三菱自動車の次期会長に日産の社長が就任予定?

過去の”リコール隠し”や今年になって発覚した”燃費偽装”で経営自体が揺らいでいる三菱自動車の次期会長に日産自動車の社長であるカルロス・ゴーン氏が就任する方向で調整が進んでいると報道された。
”燃費偽装”発覚で自社生産の車(軽自動車含む)の販売を休止せざるを得なくなり、その間は販売できる車はスズキからのOEMである「デリカD2」をはじめとするわずかな車種だけとなっていた三菱自動車に対し、日産自動車が出資を行い筆頭株主になることが報道されたのが少し前。
日産自動車が筆頭株主になるのは出資が完了する今月末の予定だが、12月に開く株主総会でゴーン氏の会長就任を正式に決定するということらしい。
益子現会長兼社長には社長として留任するよう要請するとのことだが、過去の経営陣の尻拭いばかりをさせられてきた益子氏が受けるかどうかは不透明だろうなぁ・・・

燃費偽装の発覚以前から売れる車種が無くて、売れているのは「デリカD:5」と「アウトランダーPHEV」くらいしなかったが、それでも月間販売台数が1,000台に届くか届かないかという状態で、台数を期待して導入したコンパクトカー「ミラージュ」も鳴かず飛ばず。
こんな状態で販売店はどうやって収益を確保しているのだろうと思っていたところに日産自動車と共同開発した軽自動車「EK」シリーズ(日産では「デイズ」シリーズ)が登場し、販売が好調に推移して一息ついたところに(日産での販売分も三菱自動車で生産)燃費偽装が発覚。
またまた売るものが無くなったと思ったら、偽装は他車種でも発覚してしまいもう大変。
そんな中で日産からの救済(出資)を受け入れることになり、経営陣人事がどうなるかと思っていたところに今回の報道。
ある意味予想通りと言えるが、果たしてどんな風に再生させるのだろうか?
日産の時のように容赦のない再建策を進めるのかな?

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