JR北海道、札沼線を廃止か?

報道によるとJR北海道が札沼線の廃止に向けて地元自治体との協議を進めているとのことだ。
廃止を視野に入れているのは同線の「北海道医療大学」-「新十津川」間で、この区間の2015年の輸送密度は僅か79人/Kmと道内では12月に実質的に廃止される留萌線の「留萌」-「増毛」間に次いで少ない。
私も12年前(2004年10月10日)にこの区間に乗ってきて、そのことのことを「1日散歩きっぷの旅」に書いた。
その頃は1日に3本の列車が新十津川から出ていた(上記ページの駅時刻表の写真参照)んだけど、現在は0940時発の1本になってしまった。
これはこれで”日本で最も早い最終列車”ということで一部に人気らしいけど、これだと行ったは良いけど帰りに乗る列車が無い(折り返し運転のための停車時間は12分)ということになり、あまり利用価値が無い。
※こういうダイヤを組むこと事態JR北海道がこの区間を廃止したいと言うことなんだろうなぁ、、、
JR北海道はバス転換を打診しているらしいけど、詳細については未公表なのではっきりするのはもう少し先。
とはいえ、途中の石狩月形までも7本、浦臼までも5本しかない区間なので廃止も止む無しかなぁ・・・

石狩川を挟んで並行して函館本線があるから、鉄道を使いたい人はそちらを使っているらしいし、廃止してもそれほど影響が無いとJR側は判断しているようだけど、在校生の三割ほどが通学に利用しているとする月型高校のある月形町は反対の立場を表明しているとのこと。
さらに”日本で最も早い最終列車”ということで鉄道マニアが訪れている新十津川町も観光資源として活用したいとして反対の模様(浦臼町は一定の理解を示している)。
残して欲しかったら自治体にも費用負担をして貰い、JRだけに負担を掛けないようにしないとならないだろうけど、どこも赤字財政だから無理だろうなぁ・・・

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