現場のPCが起動しないということで返ってきた。
電源を入れてみるとBIOSの初期画面は出るものの、OSであるWindows10がきちんと起動せず”修復”を試みようとしてしまう。
もちろん修復はうまくいかず電源オフか出荷状態へ戻すしか手が無くなってしまっていた。
中のデータや設定を消すわけにも行かないので出荷状態に戻すのは最終手段。
機種はDELLの”OptiPlex 3040 SFF”で、幸いにも手元に同じ機種があったのでHDDの載せ替えを試したところ問題無く起動した、ということは原因はハードウェアにあったものとしてこのまま現場に戻すことにした。
ところが、新しいPCはアナログVGAのポートが無くそのままでは現場のディスプレイとの接続が出来ない。
最初はディスプレイもHDMIポートを装備したものに交換することも考えたが、元のPCのVGAポートを移植できないかと考え、配線を追いかけてみるとマザーボード上の小さなサブ基盤につながっているのを見つけた。
その基盤はネジで固定されていてネジを外すと取り外すことが出来、マザーボードとは小さなコネクタで接続されていることが判った。
移植先のPCにも同じコネクタがあったので、サブ基盤を取り付けて固定し、VGAコネクタを筐体に取り付けてディスプレイを接続するとすんなりと画面が表示された。
つまり、この機種でアナログVGAポートを装備したモデルとそうで無いモデルの差異はサブ基盤の有無と筐体背面にVGAコネクタを固定するための穴の有無だけということらしい。
その穴も最初から用意されていて簡単に塞がれているだけなのでマイナスドライバがあれば簡単に開けられる。
手元には他にもアナログVGAポートの無い同機種があるので、サブ基盤さえあればポートを付けて使うことが出来る。
どこかで売っていないかなぁ?(汗)。