ダイハツの不正で型式認定取り消しへ

国土交通省がダイハツ工業の型式認定申請に不正があったとして同社製の3車種の型式認定を取り消し決定を下した。
今回型式認定を取り消すのは「グランマックス」「タウンエース(トヨタ)」「ボンゴ(マツダ)」の3車種で、後2車種はトヨタとマツダに向けてダイハツがOEM供給しているもので実質的に同一の車種。
メーカーにとって型式認定の取り消しは非常に重い処分で、車体の型式認定取り消し処分は史上初(日野自動車がエンジンの認定取り消しを受けたのが過去唯一の事例)。
型式認定を取り消されると新車の出荷/販売が行えなくなり、再取得は可能だが少なくとも二ヵ月程度の時間(と膨大な手間)が必要となる。
これを受けてダイハツの工場の操業再開は想定よりも遅れる見込みとなっていて、休業期間中の従業員(下請け含む)への補償が大きな問題となりそうだ。
下手をすると経営基盤が傾くこともあるかもしれず、そうならないように親会社のトヨタがサポートすることになるかも?

なお今回の処分でも既に販売されている車は継続使用可能なので、既存ユーザーに直接的な影響は無いが、次回の買い替え時には他社に流れるユーザーもいるかも・・・って、このクラスの車種って他に日産の「NV200」くらいしか無いんだよなぁ・・・

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