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5/17に水星が東方最大離角

日没後の西の空の低いところに見えている水星が5/17に東方最大離角となる。
太陽から最も離れるので見やすくなるが、角度としてはそれほどでも無いので金星に比べると見難い。
それでも条件としては悪くないので今夕辺りから観察してみるかな?

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5/26は”皆既月食”

今月の26日に日本全国で皆既月食が観られる(かもしれない、天候次第)。
日本で皆既月食が観られるのはおよそ3年ぶり。
今回の月食は18時45.0分と早くから始まり、皆既食が始まるのは20時11.5分、皆既食の終わりは20時26.0分で僅か15分弱しかない。
食の終了は21時52.4分で、トータルでは3時間少々の天体ショーとなる。
食の始まりが早いので、札幌ではまだ月が昇ってきておらず、また空に明るさが残っているので青っぽい空に欠けた月が昇ってくる様子が観られる筈。
また当日は今年の満月の中では月が地球に最も近く大きく見える”スーパームーン”と同時起きるちょっと珍しいパターン(直近では2015年9月28日だったけど日本では見えず)で、次回は2033年10月8日としばらく先なので今回は観測の良いチャンス。
私も当日は早めに帰宅して観る(撮る)準備をしないとな。

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火星と月が今夜接近

今日(4/17)の日没後から深夜にかけて西の空で月と火星が接近する。
時間の経過とともに月は東に移動して行き、22時半頃には最も接近することになる。
この時の間隔は1度未満で月の見かけの直径の2倍弱。
是非ともカメラに収めたいところだけど、今夜はあいにくの雨で見ることは出来なさそうだorz

次回の接近は5/16。

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観測史上最遠の2重クエーサーが発見された

ハッブル宇宙望遠鏡(HST)を用いた観測で100億光年先の2重クエーサーが発見されたと報道された。
2重クエーサーはこれまで100個以上見つかっているが、それらは偶然に発見されたもので、今回のはスローン・デジタル・スカイサーベイ(SDSS)と、ヨーロッパ宇宙機関の位置天文衛星「ガイア」の観測データを用いて選び出した候補天体をHSTで観測するという謂わば”狙い撃ち”観測で発見したとのこと。
100億年前には銀河の合体が盛んにあったと考えられているので、今回の発見はその研究に役立つとされている。

それにしても100億光年先の僅か1万光年しか離れていない2天体を分離観測できるってのは凄いねえ・・・

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水星と土星が接近中

日の出前の東の空で水星が間もなく西方最大離角となる(3/6)。
そちらの空には土星と木星も見えており、土星と水星は一昨日(2/23)に最も接近し、3/5には木星に大接近(角度にして0.5度以下)する。
今朝は比較的天気が良かったので早起きすれば見れたかな?

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明けの明星

今の時期は金星が太陽の西にあって日の出前の東の空に「明けの明星」として見えている。
今朝は前の記事に書いたように初日の出を撮りに出たら南東の明るくなりかけた空に一つだけ星が見えた。

初日の出前に見えていた「明けの明星」


普段は日の出前に外に出ることはあまりないので、「明けの明星」を見たのは久しぶりだったなぁ。

また、月は満月を過ぎたばかりなので、西北西の空に丸い姿を見せていた。

初日の出直後の西北西の空に浮かんでいた月。

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タイタンも写っていた

先日の木星と土星の大接近時に撮った写真の中には木星のガリレオ衛星が写っていたが、土星の衛星「タイタン」もかすかに写っていた。
写っていたのはこのブログに載せた写真ではなく、露出時間を長くして撮った写真で、バックが少し明るくなった中によく見るとかすかに写っている小さな点が見えた。
土星を撮ることがあまり無いこともあって「タイタン」も撮ったことが無かったので初めて撮ったことになるな。

「タイタン」というと鉄郎がトチローの戦士の銃を貰った星だし、「ゆきかぜ」が見つかった星でもあるなぁ、、、

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木星と土星が大接近

太陽系で最も大きい惑星である木星と2番目に大きい土星が日没後の南西の空で大接近している。
最も近づいて見えるのは今夕から明日にかけてだけど、最も近づく頃は日本では見られない。
最接近時には角度にして0.1度ほど(月の見かけの直径の1/5ほど)なので、100倍から200倍程度の倍率の望遠鏡でも同一視野におさめられるほどだ。
札幌でも昨日(12/20)の夕方以降は空が晴れたので16時半過ぎ頃にカメラを出して南西の空に向けたところ、低いところに木星が光っているのを撮ることが出来た。

南西の空で並ぶ木星と土星(画面中央下)。


上は山の稜線の上に浮かぶ木星と土星(35mm換算で112mmで撮影)。
肉眼では木星しか見えなかったけど、カメラのファインダーでは別れて見えたし、ズームアップするとガリレオ衛星も見えた。

300mm(35mm換算480mm相当)で撮った木星と土星。


上は480㎜相当で撮った両惑星で、中心部分をトリミングしたもの。
木星の左にはガリレオ衛星が4つ並んでいるのも写っている。
木星に近い順から
・エウロパ
・イオ
・ガニメデ
・カリスト
と並んでいる。
土星の両側が膨らんで見えるのは”輪”かと。

300mm(35mm換算で480mm相当)で撮影した月。


上は2枚目と同じ画角で撮影してトリミングした月で、比較するとこの月の直径の中に両方の惑星が入ってしまうのが判ると思う。

両惑星がこれだけ接近するのは実に397年ぶり。
次回は60年後になる予定で私が生きている間には観れないと思われるので、昨夕晴れてくれたのはとても嬉しかったな。

今夜は雲が多くて星は見えないので、昨日がラストチャンスとなったかも?

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カプセル内に”大量”のサンプルが入っていた!

JAXAの小惑星探査機「はやぶさ2」のカプセル内に大量の粒子が入っている様子が公表された。
公表された写真を見ると、肉眼でも形がはっきりわかる大きさ(数mm程度)の”粒子”状のサンプルが入っている。
採取量の目標は0.1gだったが、それを上回る量があると思われる。
色は(写真では茶色っぽく見えるが)担当者曰く”真っ黒”だそうで、リュウグウの光の反射率が低いのを裏付ける形となった。
今回公表されたのはカプセル内の”A室”だけで、他に2回目の着陸で採取した”地下のサンプル”を収めた”B室”もあり、こちらは年明けに開封の予定とのこと。

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