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「予想外?」馬鹿言っちゃいけないよ(笑)

今日のNHKスペシャルはアイソン彗星に関する内容。
予定ではISSから4Kカメラで撮影したアイソン彗星を生中継で放送すると言う内容だった。
ところが先日の近日点通過直前に崩壊したと見られ、現在は残骸が軌道を進んでいると思われている。
そのため放送内容が変更されISSから生中継されたのは軌道上から観た地球の様子と極上空に現れたオーロラ等だった。
それらの内容は良くまとまっていて観ていて面白い番組だった。

ところが番組の冒頭で女性アナウンサーのナレーションで内容を紹介していたが、その際にアイソン彗星の崩壊を
「予想外の事態が発生しました」
と言っていた。
馬鹿言っちゃいけないよ、実は崩壊は予想外でも何でもなく、研究者の大半が崩壊の可能性が高いと予想していた。
「予想外」と思っているのはまともに事前の情報を得ていないか、自分が彗星を観たいがために悪い予想から目をそらしているかのどちらかの人だよ(笑)。
天下のNHKの放送原稿を書く人がそんな人だったとはねぇ、、、
ここは
「悪い予想が当たってしまいました」
とか言うべきだったと思うよ。

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アイソン彗星は消滅したらしい・・・

日本時間今日未明の近日点通過前に核が崩壊したと思われるアイソン彗星はその後の衛星による観測で見えなくなっていると報道されている。
近日点通過直後はNASAの太陽観測衛星でその姿が捉えられていたが、数時間後には見えなくなってしまったとのこと。
崩壊した核が近日点通過で太陽の熱により揮発成分の大部分を放出してしまって細かい塵や残骸になってしまい、太陽光を反射する部分が減少して結果的に大口径の望遠鏡でしか観測出来なくなってしまったと思われる。
肉眼でも観測可能になるかもしれないと言われていたが、その可能性は無くなってしまった。
12/4にはNHKスペシャルでISSから4Kカメラで撮影したアイソン彗星の姿を放映する予定だったが、こうなっては事前に撮影した映像しか流せなくなったかな?
またコンビニでは「アイソン彗星観測パック(380円)」なる商品が売られていたが、こうなっては売れないだろうな。
もっと大掛かりなのはJALが企画した
「チャーター機に乗って!アイソン彗星を空から眺めよう!」(http://www.jal.co.jp/domtour/ison/)
というツアーで、既に満席となっている。
実施可否の最終判断は12/3に行う予定で、彗星の崩壊や蒸発で観測不可能となった場合はツアー中止となり、その場合キャンセルフィーは発生しないとのこと。
このツアーも中止なんだろうな、やっぱり。

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アイソン彗星が消滅?

今世紀最大級の彗星として注目されていたアイソン彗星は日本時間の今日未明に近日点を通過し、太陽から離れる段階に入った。
NASAの発表では彗星の核が近日点通過前に崩壊していて、近日点通過後のアイソン彗星を確認できないとのことだ。
近日点通過で残りも融けてしまって崩壊している可能性がある。

http://spaceweather.com/
http://198.118.248.97/hotshots/index.html/
にあるSOHO衛星が捉えたアイソン彗星の連続画像では太陽(の裏側の近日点)に向かうアイソン彗星と太陽の裏側から出てくる残骸と思われるものが写っている。
写ってはいるものの近日点通過前に比べるとかなり暗くなっているので肉眼で観測できるかどうかは微妙かなぁ?
夜空に伸びる彗星の尾を見られると思っていたけどちょっと無理そうなので残念だ。

各地の天文台やSOHO衛星の運用をしているNASAでは
「アイソン彗星は?」
「たぶん、融けて蒸発してしまったのでは・・・」
なんて会話がなされていたりしてね(笑)

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「こうのとり」4号機(HTV4)の打ち上げは予定通り

8/4の早朝(4時48分)に種子島宇宙センターからH2Bロケットによる打ち上げが予定されている「こうのとり」4号機(HTV4)は予定通りに打ち上げることで組み立てが完了した。
後は当日の天候等に問題が無ければ予定通りに打ち上げられ国際宇宙ステーション(ISS)に向かうことになる。
今回のフライトの貨物には天体撮影用に特別に造られた4Kカメラ(画面の解像度がフルHDの4倍)が搭載され、ISSから野口飛行士の手で今年11月に太陽に接近する「アイソン彗星」の撮影に使われることになっている。
天体観測の妨げになる雲や大気の無い軌道上から撮影される彗星の映像がどんなものになるか今から楽しみだ。

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