新青森を定刻に発車した「スーパー白鳥1号」は青森で進行方向を反対にして一路函館へ。
青森から蟹田までの区間の津軽線は残るものの、そこから先の木古内までの海峡線は新幹線(及び貨物)専用となるので、今回が乗車するラストチャンス。
そういったこともあり、青函トンネルの青森側出口近くにある展望台には見物客や撮り鉄が少し集まっているのが見えた。
何度も書いているようだが、海峡線を在来線旅客列車が通過するのはこの日(2016/03/21)が最後なので、この区間を走る列車は全てが”ラストラン”となる。
函館での乗り換え時間が7分しか無く、昼食を食べに行くことが出来ないので車内販売で「帆立釜飯」と缶ビール(笑)を購入。
青函トンネルに入るまでは車窓の景色を楽しんで、トンネルに入ってから開封して食べ始めた。
車内で食べる駅弁ってなんでこんなに美味しいんだろう?(笑)。
食べている途中でちょっと思いついたので、帆立だけをいくつか残して先にご飯と他の具を食べてしまった。
で、残った帆立を肴にビールをあおるとこれがまた旨い!
青函トンネルを通過中にスマフォにFacebookからの着信音が!
ちょうど吉岡定点を通過中だったのだけど、ここって携帯の電波が通じるのね・・・
もちろん数十秒で電波の圏外に出たのだけど、ちょっとびっくり(汗)。
列車はトンネルを抜け木古内に停車。
ここでもホームで撮影をしている人が若干いたなぁ。
早起き&ビールの影響かこの先の区間では寝てしまったようであまり記憶が無い(汗)。
気がつくと函館にかなり近づいていて、ほどなく終点が近づいている旨の車内放送が始まった。
通常だと事務的な放送なのだけど、この時は「スーパー白鳥1号」のラストランということもあって、「いつもより少々長くお話をさせていただきたいと思います。」から始まった海峡線の歴史等を紹介する内容だった。
また放送の最後には
「車内にスーパー白鳥1号の思い出をお忘れにならないようご注意願います。」
との一言があり、感動してしまった。
列車はその後定刻通りに函館駅に到着。
この後は向かい側のホームに停車していた「スーパー北斗7号」で札幌に戻るが、それはまた別記事で。