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良く壊れるな

今年に入ってCanonのレーザープリンタの故障が増えている。
しかも殆どが同じ箇所の故障で交換するパーツも同じ。
故障が頻発しているのは殆どがモノクロレーザープリンタの「LBP-8610」で、その前のモデル「LBP-3930」も僅かに混じっている。
今年に入ってからだけでもすでに13台が同じ故障で修理もしくは交換することになっている。
故障個所はトナーのドラムを駆動するためのギアで、このギアが磨滅して噛み合いが悪くなり最終的には紙が途中でとまってしまい印刷が出来なくなってしまう。
故障した個体の印刷枚数を見ると概ね15万枚前後なのだが、中には20万枚以上故障しなかったのもあれば、古いものでは3万枚ちょっとでギアが消耗してしまったものもあり一定しない。
枚数の多少と購入からの経過時間は反比例する傾向があるように思える(新しくても枚数が多いと故障するし、古いのは枚数が少なくても故障する)。

うーん、このプリンタの弱点はこのギアだったかー、昔のB406Eでもギアが磨滅して動作しなくなるトラブルが頻発したけど、その時は材質の選定ミスと言うことで後に対策品のギアに無償で交換して貰えたが、今回はそういった措置が取られていないのは何故だろう?
新しい「LBP-87xx」シリーズはどうなんだろう?ちょっと心配だな、、、

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LBP-3930のメモリ増設

現場で使っているCANONのLBP-3930が以前から”システムメモリフル”のエラーを起こすようになった。
その時には印刷が止まってしまうんだけど”オンライン”ボタンを押すと印刷を継続できるので、そのまま使っていた。
それでもエラーが出る度にボタンを押さなくてはならず面倒なのでどうにかならないかとSOSが来た。
プリンタの管理画面で見るとメモリの増設を促されているので、まずはそれを試すことにした。
かといって純正の増設用メモリモジュールは高いので、仕様を調べて使えそうなメモリが無いか探してみることにした。
ところがメーカサイトでは増設メモリの型番は分かるけど仕様は分からなかった。
経験からノート用と同じSO-DIMMだと思うのだけど、細かい仕様が不明。
いろいろ探していると楽天市場で互換メモリが売られているのを見つけた。
写真もあったので使われているメモリチップを見ると”K4S281632I-UC75”と見えたので、そのチップの使用を調べるとSDRAMの128Mbitチップと判明。
クロックが5.6/6nSecというところから判断すると133MHz対応のチップということも判明。
つまりノート用のSDRAMメモリモジュールを探せば使えるものがあるかもしれない。
幸い私の家には昔使っていたノートPC用の増設メモリが何枚かあるので、それらを持って来て試してみた。
試験用に使ったプリンタはLB-8610だが、増設メモリは同じものを使うようになっているので、これで動けばLBP-3930でも使えると判断。
最初にPC-100の128MBモジュールを取り付けてみたところ、電源を入れると
“E760-0000”
“TS_80a410_jcPD”
とエラーが表示された。
このエラーの詳細は不明だけど、使えないことは確かなので一度電源を切り、今度はPC-133の128MBモジュールと交換してみた。
今度はプリンタが無事に起動してステータスプリントも行えた(不思議なことに256MBのモジュールと認識されていた)。
それでこのPC-133のモジュールを持って現場に行き増設してみたところ、なんとメモリ基盤の高さがありすぎてメモリ取り付け部の蓋が閉まらなくなってしまった(汗)。
それでも印刷自体は出来るので、替わりのモジュールに交換するまでの間だけでも使って貰うことにした。
一度戻ってPC-133で基盤の高さが低いのを探すと一枚だけあって試験機で試したところ使えたので、それを持って再度現場へ行き入れ替えた。
mamory01左が基盤高が低い1インチハイトのモジュールで右が1.25インチハイトのモジュール。
左のはPC-100のためかエラーが出て使えなかったもので、右のはPC-133で動作はするが取り付け部の蓋が閉まらなかった。
LPB-3930やLBP-8610では1インチハイトのモジュールで無いと収まらない。

とにかくメモリの増設が出来たし、試験的に印刷してみてもエラーが出なかったのでこでれ解決かと期待したが、その後しばらくしてからやはりエラーが出るとの連絡が来た。
メモリ増設で解消できなかったことから考えると、制御基板を含むどこかに障害が発生している可能性が高くなった。
うーん、どのように対応すべきかな?

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やはり互換性があった

CANONのレーザープリンタで印字が薄くなったとの連絡が来ていて、今日対処してきた。
件のプリンタは「LBP-3930」と二世代前の機種。
印字が薄くなるのは殆どがレーザーユニットのミラーに汚れが付着するのが原因で、ミラーやレンズを掃除するとほぼ解消する。
そこで今回もレーザーユニットの掃除をすることにしたが、現場で掃除すると時間がかかるので、普段は清掃済みの予備のレーザーユニットと交換している。
ところが今回は同じ「LBP-3930」用のレーザーユニットが手元に無く、後継機種の「LBP-8610」用しか無かった。
この二機種は外観こそ色違いの部分があるが、形や内部の様子はそっくり。
なので駄目元で「LBP-8610」用のレーザーユニットを取り付けてみたところ、問題無く動作して印字の薄さも解消した。
一応交換前にレーザーユニットに貼られているシール等で型番を見たところ同じものだったので動くとは思っていた。

以前定着ユニットも流用出来たことがあるので、この二機種はファームウェアの一部が異なるだけの同型機と言っても良いくらいだな。

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LBP-8610とLBP-3930のパーツ

CANONのLBP-8610を使っている現場から「はがきの印刷が出来ない」との連絡が入った。
現象としては手差しトレイからはがきが吸い込まれて行かないとのこと。
訊くと用紙トレイは動作するのだけど吸い込まれないとのことなので、ローラー等のスリップが原因と思われた。
そこで見える範囲のローラーを清掃したところ吸い込むようにはなったが、今度は排紙トレイに出てきたところでストップしてしまい紙詰まりのエラーが出てしまうようになった。
用紙の止まり方から見ると以前排紙センサーが折損した時の症状と同じなので、遮光センサー部に埃でも溜まったかと思いエアダスターで埃を飛ばして見ても直らない。
そこで気付いたのが排紙センサーの形が他の同型のプリンターと異なること。
なんと排紙センサーの中央部に有る羽根のようなパーツが丸ごと欠損している。
そのため用紙がきちんと排出されていないと認識してしまって用紙詰まりのエラーとなっている。
欠損したパーツが見当たらないので、廃棄予定のLBP-3930から同じパーツをアセンブリごと外して持ってきたところ、幸いにも形状が全く同じでそのまま取り付けることが出来た。
組み立てた後で印刷のテストをしても問題無く印刷され排出されるので、これではがき印刷をして貰うことが出来るようになった。
それにしても昨年は出来たということなので、その後にパーツを破損したということなんだろうなー。
普段ユーザーが直接触れるパーツでも無いにも拘わらず壊れるとはどういう使い方をしていたんだろう?

LBP-8610とLBP-3930はレーザーユニットや定着ユニットだけでなく、こんなパーツまで共用だったなんてねぇ、おかげで助かった。

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やはりLBP-3930とLBP-8610は似てるなぁ

駆動系ギアの消耗のため現場から返却されてきたCanonのLBP-3930を少し分解してみた。
目的はレーザーユニットと定着ユニットを取り出すことだが、実際に分解してみるとやはり後継機種のLBP-8610にそっくりで、ケースを外すために緩めるビスの位置と本数まで同じだった。
LBP-3930は使っている台数が少ないため今まで分解する機会が無かったのだが、以前LBP-8610の修理に来てくれたメーカーの方が「ほぼ一緒ですよ」と言っていて、今回はそれを確認することが出来た形。
少なくとも取り外したレーザーユニットと定着ユニットの外観はLBP-8610用と同じで、レーザーユニットの基盤に書かれている品番も同一だった。
また部品の価格が同じ(レーザーユニット:14,320円、定着ユニット:23,480円)なので、ここからも同じものと推測出来る。
元々トナーもペーパーフィーダーも同じものが使えるので外側のデザインの一部と内部のソフトウェアを変更しただけのものだとは思っていたけど、ここまで同じ部品が使われていると流用がきいて助かるな(汗)。

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LBP-3930で排紙トレイ満杯のエラーが発生

11/9に「LBP-8610の排紙トレイが満杯」という記事を書いたが、今日は別の現場のLBP-3930で同じ現象が発生した。
LBP-8610の先代モデルと言えるプリンタなので基本的な構造は同じで、今回も原因はセンサーに溜まった埃だった。
今回はカバーを開ける前にエアダスターをセンサー近辺に向けて噴射したところ、埃が飛ばされたのかエラー表示が消えて「印刷可能」になった。
とりあえず急ぎで印刷したいものがあれば出せますと言ったところ、1枚出したいということなので印刷して貰ったら無事に出た。
そのままでも使えないことは無いのだけど、中に埃が残っているとまた同じことが起きる可能性が高いので、やはり分解して清掃することに。
この機種もビスの位置が一部異なる位で分解方法はLBP-8610とほぼ同じ。
なので特に問題無く分解は出来たけど、作業場所が床の上だったのでやり難いことこのうえない(汗)。
組み立てる時は一時的に机の上のものをよけて、その上に乗せて作業せざるを得なかったが、そうするまでに余計な時間がかかってしまったよ。
それでも無事に作業が終わって印刷も出るようになったのでめでたしめでたし。

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プリンタが相次いで故障している

先々週の週末にCanonのLBP-3930が一台故障した(印刷の一部が残像となって繰り返し印刷される)。
業者さんに修理見積りをお願いしたところ、定着ユニットの交換が必要とのことで費用が5万円を超える見積りが来たorz。
もうちょっと足せば新品のLBP-8610が買えてしまう金額なので、現在検討してもらっている。

ところが今日になって更にもう一台のLBP-3930が異音を出し、トナーの下の部分に紙が詰まるということなので現場に行って見てきた。
最初電話で症状を聞いたときにはトナー(再生品)の不良かと思ったが、現場に付いて新品のトナーに交換しても同じ音がするので、トナーが原因では無いようだ。
用紙が詰まるのが定着ユニットの入り口なので、その部分のローラーが回転していない様な雰囲気。
こちらも最悪は定着ユニットの交換が必要になるかもしれないので、そうなると修理費用が高額になる可能性がある。

この2台のプリンタはどちらも購入してから3年も経過していないので、定着ユニットが駄目になるには早すぎる気がする。
印刷枚数も片方は12万枚、もう片方も15万枚程度なのでまだまだ使える筈なんだけどなぁ、、、、、、、

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またまたプリンタの不調だ・・・・・・

遠隔地の現場の責任者からプリンタから印刷が出てこないとの連絡があり、印刷用サーバーを見てみるとCUPSがデータの送出を止めていたので、再スタートさせた。
いつもならこれで解決するのだが、プリンタにリモートでアクセスして状況を見ていると、紙詰まりを起こしていて印刷が進まない。
何度紙を取り除いても同じところで詰まるとのことなので、一時的にサーバーから出力する先を別のプリンタに変更してとりあえず印刷が出来るようにした。
プリンタ側に大量のジョブが残っていたので、それをクリアするつもりでプリンタの電源を一度切って再投入してもらい、その後にステータスプリントを出すと問題無く印刷された。
試しにサーバーの出力先の設定を元に戻してみると、今度は問題無く印刷されるようになったので、どうも電源の再投入で復帰したらしい。
プリンタ内部のコントローラがなんらかの原因(大量の印刷データの送信とか)で不調になり、電源の再投入で直ったものと思われる。
なんにせよ復旧してよかった・・・・・・・

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またプリンタの故障だ・・・・・・・

現場の一つから連絡があり「印刷を出したらプリンタがエラーになってしまって印刷が出ない。」とのこと。
状況を聞くとプリンタ(CanonのLBP-3930)の液晶に”A7-00”という表示が出ているとのこと。
リモートでプリンタの状態を見ると「用紙が無い」というエラーは出ているが、上記のエラーは確認できなかった。
用紙無しということなので現場に確認したが用紙は入れてあるとのこと。
「おかしいな?」と思いカセットの用紙設定を変更して貰ったが、一向に用紙無しのエラーが解消できない。
最初は用紙センサーの不調かと思ったがそうではなさそうで、それどころかカセットの用紙設定を変更したにも関わらずリモートで見る限りプリンタ側では用紙の設定が変わっていないことになっている。
※上段をA4→B4に、下段をB4→A4にしても上段がA4で下段がB4になっていると表示されたまま。
「これはおかしい!」ということになったので、印刷は他のプリンタに出すことにして、問題のプリンタは後日点検して必要なら修理と言うことにした。
なので、今日の午後にでも現場に行って点検をすることになった。

ちなみに最初に出たという”A7-00”というエラーはビデオコントローラーのソフトウェア(?)のエラーということで、用紙の検出には関係ないとのことだった。
このエラーは一過性のものであれば電源の再投入で復帰するとのことで、再投入後もエラーが出るのであればビデコンの交換が必要となるみたいだ。

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LBP-3930の基板交換

9/15に書いた「このエラーはなんだろう?」「”E760-0000″のエラー」で取り上げたCanonのLBP-3930を直そうとした。
幸い(?)他の部署で定着ユニットの寿命が切れてしまって廃棄するLBP-3930が倉庫にあったので、そちらに定着ユニットを移植して動作するのを作ろうとした(ようするに2コ1)。

重たいプリンタを作業場所に運び出して、まずは基板にエラーのあるほうをチェックしたところ、トナーを入れる部分の手前左側に脱落したらしい白いプラスティックの部品が引っ掛かっていた(爆)。
それを取り出してもう一台のプリンタを参考に正しい場所に取り付け、試しに電源を入れてみたが相変わらずエラーが出る(残念)。

次に定着ユニットを取り外そうとしたが、外装の外し方からして判らないので、早々に諦めてしまった。
修理自体を諦めかけたが、背面を見ていて増設カードを入れる部分の辺りを見ていると、側面の外装が外せそうだったのでネジ2本を外してみると、正面から見て右側の外装がけっこうあっさりと外せた(背面にある三角マークが示すツメの部分を外して少々前面側にスライドする)。

背面のネジ

側面の外装を外す際に外すネジ2本。白丸内の2本を外す。

そうするとなにかを覆うカバーが出てきたので、それも外してみた。

基板を覆うカバー

基板を覆うカバー。白丸で示したネジ9本を外すと外せる。

カバーが外れると思ったとおり基板が出てきたので、まずは本体と接続されている配線を注意しながら外した。
赤で囲ったフィルムケーブルは切らないように慎重に引っ張れば抜けるし、残りの2本の内上側のはツメが無いので、これまた注意して引っ張れば抜ける。
残りの1本はツメを外して抜けばOK。

基板から出ている配線

基板から出ている配線3セット。赤で囲ったフィルムケーブルはそのまま引っ張れば抜ける。

配線を外すと後は基板を外すだけなので結構簡単。
下の写真で白丸で示したネジを外せば基板は外せる。
と思うけど、実はもう1本のネジを外さなくてはならない。

基板全体

基板全体。白丸で示したネジ8本を外して本体から取り外す。

基板を留めているネジの1本は下の写真の場所にあり、気付かずに基板を外そうとしても外れない。

背面側のネジ

基板を外す際にはこのネジも外さなくてはならない。

無事に基板が外れるとこのようになっている。

基板を外した後

基板を外した後はこうなっている。

後はもう一台から同じようにして基板を外して移植した。
移植してから電源を入れるとエラーは解消されて印刷が出来るようになった。
試しに不良を思われる基板をもう一台のほうに取り付けて電源を入れると同じエラーが出たので、やはり交換した基板が不良だったようだ。

これで使えるプリンタが1台確保できたが、なにやら異音が出るのであまり長くは持たないかも知れない。
それにしても買ってから2年も経過していないのに壊れるとはねぇ、、、、、、

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