米NASAが探査機「Vayager 1(ボイジャー1号)」の姿勢制御用スラスタの切り替えに成功したと発表した。
打ち上げからほぼ47年を経過し、当初予定を大幅に超過しながらも運用が続けられている「Vayager 1」は現在太陽から約164天文単位(au,約246億Km)離れた空間を太陽系外に向けて航行中で、現在でも地球に太陽系外空間の観測データを送ってきている。
そのためにアンテナを地球に向け続ける必要があり、姿勢制御用のスラスタを作動させている。
このスラスタは全部で2セット(+軌道制御用1セット)があり、いずれのセットも想定をはるかに超えた運用で配管に詰まりが生じていて効率が低下、このため程度の良い状態のスラスタに切り替えることを検討。
この度実際に切り替え(他いろいろ)のコマンドを送信し、8/27に切り替えが成功したことを確認できたということだ。
光の速度で片道22時間以上もかかる状況で、万が一失敗した場合にはリカバリー不能になる可能性が高い中で良く成功させたものだと思うよ。
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今日は土星がみずがめ座で衝
今日は太陽-地球-土星が一直線に並ぶ衝となる。
地球から見ると土星が太陽と反対方向に見えることになり、一晩中観測可能となる時期だ。
天体望遠鏡を使うと細くなっている環も観ることが出来そう。
来年にはその環が見えなくなる”土星の環の消失”が起きるので、その前に細くなっている環を観るのも面白そう。
天文台によっては観測イベントを企画しているところもあるかも?
「SLIM」運用終了
JAXAの小型月着陸実証機「SLIM」の月面での運用が終了した。
JAXAが昨日8/26付けで発表した。
今年の1/20に日本で初めて月面への軟着陸に成功した「SLIM」は姿勢が想定外の状態になったものの、月面での探査活動に成功。
さらに予定していなかったことに月面の夜(地球時間でほぼ半月)を超すこと三度で4/23に月面での四日目を迎えたことは確認されたが、翌五月から七月までの三回連続で越夜後の応答が無く、8/23に停波コマンドを送信して運用を終了した。
今回の探査活動の成果に関しては後日あらためて発表するとのこと。
今夜は「ペルセウス座流星群」がピーク
この時季恒例の天体ショーというと「ペルセウス座流星群」。
この流星群の極大が今夜遅くと予想されている。
月明りも少ない好条件なのだけど、肝心の天気が悪くなりそうでちょっと観るのは無理そうだなぁ、、、
「みずがめ座δ南流星群」、「やぎ座α流星群」が極大
この時季は複数の流星群の活動が活発になる。
「みずがめ座δ南流星群」が今日7/30の9時頃、「やぎ座α流星群」も同じく今日が極大と予報されていたので見頃だったかと思われるが、札幌では空が雲で覆われていて昨夜は観測のチャンス無し。
今夜も曇りとなっているので難しいかな?
また、8/12には「ペルセウス座流星群」が極大、しかも極大時刻は23時頃とされているうえ月の入りが21:46で極大時には沈んでいて観測には好条件、こちらは観てみたいものだ。
今日は水星が東方最大離角
太陽系の惑星の内、最も内側を公転する水星が今日東方最大離角となる。
見かけ上で太陽から最も離れて見える位置となるが、それでも日没後の高度は高くないうえ、金星のような明るい星が近くにない(比較的近くにしし座のレグルスがあるくらい)ので見つけ難いかと。
私が何年か前に撮影した時は金星か火星が近くにあって良い目印になってくれたんだけど、それでも肉眼で観るのは難しく写真を撮ってようやく見つけた。
今は日没が遅い時期なのでチャンスといえばチャンスなんだよなぁ・・・
今夜は”アンタレス食”、ただし北海道では観測できず
今日6/20の18時間頃から月がさそり座の一等星である「アンタレス」を隠す「アンタレス食」が起こる。
観測できるのは新潟県妙高市・群馬県前橋市・千葉県東金市付近を結ぶラインより南西の地域で北海道では観測できない。
月齢が14と月が明るいうえ、日没直後で高度が低いので一等星と言っても潜入も出現も観るのはちょっと難しいかも?
「あかつき」の通信途絶が復旧せず
JAXAが運用中の金星探査機「あかつき」が四月末の運用以降通信が確立できない状態が続いている。
2010年の打ち上げから予定以上の期間を経た2015年の12月になって金星の周回軌道に入った「あかつき」は、設計寿命の4年半を大きく超えて2018年からは後期運用に入っている。
現在も通信が確立できない状態が継続中なので、場合によっては運用終了となるかも?
サイトロンジャパンが「星見専用眼鏡」を発売
サイトロンジャパンが星見専用眼鏡「Stellar Glasses」を5/10に発売した。
人間の眼は暗くなるとカメラの絞りに当たる光彩が広がり(F値が小さくなり)より多くの光を瞳孔(網膜)に取り入れようとする。
そうすると被写界深度が浅くなって目の焦点が合う範囲(奥行)が狭くなるとともに周辺では各種収差が大きくなって(カメラで言うところの画質)が低下する。
この「Stellar Glasses」は原理は公開されていないが、暗い夜空相手でも目のピントを合わせやすくなっているものと推測される。
販売は直販店及び天体望遠鏡専門店のみで、実売価格は税込みで9,900円程度となっている。
「ポンブルックス彗星」が増光?
70年ぶりに太陽に近づきつつある「ポンブルックス彗星(P12)」が一昨日の4/4に急に明るくなったという報告があったらしい。
これまでの5等級前後から4等級程度に明るくなったとのこと。
今日の札幌は天気が好いので撮影にチャレンジしてみようかな?
