、EKが新車効果で売れた9月に比べ30%以上も販売台数を減らしている。
一時期はホンダやマツダと国内の3位を争ったメーカーとは思えない凋落ぶりだ。
三菱車を扱っているディーラーはどうやって収益を確保しているんだろう?
他人事ながら心配になってくるね。

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三菱「ミラージュ」がマイナーチェンジした・・・けどねぇ、、、

先だって発売した軽自動車「EKワゴン」だけが4桁の販売台数で、あとは軒並み1,000台未満となっている三菱自動車がコンパクトカー「ミラージュ」(9月は頑張って1,137台も売った)をマイナーチェンジした。
同時に新グレードの追加や2006年より三菱自動車のハッピードライブアンバサダー(大使)を務めている人気キャラクター「ハローキティ」の40周年を記念してオプションパック「ハローキティ 40th アニバーサリー パッケージ」の設定を行った。
このオプションを適用すると外観ではホイールキャップ(キティちゃんのリボン柄が入っている)や特性エンブレムが付き、内装では全部の席のシートカバーがキティちゃん柄になったりしてキティちゃんファンには堪らない仕様になることになることは確かだ。
この「ハローキティ 40th アニバーサリー パッケージ」は11/1発売で限定400セットとのこと、価格は116,970円(工賃込み)。

ミラージュは発売当初からガソリン車での低燃費No.1(27.2Km/Lで現在でも軽自動車を除くガソリン車中で最も良い)をうたい文句にしているが、低燃費だけでは車は売れないという見本になってしまった。
「ミラージュ」を買うならちょっと高くても軽自動車のほうが維持費も安いし魅力的に見える。
軽自動車に対する「ミラージュ」のアドバンテージって「(乗れば)5人乗れる」こと程度しか思いつかない(汗)。
コンパクトカーを買うなら新型になった「フィット」のほうが中も広くて使いやすそうなので、「ミラージュ」は候補にも入らない気がする。
今度のマイナーチェンジで一時は売れ行きが回復するかもしれないけど、根本的に見直さないと駄目だろうな。

それにしても今回のマイナーチェンジで月販目標台数が1400台って少ないねぇ、、、身の程を知っているということか?

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パジェロミニが生産終了とな?

三菱自動車はオフオードタイプの軽自動車「パジェロミニ」の生産を今年の6月に終了させると発表した。
報道では本格的4WD車としているところもあるが、軽自動車ではスズキのジムニーこそが「本格的」なのであって、モノコックボディの「パジェロミニ」は街乗り用のSUVではないかな?
まぁ、それはいいとしてもパジェロミニってデビューから17年以上も経っていたのにはちょっとびっくり。
80年代後半に三菱が「パジェロ」で成功を収め、その後に派生車を出し始め、一時期は「パジェロ」「パジェロJr.」「パジェロミニ」とラインアップし(「パジェロJr.」は後に「パジェロイオ」となり、その後消滅)、パリダカの影響もあってそれなりに売れていた。
#「パジェロJr.」は「パジェロミニ」の車体を少し拡張して1.1Lのエンジンを搭載したモデルで、後に1.8Lの「パジェロイオ」の発売に合わせるように消滅したので、「パジェロJr.」がモデルチェンジで「パジェロイオ」になったわけでは無い。
それでも現在のラインアップの中では「パジェロミニ」が異色であるのは確かで、プラットフォームは専用となっているのでコスト的に苦しいのだろう。
今回の生産中止の理由の一つがプラットフォームの共通化ということなので、専用のパーツが多い割りに売れていない車種が整理されるのも仕方が無いだろう。

今回の生産中止で日産にOEM供給していた「KIX(キックス)」も無くなるんだろうな。
三菱と日産は共同開発をしているので、今後新たな車種が出てくるだろうけど、その中にオフロード車はあるのだろうか?

そんな中でジムニーを作り続けるスズキはたいしたものだと思うよ。

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ランエボはXで終わりぃ?

三菱自動車の株主総会で株主からランエボ(ランサー・エヴォリューション)に関して今後どうするつもりなのか?というような質問が出たとか。
単一車種に関する質問が出ること自体珍しいらしいけど、それに対して経営陣が答えた内容というのが、
「(ランエボに関しては)既存ユーザーのサポートやパーツ供給をしっかりやっていきたい。」というような内容だったとか。
つまり、次期ランエボの開発はありませんということ。
まぁ、「エコ」(エコノミー?エコロジー?)が売り物になるこの時代にそぐわない「商品」の開発はしませんということなんだろうな。
10代続いたモデルをなくすのは勿体無いような気もするが、これも時代の流れというものか?

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