マツダの次期「デミオ」は3ナンバーになる?

マツダのコンパクトカーである「デミオ」は3代目に当たる現行モデルが発売されたのが2007年7月なので、もうすぐ丸7年となる長寿モデルだ。
発売から1年後には同社の新テクノロジーSKYACTIVを初めて採用したSKYACTIV-Gエンジンを搭載し、ハイブリッド以外で初となる10・15モード燃費30.0Km/Lを達成したグレード13SKYACTIVを追加した。
その「デミオ」も年内にもフルモデルチェンジするという噂があり、自動車雑誌の紙面を賑わせることもある。
記事内には予想されるスペック等も書かれているが、次期モデルはボディが若干拡大して幅が1,730mmとなり、3ナンバーサイズになると発表されている。
全長も若干伸びて次期「デミオ」のサイズは全長4,070mm(+170mm)x全幅1,730mm(+35mm)x全高1,450mm(-25mm)となる。
たしかに最近のマツダ車は幅が拡大する傾向があり、昨年暮れにフルモデルチェンジした「アクセラ」は昔の「ファミリア」の後継車種であるのに全幅が1,795mmとトヨタの「クラウン(1,800mm)」に迫り、一昨年(2012年)の11月に発売された現行の「アテンザ」(カペラ後継)に至っては米国をメインマーケットにするホンダの「アコード(1,850mm)」に迫る1,840mmにも達する。
この二車種は最初から3ナンバーで、「アテンザ」が初代から1,780mm→1,795mm→1,840mm、「アクセラ」は初代から1,745mm→1,755mm→1,795mmと順調に拡大している。
どちらも前身となるモデル(「カペラ」と「ファミリア」)は最終モデルでも全幅が1,695mm(エンジンも2L未満)で5ナンバーだったが、車名変更とともに3ナンバー化してしまっている。

「デミオ」は初代が1,670mm(一部廉価グレードは1,650mm)で2代目が1,680mmとなり、現行モデルは5ナンバー枠一杯の1,695mm。
このようにモデルチェンジをすると車体が大きくなる傾向は他社にもあるが、1.3Lクラスのコンパクトカーが1,700mmを超える例は殆ど無い(一部のグレードや特別仕様車ではある)。
現在の自動車税はエンジンの排気量のみで決まるために3ナンバー化しても1.5L以下のエンジンを搭載すれば税額に変更はないが、都市部等の狭い道での取り回しを考えるとあまり幅は拡げない方が良いのではなかろうか?
「デミオ」にしてもライバルとなるトヨタの「ヴィッツ」ホンダの「フィット」日産の「ノート」辺りがしっかりと5ナンバー枠に収めているし、2Lクラスのミニバンである「ヴォクシー」「ノア」「セレナ」「ステップワゴン」ですら5ナンバー枠(グレードによる例外あり)なので、マツダの開発陣&営業はその辺を考える必要があるのではないだろうか?
それとも国内販売よりヨーロッパでの販売をメインに考えて枠に拘るのを止めたのだろうか?
だとするとスバルの「レガシィ」の様に国内販売はどうでも良いってことかな?

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