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道央道の一部が4車線化対象区間に

国道交通省が全国の高速道路の暫定2車線区間を4車線化する中で2024年度から進める候補の路線と区間を公表。
北海道で対象となるのは道東道の追分町IC-夕張IC間の一部4.1㎞となる見込みで、今月中に正式決定される見込み。
道東道は既に占冠IC-十勝清水IC間が対象となっており、広内トンネルが現在工事中、狩勝第1トンネルとホロカトマムトンネルも工事の入札を行ない受注企業が決まり契約も終わっている。
4車線化完成まではまだ何年もかかる見込みだが、2車線区間が減ってくれるのはありがたいな。

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ダイハツの不正で型式認定取り消しへ

国土交通省がダイハツ工業の型式認定申請に不正があったとして同社製の3車種の型式認定を取り消し決定を下した。
今回型式認定を取り消すのは「グランマックス」「タウンエース(トヨタ)」「ボンゴ(マツダ)」の3車種で、後2車種はトヨタとマツダに向けてダイハツがOEM供給しているもので実質的に同一の車種。
メーカーにとって型式認定の取り消しは非常に重い処分で、車体の型式認定取り消し処分は史上初(日野自動車がエンジンの認定取り消しを受けたのが過去唯一の事例)。
型式認定を取り消されると新車の出荷/販売が行えなくなり、再取得は可能だが少なくとも二ヵ月程度の時間(と膨大な手間)が必要となる。
これを受けてダイハツの工場の操業再開は想定よりも遅れる見込みとなっていて、休業期間中の従業員(下請け含む)への補償が大きな問題となりそうだ。
下手をすると経営基盤が傾くこともあるかもしれず、そうならないように親会社のトヨタがサポートすることになるかも?

なお今回の処分でも既に販売されている車は継続使用可能なので、既存ユーザーに直接的な影響は無いが、次回の買い替え時には他社に流れるユーザーもいるかも・・・って、このクラスの車種って他に日産の「NV200」くらいしか無いんだよなぁ・・・

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バイクの高速料金が遂に普通車の半額になる・・・けど・・・

車やバイクで長距離移動をする際に便利なのが高速道路。
料金はかかるものの、時間短縮になるので私も長距離の移動ではよく利用している。
その料金なんだけど、大型車や普通車・軽自動車では料金が異なっていて、単純に大きな車ほど高い料金が設定されている。
ところが二輪車は何故か軽自動車と同じ料金が設定されていて割高な感じがしている。
その昔は高速道路での二輪車の二人乗りが認められておらず、そのため一人しか乗れないのに最大で4人乗れる軽自動車と同じとはかなり割高感があった。
現在は条件を満たせば二人乗りが認められているけれど、それでも割高であることには違いはなく、二輪車の利用者からは料金値下げの要望が常に出ていた。

この度国土交通省とNEXCO3社が二輪車の料金を普通車のおよそ半額に下げる方針を決めたと報道されている。
これだけ聞くとありがたい話に聞こえるけど、この措置は実験的なもので期間限定となっている。
さらにこの割引を受けるためにはいくつかの条件がある。
・ETCおよびETC2.0の車載機を搭載していること。
・適用期間は2022年4月から11月までの土日、祝日のみ。
・1回の利用距離が100Kmを超えること。
・適用されるのはNEXCO東日本・中日本・西日本3社の管理する高速道路のみで他社管理の道路は適用無し。
これだけでも恩恵を受けにくいのにさらに加えて
・利用する前に専用サイトにアクセスして利用日を指定して申し込みをすること(要は事前申し込みが必要)。
となっている。
今回の措置はあくまでも実験という位置付けなんだけど、わざと利用し難くしているとしか思えない。
本気で二輪車の利用を促進するつもりがあるのか疑問だな(汗)。

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冬道のチェーン規制に関して

国土交通省が検討しているという冬道でのチェーン規制。
ネット上では雪が降った場合には装着義務があるように取り沙汰されているところもあるが、実際には今までは大雪になると通行止め規制をしている区間でも、チェーンを装着していれば通行できるという規制らしい。
しかも今回規制の対象となるのは”警報級の大雪で、縦断勾配5%以上の道路であり、過去に立ち往生が発生している区間”で、当初の対象は13区間にとどまる。
なので”雪が降ったらチェーンが必要”というわけでは無い。
私も最初は「えー、チェーンなんて持ってないよ。」と思ったけど、調べてみるとほぼ無関係と分かって一安心。
ネットを含むニュースの見出しがキャッチー過ぎて誤解を生んでいるだけだったよ(汗)。

そもそも、警報級の雪になると予報が出ているのになんの対策もせずに車で向かう方がおかしいよね。

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道の駅で自動運転の実証試験

国土交通省は道の駅を基点とした自動運転車運行システムの実証試験を開始した。
既に栃木県の西方町の道の駅「にしかた」で試験を実施し終えた。
今後は全国13の道の駅で同様の試験を行うとしており、その中には北海道の大樹町にある道の駅「コスモール大樹」も対象となっている。
栃木県での試験に使われた車両は「Robot Shuttle」(ロボットシャトル)というもので、一部の報道では”DeNAの車両”となっていていかにもDeNAが開発した車両のように書かれているが、実際にはフランスのEasyMileがDeNAと共同で開発し、製造もEasyMileで行われた車両。
なんでちゃんと書かないでわざわざ誤認識を誘うような書き方をするんだろうなぁ、、、”嘘ではないけど正しくも無い”ことは書かないで欲しい。
だからマスゴミって呼ばれるのに・・・

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車検切れ車を路上で取り締まり可能に?

国土交通省は推定で20万台走っているとされる車検切れの自動車を路上で取り締まる実証試験を始めるとした。
持ち運び可能なカメラを主体とした新システムを開発し、来年度に実証試験を行い2018年度に本格運用に持って行くとのことだ。
実際の取り締まりは
・カメラで走行中の車のナンバーを読み取り
・自動的にナンバーを照会し車検の有無をチェック
・車検切れの場合は先に待機した警官が車を停車させ国交省係員が運転者に指導をする
というものらしく、イメージとしては所謂”ネズミ捕り”と似たような感じか。
最後の”指導をする”ということは、検挙ではないということなのだろうか?
車検の切れた自動車を公道で運転した場合、大抵自賠責保険も切れていて無保険になるので、合わせて違反点数が12点になり過去一年間の間に免停の前歴があるか違反点数の累計が3点以上あれば免許が失効してしまうし、前歴が無くても90日の免停となる。
さらに罰金も最高額で80万円にもなる。
意図して運転していた場合は確実に刑事罰と行政処分の対象になるが、”ついうっかり”の場合は現場判断の部分があって絶対に検挙されるというわけでも無いらしい。
なるほど、そういうことか・・・

それにしても走行中の自動車のナンバーを読み取るならNシステムのカメラでも可能なわけで、わざわざ新しいシステムを開発するまでも無いと思うのだが・・・
Nシステムで検出したナンバーを自動的にデータ照合して車検の有無と所有者を割り出し、後日出頭命令を出せばかなりの部分が検挙できると思う(現在のオービスでの速度違反取締りと同じ)。
この場合、ナンバープレートが後部にしか無い自動二輪車は対象に出来ないが、これは持ち運び可能なカメラでも同様に難しいと思うので違いはないかと。

無車検の自動車を取り締まることは大切だと言うのは判るけど、その為に余計な費用をかけることには少々疑問を感じるなぁ・・・
それとも現在のNシステムではソフトウェアの改修だけでは対応出来ないなんらかの理由があるのかな?
また違反時の運転者と所有者が異なる場合は検挙が難しいし、盗難車の場合は所有者には罪を問えない(保管責任の部分はあるけど)ので100%取り締まれるわけではないけど、それでも効果はあると思うんだけどなぁ・・・

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「証明者」???

国土交通省北海道開発局のサイトを見ていたら、いきなり「証明者」という単語に出会って意味が取れなかった。
この単語が出てくるのは
「排水ポンプ車、証明者、衛星通信車など16台を保有しています」
という文章の中なので「証明者」は「照明車」のことでは無いかと思うのだが、もし本当に「証明者」なら何を証明する人なのだろうか?
またその人を「保有」しているというのもおかしい表現だよね。
時折このような面白い誤変換に出会うのだけど、個人のブログならともかく国の出先機関なのだからもうちょっとチェックを厳しくしたらどうかと思う。
件のページはブログ等の動的なページではないのだから、どこかの業者が製作を請け負ったのだろうが、納品前と納品時のチェックが甘かったのだろうな。

http://www.as.hkd.mlit.go.jp/syoukai/douro/douro.html

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高速道路無料化実験の弊害か?

一昨日(7/17)道央自動車道の札幌ICから旭川鷹栖ICまでを利用するつもりで札幌ICから乗ったけど、直前の交通状況表示に「岩見沢出口渋滞9Km」と出ていた。
岩見沢ICは無料化区間の始/終点なので、ここで高速を降りる車が多いのは2週間前に見ている。
だから岩見沢ICの出口が混むのは判るけど、それで9Kmの渋滞が発生しているのいうのはちょっと異常じゃないか?
三連休の初日ということで普段の週末より車が多いのに加えて、この日は岩見沢ICそばの北海道グリーンランドでロックフェスがあったのも影響していたのかもしれない。
なんにせよ気づいたのが札幌ICの直前のため引き返せないので、そのまま高速に入ったが、江別東IC(岩見沢ICの一つ手前のIC)の手前には臨時の交通状況表示盤(車載式)が出ていて、そこには渋滞の長さが10Kmであることと、通過所要時間が約100分ということが表示されていた。
それまでは追い越し車線は空いているのではないかと期待していたが、さすがにそんな期待は出来ないと考え直して江別東ICで高速を降りることにした。
渋滞の先頭は岩見沢出口とのことなので、再度岩見沢ICから高速に乗ることにしたが、IC手前の国道234号線も何故か渋滞している。
同じことを考える人が多いのだろうな、と思っていたが何故かICの料金所手前は空いていて渋滞が無かった。
料金所に入るすぐ手前がロックフェス会場入り口へ向かう道路との交差点だったので、それが渋滞の原因だったのかも。
で岩見沢ICから再度高速に乗ったが、本線に合流したくても車が多いうえ、追い越し車線によけてくれないので、ちょっとした隙間に無理やり入ったけど、追い越し車線の車も多く、これでは走行車線の車が追い越し車線に移るのは無理だということが判明。
走行車線のペースが遅いので追い越し車線に入ったが、こちらもそれほどペースが速いわけではなく(なんと80~90Km/h程度)、高速道路とは思えない。
時には50km/h程度までペースが落ちることもあり、これでは下道を走っているのとかわらない。
原因は走行車線を走る遅い車(大型トラックやダンプカー)がいたり、追い越し車線を低速で走っている車がいたためと思われるが、2週間前に通った時よりさらにペースが遅い。
滝川ICを越えた辺りで走行車線のペースを落としていたダンプカーを追い越したためかようやく通常のペースになった。
その後も車の量は相変わらず多いものの、なんとか通常のペース(より少々遅いくらい)で旭川鷹栖ICに到着。
料金所では普段では見たことも無いくらい沢山の車が通常のゲートに並んでいた。
無料区間だけを利用する人の中には今まで高速道路を利用したことの無い人や、あっても殆ど利用していなくて高速道路での走り方を知らない人が多いのではないかな?
そういった人たちが追い越し車線を走行車線と勘違いして遅いペースで走っているのではなかろうか?
無料化で料金が下がっているのは助かるけど、所要時間が大幅に増えているので、これなら今までと同じ休日半額で上限1000円のほうが助かるなぁ、と思った。
(物流のことを考えると普通車と軽自動車のみではなく、大型車もなんらかの優遇を受けられるようにする必要があるし、休日に限定するわけにもいかないだろうけど)
多少でも料金を徴収すれば安易に高速道路を利用する人は減るだろうから、今回のような渋滞は発生しなかったと思う。
無料化実験にあたって無料化する区間の選択条件に「渋滞の発生の恐れがないこと」という項目があったが、実際には渋滞を発生させているので今後の高速道路行政に影響があると思うけど、国土交通省ではどう考えているのかな?

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