LBP-3930のメモリ増設

現場で使っているCANONのLBP-3930が以前から”システムメモリフル”のエラーを起こすようになった。
その時には印刷が止まってしまうんだけど”オンライン”ボタンを押すと印刷を継続できるので、そのまま使っていた。
それでもエラーが出る度にボタンを押さなくてはならず面倒なのでどうにかならないかとSOSが来た。
プリンタの管理画面で見るとメモリの増設を促されているので、まずはそれを試すことにした。
かといって純正の増設用メモリモジュールは高いので、仕様を調べて使えそうなメモリが無いか探してみることにした。
ところがメーカサイトでは増設メモリの型番は分かるけど仕様は分からなかった。
経験からノート用と同じSO-DIMMだと思うのだけど、細かい仕様が不明。
いろいろ探していると楽天市場で互換メモリが売られているのを見つけた。
写真もあったので使われているメモリチップを見ると”K4S281632I-UC75”と見えたので、そのチップの使用を調べるとSDRAMの128Mbitチップと判明。
クロックが5.6/6nSecというところから判断すると133MHz対応のチップということも判明。
つまりノート用のSDRAMメモリモジュールを探せば使えるものがあるかもしれない。
幸い私の家には昔使っていたノートPC用の増設メモリが何枚かあるので、それらを持って来て試してみた。
試験用に使ったプリンタはLB-8610だが、増設メモリは同じものを使うようになっているので、これで動けばLBP-3930でも使えると判断。
最初にPC-100の128MBモジュールを取り付けてみたところ、電源を入れると
“E760-0000”
“TS_80a410_jcPD”
とエラーが表示された。
このエラーの詳細は不明だけど、使えないことは確かなので一度電源を切り、今度はPC-133の128MBモジュールと交換してみた。
今度はプリンタが無事に起動してステータスプリントも行えた(不思議なことに256MBのモジュールと認識されていた)。
それでこのPC-133のモジュールを持って現場に行き増設してみたところ、なんとメモリ基盤の高さがありすぎてメモリ取り付け部の蓋が閉まらなくなってしまった(汗)。
それでも印刷自体は出来るので、替わりのモジュールに交換するまでの間だけでも使って貰うことにした。
一度戻ってPC-133で基盤の高さが低いのを探すと一枚だけあって試験機で試したところ使えたので、それを持って再度現場へ行き入れ替えた。
mamory01左が基盤高が低い1インチハイトのモジュールで右が1.25インチハイトのモジュール。
左のはPC-100のためかエラーが出て使えなかったもので、右のはPC-133で動作はするが取り付け部の蓋が閉まらなかった。
LPB-3930やLBP-8610では1インチハイトのモジュールで無いと収まらない。

とにかくメモリの増設が出来たし、試験的に印刷してみてもエラーが出なかったのでこでれ解決かと期待したが、その後しばらくしてからやはりエラーが出るとの連絡が来た。
メモリ増設で解消できなかったことから考えると、制御基板を含むどこかに障害が発生している可能性が高くなった。
うーん、どのように対応すべきかな?

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