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トヨタの新型「プリウス」が世界初公開

トヨタ自動車はアメリカのラスヴェガスで新型「プリウス」を初公開した。
新型「プリウス」は初代から数えて四代目に当たるのでVW40型になると思われる。
今回公開されたのはエクステリア/インテリアデザインと大まかな技術情報で、日本では最も注目されると思われる燃費データは未公開。
エクステリアデザインは二代目以降継承されている”トライアングルシルエット”を基本に、空力的にさらに洗練されている(と感じる人もいると思われる)。
車体サイズは若干拡大し、全長4540mm(現行モデル比+60mm)、全幅は1760mm(同+15mm)となり、全高だけは少し下がって1470mm(同-20mm)となる。
ホイールベースは2700mmは現行と変化無しなので、車内スペースはそれほど拡大していないのかな?
一方車内の方はこちらもセンターメーターレイアウトを継承していて、これも好みの分かれるところだろう。
技術的には新型プラットフォーム”TNGA”を採用し、剛性の向上と軽量化を進め、パワートレインもエンジンの熱効率を40%超にまで引き上げてハイブリッド関連もPCUや制御系を新設計した結果、現行の32.4Km/Lどころか現在国内最高の燃費を誇る「アクア」の37.0Km/Lを上回ることが期待されている。
開発目標としても40Km/L台を目指していると言われているのでかなりの数値が期待できる。
今回のお披露目で燃費が公表され無かったのは目標数値に届いていないためかも?(もちろん発表場所となったアメリカでの燃費基準が日本とは異なることも理由としては考えられる)。

今年の末に先ず日本で販売を開始し、その後欧米各国等で順次販売開始となる。
現行モデルは発売当初先行していたホンダの「インサイト」のシェアを奪う目的で205万円からという戦略的な価格が付けられたが、今度の新型の価格はどれくらいになってくるのかな?

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「カローラ」の販売が好調

先だって日本自動車販売協会連合会(自販連)から発表された7月の車名別販売台数ランキングを見ると、トヨタの「カローラ」が5月から3カ月連続で2位に入っている。
これはフロントマスクを中心としたデザインの変更や安全装備の充実を図った3月のマイナーチェンジの影響と思われる。
マイナーチェンジ直後の4月は前年同月比9割弱とそれほど効果は出ていなかったように見えるが、5月以降は前年同月比が100%を超えており、特に6月は前年に比べて35%も販売台数が増えている。

昔は国内販売台数で常にトップの座にあり、2002年にホンダの「フィット」のその座を奪われるまで実に33年間に渡って車名別年間販売台数1位だった。
それでも翌2003年から2007年までは「フィット」や同社の「ヴィッツ」を抑えて1位に返り咲き、相変わらずの人気の強さを示した。
現在では同じトヨタの「アクア」「プリウス」にその座を明け渡した感が強いが、それでも常に10位以内に顔を出す(最低は2012年の8位)等売れ筋であることは間違いない。

今年の11月で発売から49年になるが(小型乗用車としては最も長く続いている車名になる)、この調子だと上半期5位だった販売台数の順位もまだ上がる可能性があるな(4位の日産「ノート」との差は267台だったので、7月の時点で既に逆転している)。

それにしても販売台数トップの「アクア」はトヨタの販売チャネル全て(トヨタ店、トヨペット店、カローラ店、ネッツ店)で売っているのに対し、カローラ店でしか売っていない「カローラ」が2位と言うのは凄いな・・・

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トヨタの次期「ヴィッツ」は「iQ」ベース???

トヨタのコンパクトカー「ヴィッツ」は「スターレット」の後継車種として1999年に発売され、国内外での好評に支えられ好調なセールスを記録した。
現行のモデルは2010年の暮れに発売された三代目で、今年の暮れには丸五年となるので来年辺りにフルモデルチェンジすることが予想される。
初代/二代目が曲線ベースのどちらかというと”女性向け”のデザインだったのに比べ、現行モデルはフロントマスク等を男性好みのデザインに変更したためか当初の目論見よりも販売面で苦戦していたが、発売から4年以上経過した現在でも月間販売台数は5,000-7,000台程度と「マーチ」や「ミラージュ」を遥かに凌駕している。
この「ヴィッツ」の次期モデルに関してちょっと驚きの情報が某自動車雑誌に掲載されていた。
件の記事によると次期「ヴィッツ」は同社の車種の中では異色の小型車「iQ」のプラットホームをベースに開発されているとのことだ。
「iQ」はトヨタが小型車のパッケージングを極限まで追い求めるようにして開発され、全長が僅か2,985mmと軽自動車より40cm以上も短い中に大人3人と子供一人が乗車出来るスペースを確保したモデル。
流石に運転席後ろの座席には大人が座るのはほぼ無理で子供専用となるようだが、それでもこの短い車体の中に4人分のシートを収めたのは凄い。
私の自宅の近くにも所有している家があって時折目にするが、とてもあの中にリアシートがあるようには思えない。
このパッケージングを実現するために専用の機器(例えば超小型のエアコン用電動コンプレッサー等)を開発する等しているが、現状では他のモデルへの技術転用は進んでいないようだ。
トヨタとしても折角開発した小型化技術を他のモデルに活かさないのは勿体ないのだろう。
先の記事を書いたライターによると「iQ」の発表時に小型化技術の「ヴィッツ」への流用をしないのか問うたところ、「(現行の三代目に当たる)次期モデルでは難しいが、次の次のモデルでは」というような言葉が返って来たとのことだ。
もしそれが本当だとしても発売から7年近く経つ(「iQ」の発売は現行「ヴィッツ」よりも前の2008年)もののプラットホームをそのまま流用するとは思えず、当然改良を施してくるとは思う。
現在トヨタでは”TNGA(Toyota New Global Architecture)”と呼ばれる新しい技術基準を開発しており、その一部に「iQ」で培った小型化技術を盛り込んで来るのではないだろうか?
この”TNGA”が適用される第一弾は今年秋にも発表される予定の次期「プリウス」だが、トヨタは2020年までには全車種の半分程度で適用する心積もりのようなので、次期「ヴィッツ」にも適用されるのは間違いないだろう。
「iQ」の小型化技術を流用すれば現行モデルではライバルより劣っていると言われる車内の広さ&使いやすさで優位に立つのはそれほど難しくは無いだろう。

さらに次期「ヴィッツ」には国内では販売されていないハイブリッドモデルもあるという予想もあり、その場合の燃費は次期「プリウス」の予想値である40Km/Lを大きく上回る46Km/Lとする予想もあるが、そうなると現在国内で最も売れている同社の「アクア」の存在意義が無くなってしまうのではないだろうか?
事実、ヨーロッパでは現行の「ヴィッツ(現地名:ヤリス)」に「アクア」と同じハイブリッドシステムを搭載して販売しているが、「アクア」はヨーロッパでは販売しておらず、日本国内では反対に「ヴィッツ」のハイブリッドの販売は行っていない。
もしも次期「ヴィッツ」にハイブリッドを設定し国内で販売するとなると、「アクア」のモデル廃止もしくは「アクア」自体が発売から3年以上経過しているので次のモデルチェンジ時に上級車種への移行がされるのではないだろうか?

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次期「プリウスPHV」はEV走行距離が大幅に伸びる見込み

トヨタの「プリウスPHV」は発売から3年半が経過した。
ベースとなった「プリウス」は発売から6年が経過し、今年の秋にも新型が発表される見込み。
それに伴い「プリウスPHV」もモデルチェンジの予定。
ベースのモデルチェンジから2年半近くも発売が遅くなった現行モデルと違って今度はほぼ同時にモデルチェンジされると思われる。
新しくなる「プリウスPHV」はバッテリーでの走行距離(EV走行距離)が現行の23Kmから大幅に伸び60Km程度になる見込みで、それに伴い複合燃費の表示が70Km/Lにもなる可能性がある。
ハイブリッド燃費はベース車が40Km/L程度と予想されているが、大容量化されるバッテリーで増加する車重のために36-38Km/Lに留まるとの予想もある。
それでも現行モデル(31.6Km/L)を大幅に上回るどころか国産車で最高の燃費を誇る同社の「アクア」に匹敵する値なのは素晴らしい。
価格は現行よりも20万円程度のアップと見込まれている(300万~450万円程度?)。

実効燃費が30Km/L前後まで伸びるようであれば凄いんだけど、実際にはどうかな?
それにEV走行距離が実際の使用でどの程度なのかも気になるところ。
それでも現行よりは大幅に伸びるので、1日の利用が20-30Km程度の人で、自宅もしくは日常的に行く場所(職場等)に充電設備を用意出来る人なら普段は燃料を全く使わないことも可能かと。

個人的には車内の使い勝手の関係で「プリウス」のような車よりミニバンのほうが良いので買うことは無いなー。

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新型「シエンタ」発表

トヨタ自動車は小型ミニバン「シエンタ」をフルモデルチェンジして発売した。
前モデルとなる旧型は一時生産を終了していたが、市場のニーズがあり代替となる車種も存在しなかったために異例の再生産を行った人気車種。
とにかく小型でコンパクトカーよりも少し長いだけのサイズが市場に受け入れられていたと思われる。
新型は旧型よりも若干全長が伸び4,235mmとなり、ライバルのホンダ「フリード」の4,215mmを上回った(ホイールベースも2,750mmと「フリード」より10mm長い)。
全幅は5ナンバーサイズ一杯の1,695mmで同じ、全高は1,675mm(2WD車)/1,695mm(4WD車)と旧型より5-15mmほど高くなっているが、「フリード」よりは40-50mmほど低く、感覚としてはより乗用車に近いと思える。
パワートレインは1.5Lのガソリンエンジンと1.5Lガソリン+モーターのハイブリッドを搭載。
ハイブリッドとなると気になる燃費は27.2Km/Lで旧型の2WD車の17.2Km/Lや「フリードハイブリッド」の21.6Km/Lを大幅に上回り、エコカー減税の免税対象となっている。
ガソリンエンジン車も20.6Km/L(2WD車X”Vパッケージ”)-15.4Km/L(4WD車)と旧型の17.2Km/L(2WD車)-13.2Km/L(4WD車)や「フリード」の16.6Km/L(2WD車)-13.2Km/L(4WD車)を上回っている。

燃費を比較すると旧型やライバルよりも魅力的に見えるが、車体のデザインや使い勝手は好みが分かれそうな感じ。
デザインに関しては個人の好みが大きな影響を及ぼすので特に書かないが、使い勝手に関しては私は少々疑問がある。
写真で見ただけなのだけど、3列目シートは旧型よりは改善されているように見えるが、それでも狭いことに違いは無く座面の厚みも足りない感じで大人が座るには少々無理があるかと。
また3列目シートを格納するためには一度2列目シートをたたむ必要があり、この辺りは左右への跳ね上げ式の「フリード」の方が楽だし、旧型の「シエンタ」よりも手順が増えているのはどうかと。
特に2列目シートにチャイルドシートを装備した場合はそれを取り外さないとならないので、その場合実質的に3列目シートは出しっぱなしか収納したままのどちらかになりそう。
せっかく旧型同様薄型燃料タンクの採用で低床フロアを実現しているのだから、もうちょっと工夫があっても良かったかな?

細かい装備等に関してはトヨタのことだからそつなくまとめて来ていると思うので特に不安要素は無く、安全装備に関してもこのところのトヨタ車に採用されている“Toyota Safety Sense C”をオプションで用意している。
この“Toyota Safety Sense C”はどうせなら標準装備にして欲しかったところではあるが、敢えてオプションにしたのは旧型よりも上昇した価格との兼ね合いなのかな?

実車を見ないと判らない部分は多々あるが、まずは興味を引く新モデルであることには違いが無さそうだ。

この秋にはライバルのホンダ「フリード」のフルモデルチェンジが控えているので、トヨタ車に拘りがあるとか今の車の車検等の事情で早く買い替えをしなくてはならない人以外は秋まで待った方が得策かと。

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トヨタ「シエンタ」の発表は今日?

トヨタの小型ミニバン「シエンタ」は今日7/9にフルモデルチェンジした新型が発表になる予定。
「シエンタ」は一度生産終了したが、販売店からの要望が多くて異例の再生産がされた車種で、普段でも良く見かける。
事前の噂では「アクア」のハイブリッドシステムを採用していて、どちらかというと「アクア」のミニバンバージョンと言える様な車種になるらしい。
ハイブリッド化で燃費の大幅な向上が見込め、ライバルのホンダ「フリード」に差を付けることが出来そうだ。
詳しくは今日発表になる予定のリリースに期待したいところ。

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トヨタが「クラウン」に2Lターボエンジンを搭載し、10月発売へ

トヨタが「クラウン」のマイナーチェンジに伴い新開発の2Lターボエンジン搭載グレードを追加し、10月に発売する見込み。
搭載されるエンジンは既にLEXUSの「NX200t」に搭載されている「8AR-FTS」。
「クラウン」にターボエンジンが搭載されるのは11代目(S17#型)に搭載された「1JZ-GTE(2.5L直6)」以来およそ8年ぶり。
2Lのターボエンジンは1985年に販売終了した「M-TEU(2L直6SOHC)」を搭載したグレード(S12#型の一部)以来30年ぶりとなる。

また同じ「8AR-FTS」をLEXUSのISにも搭載し、「IS200t」として発売する予定だそうだ。

これで「クラウン」と「IS」は”ハイブリッド”と”ダウンサイジングターボ”という2種類の”エコ”(と言われる)パワートレインを持つことになるな。

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ル・マン24時間レースが終了

日本時間昨夜22時(現地時間15時)にル・マン24時間耐久レースがゴールを迎えた。
優勝は復帰2年目のポルシェの19号車でポルシェに17年ぶり17回目の総合優勝をもたらした(ポルシェチームはそれを記念したTシャツをあらかじめ用意していた)。
2位も同じポルシェの17号車でポルシェの1-2フィニッシュと言う結果になった。
3位と4位にはアウディの7号車と8号車が入り、5位はポルシェの18号車。
トヨタは2号車が8周遅れ(5位からも4週遅れ)で6位に入ったのが最高で、1号車はさらに1周遅れの8位。
トヨタ2台の間にはアウディの9号車が入り7位と、上位8台はWECに参戦している3メーカーが独占(ま、当然だな)。
各車ともトラブルが無かったわけではないが、チーム力でそれらを抑え込んだと言えよう。
その中で昨年はとらぶるに泣いたがスピードに優れたポルシェがかつての栄光を取り戻したと言うことか。

一部で期待されていたと思われるトヨタはWECの緒戦同様レーススピードが不足しており、ライバルたちと戦うのは無理な状態。
そんな状態では上位に入るにはライバルに大きなトラブルが発生してピットストップが長時間に渡るか、もしくはリタイヤするかしかなく、今回はポルシェもアウディもトラブルがが少なく、2号車が唯一長時間のピットストップをしたアウディ9号車の前でゴールするのが精一杯(それでも同一周回数)。

昨年はレースの半分以上をリードしていながら突然のトラブルでストップしたトヨタだったが、今年は大きなトラブルが無かった代わりにスピードが不足していて一度もトップ争いをすることなくレースを終えている。

こんな結果に終わったことでWECへの参戦を今年限りで終わらせることがないと思いたい。

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ル・マン24時間レースは今夜スタート

フランスのル・マン村で行われる自動車の24時間耐久レースは現地時間の今日午後3時(日本時間では午後10時)にスタートの予定。
昨年はレースの半分過ぎまで大量リードでトップを走行していた7号車がトラブルでリタイヤし、序盤で多重クラッシュに巻き込まれほぼ最後尾まで後退した8号車が3位に入賞したトヨタが今年はどうなるのかが注目されているが、予選では他チームの車両のクラッシュ等があり予選最終日でタイムを伸ばすことが出来ずスターティンググリッドの4列目からのスタートとなった。
予選トップのポルシェ(参加チーム中最大の8MJというエネルギー回生量にものを言わせて直線がやたらと速い)やディフェンディングチャンピオンで今年のWECの1・2戦で優勝しているアウディとのタイム差が大きいのが気がかり。
ポルシェの最大の課題は耐久性で昨年は終盤でトラブルを起こして敗退したが、今年は1・2戦では完走しているものの24時間となると話は別。
5連覇中のアウディは耐久性に定評があり、昨年もポルシェとトヨタがトラブルでリタイヤもしくは修理で順位を落とす中、最後にはトップでチェッカーを受けている。
日産も異色のマシン(なんと駆動方式がFF!)という車(「GT-R LM NISMO」)を持ち込んでいるが、予選タイムはトップから20秒ほど、トヨタからも10秒以上遅く、単純な速さでは上位進出は望めない。

フランスまで観戦に行けるわけも無いので今年もせいぜいTVで見るだけなのだが、地上波での放送予定は皆無でスカパー!のJ-SPORTS3で放送されるのをCATVで観る位かな。
この放送も24時間全部ではなく、スタート30分前からスタート後8時間(日本時間21:30-6/14 6:00)までと、ゴール5時間前からゴール1時間半後(同17:00-23:30)までとなっている。

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ヨタハチ?

今日の昼前に車に乗っていたら交差点で信号待ちをしていた中にトヨタの「スポーツ800」(通称”ヨタハチ”)がいた。
色は目立つ真っ赤で天気が良かったのもあって窓全開で目立っていた。
生産終了が1969年なので、最低でも46年前の車ということになる。
いやぁ久々に見かけたなぁ。

カーセンサーで中古を探すと全国で4台が売りに出されていて、値段が付いている(応相談で無い)のは1台のみ。
その値段も新車当時(59万5千円)の4倍弱の222万円とかなりのプレミアが付いている。

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