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トヨタの「エスクァイア」が発売になった

昨日(10/29)にトヨタが5ナンバーミニバンの新車種「エスクァイア」を発売した。
同社の発表によると事前受注は9,000台で、内5,500台がハイブリッドとのこと。
これだけの受注で気になるのは納期だが、ハイブリッド用バッテリーの増産等の効果で2~3ヶ月程度が目安とのことだ。
税込み価格はベースとなった「ノア/ヴォクシー」の2,437,714円(ノアX FF 8人乗り)~3,054,857円(同Hybird G)に対し2,592,000円(Xi FF 8人乗り)~3,204,000円(Hybird Gi)と16万円ほど高く設定されている。
これは「エスクァイア」のほうが多少装備を充実させているのと、「エスクァイア」のほうは高級感を出すために外装にメッキパーツを多用しているため。

これでこのクラスの車種を持たなかったトヨタ店・トヨペット店にも2Lクラスのミニバンが用意されたわけで、トヨタの販売チャネル全てに行き渡った。
在来車種の「ノア/ヴォクシー」に「エスクァイア」が加わったことで、このクラスにおける販売シェアを日産(セレナ)・ホンダ(ステップワゴン)からさらに奪うことになりそうだ。

個人的にはあの派手な顔つきは好みじゃないので、もしトヨタからこのクラスのミニバンを買うとしたら「ノア」を選ぶかなぁ?

今回の「エスクァイア」の発売に加え、来年にはLクラスミニバンの「アルファード/ヴェルファイア」のフルモデルチェンジも控えているので、トヨタのミニバンラインアップはさらに強化されることになる。
対するホンダも来年早々に「ステップワゴン」のフルモデルチェンジを予定しているので、モデル末期で失ったシェアをどこまで取り返すかが注目される。

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トヨタがプリウスベースのSUVを出すというのは本当だった?

トヨタは10月のパリモーターショーで小型クロスオーバー車のコンセプトモデル「C-HR」を公開すると発表した。
この「C-HR」に関しての詳しい情報は無いが、パワートレインがハイブリッドということなので、最近噂が出てきたプリウスベースの小型SUVである可能性が高い。
ヨーロッパで売れている日産の「JUKE」がターゲットではないかと言うことなので、この点からはサイズ的にアクアのほうが近い(ホイールベースを比較すると「JUKE」が2,530mm、「アクア」が2,550mm、「プリウス」は2,700mm)が、車重が嵩むSUVになると「アクア」のパワートレイン(1NZ-FXE+モーター、システム出力100ps)では不足なので、やはりプリウスベースではないかと思われる。

このクラスの小型SUVは先述の「JUKE」の他、ホンダの「VEZEL」もあり、こちらは国内での販売が好調だ。
昨今このクラスが人気のジャンルとなっているので、トヨタも市場に参入しようというところかな?

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トヨタの「アイシス」もモデルチェンジなしで終わりか?

トヨタの「アイシス」はデビューが2004年で、その後一度もフルモデルチェンジを受けずに間もなく10年にもなろうとしている。
現在国産で車高の低い3列シート車(車高が概ね1700mm未満)と言えば下記くらい。
トヨタ
・アイシス
・シエンタ
・ウィッシュ
・プリウスα
ホンダ
・オデッセイ
日産
・ラフェスタ ハイウェイスター(マツダのプレマシーのOEM)
マツダ
・プレマシー
・MPV
スバル
・エクシーガ
以上9車種。
このうちホンダの「オデッセイ」は昨年のフルモデルチェンジで車高が一気に150mmも高くなり、一部グレードでは1700mmを超えているので「車高が低い」とは言い難くなってしまった。
またリアドアが使い勝手の良いスライドドアなのは「ウィッシュ」「プリウスα」「エクシーガ」を除く6車種。
これら少ない車種の中でも長生きだった「アイシス」だが、どうもモデルチェンジ無しで販売終了となる可能性が高い。
「アイシス」の販売チャネルは「トヨタ店」で、トヨタの人気ミニバン「ノア」「ヴォクシー」の扱いが無かったが、もうじき「ノア」「ヴォクシー」の兄弟車として「エスクァイア」が発表され(発売は2015年初頭)る見込みで、それと入れ替わりに車種廃止となることが決まっているということだ。
しかもこの「エスクァイア」はハイブリッド専用車となると言う話もあり、実際に発売されれば売れ筋になると思われる。
現在トヨタ店で販売しているミニバンは「アイシス」の他は「エスティマ」と全チャネルで販売している「プリウスα」だけで、他のチャネルのような人気車種が無い。
そのための新車種投入なのだろうけど、「アイシス」を廃止するのは残念だ。
確かに売れ筋では無いとはいえ、もっと売れていない「アヴェンシス」もあるのに何故「アイシス」なのか?
発売から10年が経過し、累計販売台数も30万台前後になり、開発費もある程度の回収出来たと言うことなのだろうか?

「アイシス」は私も今の車に(新車ではなく中古で)買い換える時に検討した車で、もうちょっと燃費が良ければ買っていたかもしれない。
あのセンターピラーレス構造とスライドドアは便利そうで良かったんだけど、エンジンが1.8Lもしくは2Lで自動車税がそれまで乗っていたK12マーチより高くなるのと、先にも書いたように燃費があまり良くないのが決定的で、結局はフリードの4WDを買うことになった(1.5Lとはいえこちらも燃費は良くないけど、全長は短くて駐車場で楽そうだったし、その割には天井が高くて荷物が積めそうに思えた)。
プリウスと同じTHSIIを搭載して燃費を良くすれば使い物にならない3列目シートを載せている「プリウスα」より売れるようになる気がするね。

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トヨタが商用車「プロボックス」「サクシード」をマイナーチェンジ

2002年7月に発売されたトヨタの商用バン「プロボックス」及び「サクシード」が大幅なマイナーチェンジを受け、9月から販売されることになった。
今回のマイナーチェンジではフロント回りの意匠が大きく変更され、これまでのイメージとは大きく異なっている。
これは1.3L(プロボックスのみ)及び1.5Lのエンジンを両方とも新しいエンジンに変更したのに伴い、エンジンルームを含むフロントセクションの設計を一新したためと思われ、これにより両車で異なっていた全長が同じ4,245mmに統一された(今まではプロボックスが5cm短い4,195mm)。
キャビン以降は従来型を踏襲し荷室のサイズ等に変更は無い。
注目のエンジンだけど、1.3Lは従来の2NZ-FEからヴィッツに搭載されている1NR-FEに変更され、最大出力が87psから95psに向上、最大トルクは12.3Kgmで変化は無いが発生回転数が4,400rpmから4,000rpmに下がって低速側にシフトしている。
1.5Lのエンジンは型式こそ1NZ-FEで変化が無いが、高圧縮比化・クールドEGR・バルブタイミングの最適化・内部フリクションロスの低下等で最大出力は同じだが、最大トルクが14.4Kgmから13.9Kgmに低下し、発生回転数も4,200rpmから4,800rpmへと高回転側にシフトしている。
エンジンの変更に合わせて組み合わされる変速機も従来の5速マニュアル及び4速ATからCVTに一本化されている。
これらエンジンや変速機の変更により燃費は1.3L車が17.6Km/Lと従来の15.4Km/L(AT)~16.8Km/L(MT)より向上、1.5L車はさらに燃費が良くなり18.2Km/Lと従来の15.4Km/L(AT)~16.5(MT)より大きく向上している(全てFF車の数値)。
燃費が向上したため平成27年度燃費基準+10%達成(FF)もしくは平成27年度燃費基準達成(4WD)のため全車エコカー減税対象となった。

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プリウスPHVが増えてきた?

かつてのベストセラーカー「プリウス」のバッテリーをリチウムイオンに変更して外部充電に対応させ、モーターだけで走行できる距離を増やしたのが「プリウスPHV」。
家庭で充電出来るので一日の走行距離が20Km程度であれば、ガソリンをほぼ使わずに済むので維持費が安く済む。
長距離を走る場合には通常のプリウスと同様にエンジンとモーターを使い分けて走るので、バッテリーの残量を意識しなくても良いのは純粋な電気自動車(EV)には無い魅力だ。
燃費もベースとなるプリウスの30.4Km/L~32.4Km/L(1.8 L)に対し61.0Km/L(1.8 Gレザーパッケージは57.2Km/L)と圧倒的に良い数値(ハイブリッド燃費も30.8Km/L~31.6Km/Lとほぼ同等)。
これだけ見るとプリウスよりも売れそうに思えるが、問題は価格で同じグレードで比較するとプリウスよりも70万円も高い。
また自宅のガレージ付近にコンセントが無い場合や、200Vで充電を行いたい場合は電気工事が必要になるのでその工事費を入れるとさらに出費が増えることになる(自治体によっては補助金が出る場合あり)。
マンションや月極めの駐車場を利用している場合は工事自体が不可能な場合が殆どだろうから、その場合は購入しても充電が出来ないことになるので購入する意味が無い。
そのせいか発売されても殆ど見かけることは無く、2012年に旭川で1台(その直後に展示会でも見たけど)見たのを始め、札幌でも年に1台見ることがある程度。
・・・だったのだけど、ここ最近急に見かけることが多くなった。
先週は移動中に立て続けに2台見かけたし、朝職場に向かうときにも見かけた。
今朝も1台見かけたので、この一週間で4回も見たことになる。
プリウスの販売台数は下落しているけど、「プリウスPHV」のほうは売れてきているんだろうか?

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トヨタの燃料電池車(FCV)は今年度中に発売予定だとか・・・

トヨタは6/25に水素を燃料とする燃料電池車(FCV)を2014年度中に発売すると発表した。
価格は今後決定するとしながらも、700万円程度を予定しているとのこと。
扱う販売店はトヨタ店及びトヨペット店で、当面は水素ステーションの整備されている地域(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、愛知県、大阪府、兵庫県、山口県、福岡県)を中心に販売するとのこと。

燃料電池車は走行に必要なエネルギーとして水素と酸素の反応で得られる電気を用いるため、走行中に出す廃棄物は水素と酸素の化合物でである水だけという一種の無公害車と言われている。
※中学校等の理科の実験で行った水の電気分解の反対の反応で電気を発生させる。
走行時には水しか出さなくても水素を発生させる際に、例えば石油やアルコール等の炭化水素から水素を分離する際には炭素が出てくるので、それらの処理が問題にはなる。
この辺の問題をどう処理するか、また水素ステーションを現在のガソリンスタンド並みに普及させるのにどれくらいの時間と費用がかかるのか等、まだまだ普及には様々な問題があるがまずは車両の販売を始めるのは興味深い。

一方FCV開発を進めているホンダも埼玉県庁や福岡県庁に「FCXクラリティ」を納品する等市販化に向けて動いているが、具体的に市販化を発表したのはトヨタが先になった形。
今後のホンダの動きも気になるところ。
今回トヨタが価格を700万円程度としてきたので、ホンダも以前発表した500万円程度を維持してこれるかどうか興味深い。

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80スープラで0-400m6秒台?

昨年のニュースになるけど、トヨタが以前販売していたスポーツカー「スープラ」をチューンアップした車両が0-400m(正確には1/4mile)加速で6秒台の記録を出した。
チューンアップと言ってもドラッグレーサーにしているので中身はほぼ別物。
エンジンこそオリジナルの2JZエンジンのブロックを使っているとは言うものの、どんなチューンをしたものやら最大出力はカタログスペックの8倍近くにもなる2,000ps以上とのこと。
改造内容は公開されていないが、この2,000ps級のエンジンを搭載したスープラで6.15秒を記録した動画も公開されている。
この時の最終到達スピードは370.61Km/h。

写真で見ると大口径のスーパーチャージャを載せているみたいだけど、トップフューエルと違ってボディに隠されたエンジンは殆ど見えないからなんとも言えないなぁ。

余談だが2,000psって日本だと誉21型やハ43並、アメリカでもダブルワスプエンジン並で、名戦闘機といわれるP-51のマーリン66エンジンも同程度ということになる。
こんな出力に耐えるなんて1JZのブロックって頑丈なんだなぁ。

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トヨタの「ラクティス」がマイナーチェンジしていた

トヨタが5/12にコンパクトカー「ラクティス」のマイナーチェンジを実施していた。
今回のマイナーチェンジではフロントグリルにメッキを施す等して精悍なイメージになっている。
内装面でも改良がされ、アイドリングストップ(Toyota Stop & Start System)搭載グレードにはTFTパネルを採用したマルチインフォメーションディスプレイを搭載する等の装備改良がされている。
メカニズム面では1.3Lエンジン車に「ヴィッツ」に搭載された新開発の「1NR-FKE」を搭載し、これによりJC08モード燃費が最高で21.8Km/L(アイドリングストップ搭載車、非搭載車は20.0Km/L。)と旧型に比べて17%ほど改善されている。
これで1.3Lエンジン車のほうが1.5Lエンジン車(FF:19.0Km/L-20.6Km/L、4WDは16.6Km/L)よりも燃費が悪いという逆転現象が解消されている。

「トレジア」としてOEM供給を受けているスバルも同時にマイナーチェンジを発表し、こちらは5/30から発売としている。

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「プリウス」が3年ぶりに1万台割れ

トヨタ「プリウス」の4月の販売台数は8,692台で、東日本大震災直後の2011年4月の4,876台、翌5月の6,491台以来およそ3年ぶりの1万台割れとなった。
2009年5月のフルモデルチェンジから5年が経過し、来年にも新型が出てくると噂されていて、売れ行きも鈍ってきている感じがする。
そんなモデル末期でもこれだけ売れているんだからやっぱり凄い車だと思うなぁ。 

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ホンダ「フィット」が2ヶ月連続で販売台数トップ

今日発表された2014年4月の登録車販売台数によるとホンダの「フィット」が3月に続いて販売台数トップとなった。
2月はリコールの影響でトヨタの「アクア」にトップの座を奪回された「フィット」だが、その後は販売台数が回復し、4月は15,621台を販売し3月に続いてトップとなった。
2位は3月に続いて「アクア」で13,683台を販売した(1位の「フィット」は「フィットシャトル」等を含めた数字なので、実際に1車種での販売台数はトップとも言える)。
上位10車は以下の通り。(車名 メーカー 販売台数 前年比 前月比)
1.フィット      ホンダ 15,621 170.2% 48.9%
2.アクア       トヨタ 13,683 79.6%  43.9%
3.ヴォクシー     トヨタ 9,271 364.4%  77.7%
4.プリウス      トヨタ 8,692 47.2%  30.7%
5.カローラ      トヨタ 8,255 138.6%  52.7%
6.ヴェゼル      ホンダ 7,959      92.0%
7.ノア        トヨタ 5,412 250.8%  55.0%
8.ノート       日産  5,364 57.0%  31.0%
9.ヴィッツ      トヨタ 4,924 71.3%  41.4%
10.エクストレイル  日産  4,204 297.1%  46.2%
上位2車は3月と同じだが、3位にはフルモデルチェンジ後好調な「ヴォクシー」が3月の6位から順位を上げ、同時にモデルチェンジした「ノア」も9位から7位にランクアップしている。
ただ殆どの車が3月から台数を半減させていて、トップの「フィット」ですら3月の31,921台の約半分、「アクア」も31,146台の56%減となっている。
軽自動車に関しての記事でも書いたと思うが、例年3月は決算期に当たるために販売台数が増え、その反動で4月は半減するのでこの減少は今年に限ったことでは無い。
その中で比較的減少率が低いのは「ヴェゼル」(8%減)「ヴォクシー」(22%減)で、特に「ヴォクシー」は兄弟車の「ノア」(45%減)とは対照的だ。
減少率が小さい「ヴォクシー」「ヴェゼル」は受注残が多い(=納車待ちが長い)ので新規受注が少なくなったとしていても数字には出て来ていないと思われる。
同じく納車待ちが長いと思っていた「フィット」が大きく台数を減らしたのは、4月からの消費税増税に備えて早くから受注していたのが3月に大量に納車され、その反動が来たためと思われる。

メーカー別でも3月と比較すると大きく台数を減らしており、トヨタが57%減、日産が65%減、ホンダが48%減となっており、ホンダが比較的減少幅が小さく、スズキ・ダイハツと比較すると大きな減少率だった軽自動車とは対照的な結果となっている。
この結果メーカー別ではホンダが日産を上回り2位となっている。

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