軽自動車販売台数、4月はホンダが大幅に減少

全国軽自動車協会連合会が発表した4月の軽自動車販売台数は3月に比べ大幅に減少し、総台数で156,362台(前月比48.3%減)、乗用車のみでは127,340台(同48.8%減)だった。
例年3月は需要が多く販売台数が多くなるので、その反動で4月は大幅に減少するのは珍しいことでは無い。
それどころか4月単月の販売台数としては過去最高を記録し、前年同月比は総台数(2.9%増)乗用車のみ(5.3%増)とも10ヶ月連続の増加となる。
その中で大きく台数を減らしたのがホンダで、総台数で前年比24.7%も減少し、乗用車のみでも同じく24.7%の減少となっている。
販売首位を争うスズキとダイハツの2社で見るとスズキが総台数で11.7%の増加で月間首位の座をダイハツから奪い、逆転されたダイハツも3.2%と僅かな減少に抑えている。
この二社に比べて明らかにホンダの販売台数の減少幅は大きすぎ、単に「4月だから」というだけでは説明が付かないと思う。
ホンダは3月に月間販売台数としては過去最高となる60,822台を販売しているが、これには消費増税に伴う駆け込み需要も多々含まれていたと考えられる。
この過去最高となった3月に比べるとホンダの4月の販売台数は22,847台と一気に4割以下まで落ち込み、この落ち込み幅(62.4%)はスズキ(31.7%)ダイハツ(44.9%)に比べてかなり大きい。
昨年は3月から4月への販売台数の減少率がスズキが35.4%、ダイハツが33.3%、ホンダが38.4%なので、これと比較しても今年のホンダの減少率が突出して高いことがわかる。
消費税のアップ以外にもなんらかの原因があると思われるが、例えば
・上位の2社と違い登録車にも売れ筋の車(「フィット」「ヴェゼル」等)があるので、4月以降はディーラーがそちらの販売に力を入れた。
・売れ筋の軽自動車である「N BOX」「N WGN」の売れ行きに陰りが見えてきている。
・(ちょっと考え難いけど)噂されている「ライフ」後継モデルのために受注を絞っている。
とかが考えられる。
この現状は少々心配だが、これが一時的なものなのかどうかは5月以降の販売状況を見ないとなんとも言えない。
私としては一過性のものであって欲しいとは思うのだけどね。

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